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ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
43/68

俳句集:思ひ出革命 Ⅲ



□思い出革命 承前





 夏燕

 なみだ(ぞら)にもまるを()く 





 海猫や

 群れるふりした一羽あり 





 ほととぎす

 小川どうしの合ふところ 





 *  *  * 





 夏燕

 ふるき望みをおもひけり 





 下闇や

 不動明王まるくあり 





 蟹ひとり

 川をのぼりて幾年か 





 *  *  * 





 青葉風

 祖先の地にてわらひけり 





 風鈴や

 読まず手紙を捨てにけり 





 大雨も小雨もうけて

 柿青葉 





 *  *  * 





 片恋をしりて咲きそむ

 美人草 





 深山(みやま)なる青葉の里の

 ショパンかな 





 そつと立つ虹みつめたる

 童かな 





 *  *  * 





 初恋をしりて

 雛罌粟まどふたり 





 ふれることあたはぬたがひ

 卯波たつ 





 廃船を光のすぎて

 夏立ちぬ 





 *  *  * 





 片陰(かたかげ)をこのむ鳥あり

 われもまた 





 人相見なにもかたらず

 蚯蚓()づ 





 しるひとのなきふるさとや

 揚羽蝶 





 *  *  * 





 母となるかくごの友に

 夏の風 





            了 








 


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