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APRILO 2017, Ⅱ
性愛の句
Seksajxo kaj amo
少年の
優雅な義務の
あとぬぐふ
餌食たること誇りて
若き裸かな
花きざすころ
扉の奥に
恋ひこがれ
香をはなつ
華しづかなり
衣ぬぐ
くちびるを
もとめてやまず
金魚舞ふ
ひとりいぢる
綸子織りゆく
ときのごと
愚か者いとふ愚かさ
春の宵
金襴の官能を
少年もてあまし
未熟なる
愛ささやいて
瑠璃繁縷
春闌けて
星をうらぎる
恋始む
緊結び
蝶結びほどく
娯楽かな
想ひては
まよひ路ながし
花の雨
華生けるごと
くみたてる
官能
わざおぎの
絖纏ひたる
扉をひらく
声だせば
とけゆく闇よ
紫木蓮
応じさせる
愉しさにわらひ
春闌けぬ
をんなどうし
貝器
くみたてゆける夜
霧雨に
憎悪と裸
さらしをり
吐息ひとつふたつ
揺れつつちらす
夢桜
うるみゆくもの
もてあます夜
花蘇芳
刺青もつ
少年果てぬ
八重桜
( つづく )
・貝器=貝で作る細工物。
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