第五十八話「夢の狭間で」
『これはまた、面白い霊術を使ってきたな』
タウロスは姿形が自分と全く同じ偽タウロスを見る。
それが幻術による自身のコピーだとタウロスはすぐに見当がついたが、目の前にいる偽タウロスから感じられる気配、殺気すらも全く自分と同じであることに戸惑いを感じていた。
タウロスが知っている霊術の中には姿形を似せる幻術系の霊術は確かにある。
だが、二人が使った『夢幻幻術』という霊術がタウロスと同等以上の力を持ち、存在感までを再現する霊術―――完全なる複製と言っても差し支えない程だとはタウロスは知らない。戀国を『霊術大国』とまで言わしめる要因となった天ヶ咲家。そしてタウロスの主であり現当主の隆二ですら、そんな霊術は作れない。
作れたとしても本体には数倍ほど劣る劣化版が限界である。
未知の霊術を目の前にしてタウロスは直感的に感じていた。これは危険だと。
◇
手を握ったままユエラを抱きしめる様に優しく受け止め、上手く霊術が発動したことを確認していると、隣でユエラの身体がぐらつくのが見えた。
「大丈夫? ユエラ」
「うん、平気。でも、ちょっとだけ欲しいかな」
そう言って目を瞑ると、ユエラの両耳の紺色のイヤリングが光り出す。それに呼応するように僕の首に掛かっているネックレスの銀色のアクセサリーも光り出す。
契約の石という、お互いを強く繋ぐための石から出来た特殊なアクセサリー。
僕の霊心を疑似的に創りだした霊殻で覆い、黎明力を霊力に変換。そして対を成す相手と繋がっているので、霊力の供給はもちろん、さっきのようにお互いの考えている事がわかることもある。
今ユエラはその機能を利用して僕の霊力―――もとい黎明力を吸い取っているのだ。
荒かった息が次第に落ち着いて行き、肌の傷や服が綺麗になっていく。
「ん・・・ありがとう。もう大丈夫」
手を放して元気になったユエラと前を見る。
『ただの模倣・・・ではなさそうだな』
「確かめてみれば?」
『・・・・・・』
「・・・・・・」
ほんの一瞬の沈黙の後、視界からタウロスの姿が消え、
―――ガキィィンッ
『ッ・・・!』
少し離れた所で金属同士がぶつかる甲高い音が聞こえ、タウロスが息を呑むのがわかった。
疾駆の上位技である瞬動で僕たちの横手に回り込もうとしたタウロスに、僕たちが創りあげた偽タウロスが全く同じタイミングで瞬動を使って止めたのだ。金属音は二体のタウロスが持つバトルアックス同士がぶつかった音だった。
『クゥッ』
今度はフェイントと攻撃をいれながらどうにかして偽タウロスを抜こうとするが、そのどれもに偽タウロスは的確な対処をする。
まるでタウロスの取ろうとしている行動がわかっているかのように。
当然だ。
霊術で創り出した幻術と言っても、そんじゃそこらの幻術とはわけが違う。今この場には、黄道十二神霊が一つ、迷界の金雄牛が二体いると言っても過言ではないのだから。
そして僕たちの目的は、タウロスに渾身の一撃を出させること。
この戦闘は僕とユエラの実力を測るためのテストのようなもの。いくら力をセーブしているからといっても黄道十二神霊の一体が本気で攻撃すれば、僕たちなんかはひとたまりもない。だが、本気を出さないといけない状況になったとすれば、どうだろうか。
目には目を、歯には歯を、のように。黄道十二神霊には黄道十二神霊を。
「行くよ、ユエラ」
「うん」
頷いたユエラの背中で小さくなっていた片翼の炎が大きく燃え上がる。
僕の背中では粉々に砕けていた氷の翼が六枚とも再生する。
視線を二体のタウロスに向け、二人同時に腕を水平に薙ぐと同時に、『夢幻幻術』で創りあげた偽タウロスはまるでそれが来るとわかっているかのようにその場から放れ、若干黒色の交じった炎と、同じく黒色の交じった氷の柱がタウロスを襲う。
その隙を見逃さず偽タウロスが霊術を発動。地面から先端の尖った石がタウロスに向かって突き出す。
「これで決めるよ、桜華」
「タウロス!」
僕は二体のタウロスに呼びかけ、タウロス達を中心に僕とユエラの位置が直角になる所まで移動する。
ユエラは背中から生やす炎の翼を全開にまで広げ、腰を落として構えている。
偽タウロスはバトルアックスを天に向かって掲げていた。そのバトルアックスには、僕とユエラが施した氷獄の氷が纏わりつき、炎獄の炎が包み込んでいる。
霊術から抜け出したタウロスは僕たちが決めに来ている事を悟ったのか、バトルアックスを地面に突き刺し、偽タウロスに向かって腰を落とし、右手を後ろに引いてストレートパンチの構えを取った。
