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ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
10/68

APRILO 2017, Ⅱ

性愛の句




     Seksajxo kaj amo




 少年の

 優雅な義務の

 あとぬぐふ 




 餌食(ゑじき)たること誇りて

 若き裸かな 




 花きざすころ

 扉の奥に

 恋ひこがれ 




 香をはなつ

 華しづかなり

 (ころも)ぬぐ 




 くちびるを

 もとめてやまず

 金魚舞ふ 




 ひとりいぢる

 綸子(りんず)織りゆく

 ときのごと 




 愚か者いとふ愚かさ

 春の宵 




 金襴(きんらん)の官能を

 少年もてあまし 




 未熟なる

 愛ささやいて

 瑠璃繁縷(るりはこべ) 




 春()けて

 星をうらぎる

 恋始む 




 (かた)結び

 (てふ)結びほどく

 娯楽かな 




 想ひては

 まよひ()ながし

 花の雨 




 華生けるごと

 くみたてる

 官能 




 わざおぎの

 (ぬめ)(まと)ひたる

 ()をひらく 




 声だせば

 とけゆく闇よ

 紫木蓮(しもくれん)




 応じさせる

 たのしさにわらひ

 春闌けぬ 




 をんなどうし

 貝器(ばいき)

 くみたてゆける夜 




 霧雨に

 憎悪と裸

 さらしをり 




 吐息(といき)ひとつふたつ

 揺れつつちらす

 夢桜(ゆめざくら) 




 うるみゆくもの

 もてあます夜

 花蘇芳(はなずはう) 




 刺青(しせい)もつ

 少年果てぬ

 八重桜 






          ( つづく )






 

・貝器=貝で作る細工物。


Mi rifuzas kopiadon kaj utiligon sen mia permeso.




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