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異世界は夢  作者: 由紀
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はいはい、田中雅美でーす。

マジシャンが一切起きないので私は先に進みます。


「そういえば、棒が消えないなあ。」


てっきり消えて無くなる物だと思った。

心器ってその人専用武器的なものなんだったら、もうこの棒は誰も使えない事になる。


「…あら不思議。」


すると、マジシャンの棒は彼ではなく、私の手元に現れた。

マジシャンの最期の魔法は永遠に続くというのだろうか?


「…使わせて頂きます。」


この町には用は無いから、私は進むしか道は無い。

ファンタジーの世界といえども、なろう系じゃないから、私が無双するなんてことはまあ起きない。

私に限って都合よくは無い。

…ほんと何で異世界に飛ばされたんだろう。


「やっべ。次の街まで遠いじゃん…」


弱音なんて吐けないから、二日間一睡もせずに到着してやりましたよ。

疲れた。

なんでこんなに苦労しないとアカンのや…

まあしかし、この街はとても広い。

さあ、どういう街なのか聞き込みだー!


はい、一部の人から冷たい目で見られましたが、現実と変わらんし気にしない!

あ、今は此処が現実かあ…

この街には図書館があって、そこに行ったら本が自ら来てくれるらしい。

は?

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