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ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
9/68

APRILO 2017, Ⅰ


季節の句と無季雑句




◇APRILO 2017



    Diversajxoj 




 マカロニを

 ゆでながら泣く

 四月かな 



 微睡(まどろみ)

 甘さたのしむ

 春の午後 



 ハンカチの小皺

 気になる

 四月かな 



 残雪の

 ちぢみぐあひに

 胸のすく 



 音あはせ

 ふとなまけたる

 日永(ひなが)かな 



 抽斗(ひきだし)

 あければ

 むかしの春のまま 



 春雷で

 (おも)ひだすひと

 ある夜かな 



 砂時計

 さかさにすれど

 春すすむ 



 万太郎句碑

 こっそりすわる

 春やしろ 



 春雷や

 未来おそれし

 こともあり 



 鎮魂歌きく

 このひとつぶの

 幸のとき 



 春容の

 そろへば

 甘い空虚かな 



 春時雨

 こつぶな愛の

 いとぼしき



 ひとり()

 仄かに

 こころ惑ひして  



 おもかげの

 なつかしさ増す

 春時雨 



 貝殻の

 ひとつに 春の

 たどりつき 



 濱砂(はますな)

 なでてはすぎぬ

 春驟雨(はるしうう) 



 花時や

 あくびのできる

 身分なり 



 もくじきの

 佛をまねて

 月ゑみぬ 



 爛酔をすれば

 故郷の

 うたとなり 



 どぶろくの

 あぶくのはぜて

 故郷(さと)のゆめ



 祖父の歯を

 骨箱に入れし

 春もあり



 あたたかき

 一日(ひとひ)の裏の

 空虚かな 



 魔ばかりの

 世がいやでなし

 春の宵 



 まちかねて

 呼ぶ声さらふ

 春の風 







        ( つづく ) 

 



  




 


 


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