表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
44/68

俳句集:思ひ出革命 Ⅳ 



□思い出革命 承前 





 あやめ咲く

 とつくにびとの画帖にも 





 小函から逃げしものあり

 夏立ちぬ 





 ほととぎす

 同じき夢をみてさめぬ 





 *  *  * 





 唐糸草(からいとさう)

 あめちかづけば揺れそろふ 





 あじさいは知らずともよし

 雲のはて 





 深々とねむる父あり

 川鵜なく 





 *  *  * 





 京鹿子

 けがれもつ身も夢とあり 





 なみだ出ぬかなしさがあり

 葵咲く 





 雨蛙

 思案して聴くはやり歌 





 *  *  * 





 佛壇の隅まできよし

 梅雨籠(つゆこもり) 





 蟻地獄

 ときの外なる穴で待つ 





 青桐や

 まよひしころの懐かしさ 





 *  *  * 





 (らい)をきく

 白日夢なる座敷にて 





 山へゆくバスおりて泣く

 蓼の雨 





 迂回路のはては何町(なにちやう)

 つゆぐもり 





 *  *  * 





 懐かしく吹くオカリナや

 梅雨寒し 





 蟹ひとり

 黄昏橋(たそがれはし)をわたりゆく 





 晴れをまつしづかなる夏

 すみだ河 





 *  *  * 





 蝸牛

 ゆめに酔いたる(あした)かな 






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