その動作にこの場にいる皆が驚くが、僕だけは別の感情が湧いていた。
万能型のタウロスが誇るsimple is the best が真骨頂の、霊術と体術を併用した必殺技―――『破砕撃』
動作は単純明快。ただ殴るだけ。
霊力を纏わせた拳でパンチし、ヒットの寸前で強力な衝撃波を放つ霊術を発動し、衝撃波と共に相手を殴る技。シングルアクションが故に拳に溜める霊力は数秒で限界まで溜めることが出来る。
大規模な霊術陣を必要としないため、同じ黄道十二神霊の中でも上位に食い込む程の最速である。
『『おおおぉぉぉぉぉぉおおおぉぉっ!!』』
二体のタウロスが同時に雄叫びを上げる。
首に掛けている銀色のネックレスを握って引き千切る。ネックレスが作りだしていた霊殻が消え、本来の霊力―――黎明力が溢れだす。
両手を広げてタウロスに向ける。
二体のタウロスの攻撃が衝突する瞬間、僕は霊術を発動した。
タウロスの拳に集まっていた霊力が消失―――否、霊力を吸収する。相手の自分の霊力へと強制的に書き換え、吸収する霊術。お父さんは可変干渉と呼んでいた。
『なっ・・・ぐぁぁっ?!』
突然自分の霊力が消失したことに驚くタウロスだが、偽タウロスの攻撃の直撃を受けて膝をついた。『破砕撃』の霊力だけでなく、タウロスが防御に使っていた霊力も吸収したので完全に無防備状態だった。
そしてタウロスが膝を付つくと同時に僕とユエラは走り出す。タウロスから吸収した霊力をユエラと供給し、お互いその身に氷獄の氷と炎獄の炎を纏って突進する。
「「地の底よりて 熱く刻め 凍てつき刻め 十字を刻めっ―――<サザン・クロス!>」」
炎と氷が同時にタウロスを襲う。
上から見れば炎と氷が尾を引き十字を刻んでいるであろう、霊術コンビネーション。その身体は氷に蝕まれ、炎に焼かれる。
『・・・・・・』
―――ズ・・・ドスゥン
自らの全力に匹敵する威力の攻撃を受け、とどめに自分の全力分の霊力が上乗せされた強力な攻撃を受けたタウロスはようやく、その身を地面へと横たえた。
◇
突然だけど『ソフトクリーム』なる物を御存じだろうか。
そう、主に牛乳などを主原料にして作られたアイスクリーム。その中でも、柔らかいソフトクリームをコーンカップに入れて直接齧り付くか舐めて食べる、アイスクリーム・コーンと同一視されることもあるあれである。
数多くのバリエーションが存在し、冷たく甘いそれは子供から大人まで、性別も年齢も関係なしに人気の高い氷菓の一つだ。
・・・何故僕がこんな話をするのかというと、
「い・ただ・きま~す」
今僕の目の前。現在進行形で、
「はぁむ」
そのソフトクリームを、
「・・・ん~、美味しい~♪」
満面の笑顔で頬張るユエラがいるからだった。
今僕たちがいるのは、療養の為に買った別荘の近くにある町、アクティナ―――ではなく、天ヶ咲家の本家がある戀国四大都市の一つ、マースティアにあるテーマパークに来ていた。
タウロスとの戦いが終わって数日。僕は以前、機嫌を損ねさせてしまったユエラの要求通りにデートに来ていた。デートといっても、いつもと何も変わらない。二人で出かけて、遊んで、食べて、楽しむ。
それだけのことなのだが、ユエラにはそれがとても嬉しいようだった。
ちなみにタウロスとの戦いはというと、結果的にいえばあの一撃―――『サザン・クロス』で倒れたものの、勝つことは出来なかった。
あの一撃を受けて倒れたタウロスは、直後に『フッカーツッ!』と雄叫びを上げて起き上がったのだ。
さすがにあれには驚いた。
驚きを通り越して『ハハ、さすが黄道十二神霊。バケモノダヨ』と呆れる程だった。
その後戦いを続けることはなく、タウロスからもお父さんからも合格の許しをもらった。今日はそのご褒美ということで一日フリーな日を貰ってユエラとデートに来たのだ。
隣にはバニラとチョコレートとヨーグルトとストロベリーが織り成すクリームを舐めるのではなく豪快に齧り付き、コーンまでも二口三口で平らげてしまうユエラ。
「あの、ユエラ? もうちょっと味わって食べよう?」
「だって美味しいんだもん。あ、もう一つくださ~い」
そういって屋台の人に同じソフトクリームを頼み、再び豪快に齧り付く。
不思議と意地汚さは感じず、その豪快な食べ方にも関わらずどこか優雅さのようなものを感じる。これがお姫様の気品というやつだろうか。
だけどこんな食べ方をしていたら口元か頬にクリームがつくかもしれな―――。
「て、あ~もう。さっそくついてるし」
「?」
