3話 ――落ちこぼれの朝――
第3話目!長いけどよかったら最後まで読んでいってね!
――翌日。
カーテンの隙間から光が差し込む。
私はおもむろに起き上がって身体をぐっと伸ばす。
寮は設備が色々充実していた。
ベッドから出て用意されてあった制服を身につける。白色を基調としているデザインでここは白色が本当に多いと思った。
しかし、スカートというのはあまり嬉しくない。昔からズボンしか履いていない私からすればスースーする違和感もあり、恥ずかしい。
身支度を済ませて寮を出る。カードは虚空に放り投げて保管でもしておこう。持ち歩くのは落としそうで怖い。
せっかくだからシルヴィでも誘っていこうかな。
コンコンコンとドアをノックする。
.......
.......
足音も聞こえない。防音なのか、気づかないだけか。
もう一度ドアをノックする
「シーちゃーん?私だよーよかったら一緒教室いかなーい?」
長い間が廊下を支配する。
別に約束をしたわけでもなく勝手に押しかけてるようなものだし。普通に考えて身勝手で迷惑だったと反省し踵を返そうろつする。
すると、ドアが勢いよく開く。
「ご、ごめんなさい!」
私は振り返る
「いやいやいやこっちこそごめんね。何も言わず勝手に押しかけちゃったから....」
「いえ、そんな....私は嬉しいです。ミィさんと一緒にいれることが。小さい頃から友達がいなかったのでこういうの新鮮で。」
友達。シルヴィは私を友達と認めてくれたんだ。嬉しさで広角が上がる。
「そっか。そう言ってくれるとありがたいね。」
シルヴィの服装を改めて見る。
寝相が悪いのか普段からか、服装が相当荒れている。
「ねぇ、シーちゃん?早く着替えたほうがいいんじゃないかな?」
シルヴィは疑問そうに私を見つめる。こちらの視線を追って彼女は自分の格好を見た。
彼女はポンっと音が鳴るように赤面した。
「ご、ごめんなさい!」
気づかなかったのだろうか。そりゃ気づいていたらあの反応はないだろうけども。
待っているとドアが開いた。
美しい銀髪が朝日に照らされ制服に身を包んだ彼女は貴族のように綺麗だった。
「すっごい似合ってるね。貴族みたい。」
「あ、ありがとうございます...でもそんな貴族だなんて....」
一瞬、少し落ち込んだような素振りを見せた。
「どうかしたの?」
「....特になにもありません...」
「そっか。」
深くは追求しない方が気は楽なのだろうか。それとも聞いた方がいいのか。
特に大したネタも無く適当に話をしながらEランクへの教室へつく。朝早くか、人は少ない。最底辺のランクだからもっとこう荒れているのかと思った。だけど思いの他、教室内は綺麗だった。
「......綺麗ですね。」
シルヴィがそう呟いた。
「だね。」
設備がかなり充実していてそこまで不遇なのかは分からない。人の性格によるのだろうか。
番号で指定された席へつく。生憎シルヴィとは席が離れてしまった。近くには話せる人はいない。
それは他の人も同じように気まずくしている。
すると何やら廊下がざわめきに包まれる。気になったので私も見てみようと立ち上がろうとしたその時
男が勢いよく扉が開かれ、扉にヒビが入った。そんなこともお構い無しに怒鳴り声を上げた。
「おい昨日の女ぁ!!」
昨日の報復だろうか。取り敢えずいつでも反撃ができるように身構える。
「何?」
「ああ?何じゃねぇよ!昨日邪魔しあがったことを忘れたとは言わせねぇぞ!Cランクの俺をコケにたこと、後悔させてやる!」
「それは自業自――」
「黙れ!」
言葉を遮って怒りのまま魔法が構築される。
「凍結光――」
構築されている魔法陣を見つめ、即座に読み取って発動途中の魔法を遮断する。
キィィィン!とガラスが割れるような音が鳴り響き魔法陣が虚空へ霧散した。
いろいろ喋っていた外野も話を止め、空気は静寂に包まれた。
男は唖然と自身の手を見つめていた。そして私の方を向いて言った。
「.....は?....お、おい女!お前か?!お前のせいか!」
「そうだけど。こうやって破壊されるのは初めて?」
意味が分からないと言ったような表情で私を見つめる。
現代じゃ魔法回路を強制的に遮断させることは無いのだろうか。シルヴィ含め、周囲もぽかんとしている。
「お前....マジで昨日からなんなんだよ....!」
「それは置いておいて、まだやるつもり?」
「.....クソが。」
男は踵を返したと思った瞬間、座っているシルヴィを引っ張って拘束した。彼女の指にある碧いアーティファクトを奪って首元に氷の棘を突き立てた。
「こいつがどうなってもいいのか!?嫌なら今すぐお前が謝れ!」
私は男の背後から肩を掴む。
「ひっ....」
人質をしていた男はなんとも情けない声を上げた。怯んだその隙にシルヴィを素早く助ける。
「あ、ありがとうございます...!」
「いいよ。それより怪我がなさそうでよかった。」
男をへ振り向き、腹部を蹴り飛ばして壁へ激突させる。
「がはっ...!」
うずくまる男へ歩み寄る。
「ま、待ってくれ....!俺が悪かった!アーティファクトも返す!あの銀髪にも謝る!」
男はアーティファクトを投げつけ、私は歩きながらキャッチする。
こういう類は本当に痛い目を見ないと反省しない奴だ。さっきも人質を取ろうとした。信用の「し」の字もない。それに、友達が危険に晒されてかなり苛ついている。
「あ、あのミィさん!」
振りかざそうとすた拳が止まる。一体なんだろう。
腕を下ろしてシルヴィへ振り返る。
「どうしたの?」
「その...えっと....そこまではしなくて大丈夫です.....気持ちは十分嬉しいですから....」
「ほ、ほら!あいつが大丈夫って言ってるだろ!?な?」
お前のセリフではないだろ。そう思ったものの実際に本人がいいって言ってる以上しゃしゃり出るわけにはいかない。
「.....分かった。」
私は大人しく身を引く。
すると男は目もくれず必死に逃げ去っていった。
事が済んだ外野は飽きたようにその場から次々と離れていった。だけどざわめきは収まらなかった。
「ミィさん...昨日からずっと助けて頂いて本当にありがとうございます...」
「お礼なんか要らないよ。友達だからね。困ったらまたなんか言ってよ。」
シルヴィは申し訳なさそうに頷いた。
「あの....よかったら時間があるときでいいので私を鍛えてくれませんか....?」
人に頼るのがやっぱ苦手なのだろうか。でも、友達が強くなることは楽しみである。
「うん!いいよ!」
私は快く返事をする。
彼女は安心したのか顔が柔らかくなった。
そこへ、扉から大柄な男が入ってきた。
「全員席へつけ。」
皆は気圧されたようにそそくさと席へつく。行動が遅れて怒られたくないので私も席に座る。
教室を見渡し、男は口を開いた。
「俺はガルフ・ハインド。お前らの担任だ。」
ガルフが怖いのか皆は物音を立てないように固まっている。
ガルフは話を続けた。
「お前らの知っている通りここはEランクだ。簡単に言えば墓場と同義だ。」
教室が凍った。
話を作るのは難しい....これから上達していけるようにがんばります!火火
L ^ 」
今日でた技!
凍結光線
進展が遅いかな?未熟者でごめんなさいm(_ _;)m




