APRILO 2017, Ⅰ
季節の句と無季雑句
◇APRILO 2017
Diversajxoj
マカロニを
ゆでながら泣く
四月かな
微睡の
甘さたのしむ
春の午後
ハンカチの小皺
気になる
四月かな
残雪の
ちぢみぐあひに
胸のすく
音あはせ
ふとなまけたる
日永かな
抽斗を
あければ
むかしの春のまま
春雷で
憶ひだすひと
ある夜かな
砂時計
さかさにすれど
春すすむ
万太郎句碑
こっそりすわる
春やしろ
春雷や
未来おそれし
こともあり
鎮魂歌きく
このひとつぶの
幸のとき
春容の
そろへば
甘い空虚かな
春時雨
こつぶな愛の
いとぼしき
ひとり臥す
仄かに
こころ惑ひして
おもかげの
なつかしさ増す
春時雨
貝殻の
ひとつに 春の
たどりつき
濱砂を
なでてはすぎぬ
春驟雨
花時や
あくびのできる
身分なり
もくじきの
佛をまねて
月ゑみぬ
爛酔をすれば
故郷の
うたとなり
どぶろくの
あぶくのはぜて
故郷のゆめ
祖父の歯を
骨箱に入れし
春もあり
あたたかき
一日の裏の
空虚かな
魔ばかりの
世がいやでなし
春の宵
まちかねて
呼ぶ声さらふ
春の風
( つづく )
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