2 .勝負の行方
ブックマークしてくださった方ありがとうございます。今回は勝負の行方です!
うぉぉぉぉぉ!!
観客席が非常に湧いている。
お貴族様、そんなはしゃいでいいんですかね?実は失態とかになってないですよね?
ただ、大っ嫌いなこいつの肩に全力でかかと落とししただけですが。とそこで人の気配がしました。
「あの、サリーありがと。」
顔を上げるとにっこり笑ったお嬢様が目の前におられました。
天使、でしょうか!?それとも女神、でしょうか!?
あまりの眩しさと尊さに思わず、足元がふらっとなってしまいましたがここは公衆の目があります。サリー、しっかりするのですよ!お嬢様の顔に泥を塗ることは出来ません!ふんっ、と気合いで、立った状態をキープすることに成功しました。よく頑張った私!
「いえ、この程度のこと造作もありません。お嬢様が無事で良かったです。」
その後に丁寧に礼をいたします。ぴったり四十五度です。色々反省点はございますが、それは貴族ども、いえ貴族様方が去った後で良いでしょう。
それにしても、うっ、お嬢様…お可愛らしい。
でも、手放しに喜べないのは…お嬢様が少しだけ苦しそうな顔をしてたから。
とそこで、忘れていたあいつを思い出した。あ、伸びてる。
私がそれに気づくのとロータルが終わりを告げるのはほぼ同時だった。
「そこまで!!この契約勝負はオルレ嬢、並びにメイドのサリー殿の勝利とする!」
パチパチパチパチパチ…
貴族の皆様が大きな拍手をして、チップというか…お金を投げて帰っていく。これ、見世物じゃないですよ?
地味に釈然としないが私は貰えるものは基本なんでも貰う主義…ゴミ以外ならば。お金なら大歓迎です。ということでお金を拾い取り敢えず手持ちの袋に入れました。袋は常備しないとですから。
そして、貴族様方が全員帰っていき、訓練場に自分とオルレお嬢様、クリスタ、ロータル元師匠、伸びたリエジーしかいないことを確認するとお嬢様の元へと走って向かいます。
「お嬢様、とてもようございました!このメイドサリー、一生かけてお仕えいたします!」
「あなたのその気持ちは嬉しいけど後悔しないかしら。あと、さっきは本当にありがとう。助かったわ。それに、少し戦って腹の立つ気持ちもスッキリした。作戦も順調に行きよかったですわ。」
「後悔など絶対に致しませんとも。それにしても、リエジー様はどのような手に出るでしょうか…それは心配ですし、それに…」
「サリー?」
私が言葉を切るとお嬢様が首を傾げられる。
「申し訳ございません。私があいつをボコボコにしてしまいました!そのもう少し手加減するべきだったと…」
私がそういうと、お嬢様が私の手を握られました。そして、美しい輝く笑顔でおっしゃられます。
「わたくし、サリーのことを信じておりますわ!ボコボコリエジー計画も上手くいくと、あいつをボッコボコのメッタメタにできると信じております!!その時にまた彼には個別に怒りますわ!ですから大丈夫です。サリーが助けてくれないと死んでたかもしれないから。ありがとう!」
っ!
「なんて健気な…ご期待に添えるよう尽力いたしますわ!ともにリエジー様をボコボコに致しましょう!」
「ええ!」
お嬢様はハンカチを取り出し私の感動の涙を拭ってくださりました。そして、私はオルレお嬢様とがっしりと握手を交わしたのです!
・一方、その頃クリスタとロータルは
「…すみません。俺の耳、おかしくない、ですよね?ボコボコとかメタメタとか、どうしてその後に続く言葉が健気となっているんでしょうか?サリー殿はどうしてあの言葉で涙を流していたのですか?ロータル様、俺の耳正常ですよね?」
「うむ。わしもそう聞こえるが保証はないの〜歳かもしれぬな。だが、あの二人の性格上おそらく…おぬしの耳は正常であろうな。人によって価値観は異なるものじゃから。」
「ですよね。心に響きます。」
二人は心底似ていると再確認したクリスタであった。それと同時に手加減して気絶なら手加減しなければどうなってしまうのか、それに思いいたり真っ青になるのであった。心底胃薬が欲しいと願う今日この頃…
読んでくださりありがとうございました。ブクマ、評価をしてくださると作者は泣くほど喜びます。次回はボコボコリエジー大作戦決行です!ぜひお楽しみに!