何が? と小首を傾げるユエラの口元についているピンク色のクリームを指で掬い取り、もったいなかったから自分で食べる。
「○×▲@っ◆Д☆※■∑っっっ?!?」
途端にユエラは顔を真っ赤に染め、口をパクパクと動かす。そして恥ずかしさのあまりか、残りのソフトクリームを口に放り込み、コーンごと一口で食べてしまう。
「ほ、ほら! 次行くよ!」
「ちょっと待ってよ、ユエラ!」
顔を真っ赤にしたまま先に歩き出すユエラを追って僕も歩き出した。
◇
「はぁ~、はしゃぎ過ぎて疲れちゃったね」
「だね。でもそれ以上に楽しかった」
一日中遊び倒した僕たちは空が夕暮れ色に染まる中、観覧車に乗っていた。一周二十分近くもかかる大きな観覧車なので、ユエラに連れ回されてくたくたになった僕は椅子に深く腰掛けていた。
ユエラはというとあれだけはしゃいでいたにも関わらず疲れた様子はほとんど見えず、満足げな様子だった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
お互い何も話さず、窓の外に見える夕日を眺めていた。
気まずいわけではなかった。ただ、静かにこの時を味わいたいと思っただけで、それはユエラも同じみたいだった。
しばらくして、ユエラが口を開いた。
「・・・ねえ、桜華。以前私が迷いの森での夜に言った言葉、覚えてる?」
突然何を言い出すのかと思ったが、視線を外に向けたまま首を縦に振って答えた。
「うん。『誰かを護るための力が欲しい』でしょ? それがどうかしたの?」
「私の力は、誰かを護れる力・・・かな?」
ユエラが何を言いたいのかわかった気がした。
お父さんとタウロスに認められた僕たちの力が実際に護れるのか不安なのだろう。実際、僕も不安だった。僕たちにはその経験がないのだから。
「わからない。でも、力はそれ自体が手段であって、目的じゃない。これを見誤らなければいつか得られるんじゃないかな?」
前にお父さんがそんなことを言っていた。
未だにその言葉の意味は全部わからなかったけど、なんとなく理解出来た。
「ねえ、桜華」
「ん?」
外に向けていた視線を戻すとユエラと目が合った。
「これからも、私と一緒にいてくれる?」
―――ドクンッ
その言葉を聞いた瞬間、一度大きく鼓動が起こり、音が遠くなる。手足の先から感覚がぼやけ始め、視界に映る色合いが薄れていく。
緊張や羞恥から来るものではないとわかった。
身体から意識が離れるような、どこか浮遊感にも似た感覚が意識全体を覆う。
この感覚を僕は―――いや、俺は知っている。
意識が覚醒していく。
夢を見ている時に意識が目覚め始める。ちょうどそんな感覚だ。
掠れ行く世界の中、目の前ではユエラがこちらをジッと見ていた。確かこの時の俺は「もちろん、一緒だよ」と答えたはずだ。
夢の中でもいい。
もう一度、その言葉をユエラに言いたくて、口を開きかけた、その時―――
世界が暗転した。
◇
暗転した世界で目を覚ますと見慣れない場所だった。辺り一面に黄金色に輝く稲が何処までも広く続いていて、少し丘になったところで寝ていたようだ。
夢から目を覚ましたらまた夢って・・・。
あれだろうか。この出口のない工程を何度も繰り返すという定番の無限ループを俺は繰り返すのだろうか。
「勘弁してくれ」
そんなことはないだろうと思いつつも不安になる。
不安をかき消すように頭を振り、顔を上げれば―――
「あら、あなたは・・・」
「っ!?」
突然後ろから声が聞こえた。
振り返ると蒼白色の巫女装束を着た女性が立っていた。
まるで気配を感じなかった。その事と佇まいだけでこの女性が只者ではないことだけはわかった。
「ふふ、ひさしぶりね。随分長い時が経っていたようね。こんなに大きくなって」
懐かしむような視線を俺に向けて来るその女性を、どこかで見たことがあるような気がした。腰まである長い藍色の髪に、碧い瞳。そして―――先ほど見た、いくつもの世界を支えた大きな樹。
「あんたは、たしか・・・」
そうだ。思い出した。
俺は以前ここに来たことがある。そして、目の前に立つ女性とも会った。確か名前は・・・。
「天照大御神」
「あら、覚えていてくれたのね。それに喋れるようにもなって。嬉しいわ」
そういってその女性―――天照大御神は嬉しそうに微笑む。たたでさえ綺麗な彼女が、微笑む姿はそれだけで至宝ものだったが、そんな彼女にどこか違和感を感じた。しかしその正体は分からず、いくつもの疑問が浮かんで来た俺はそれを気にするだけの冷静さが残念ながらなかった。
天照大御神。
その言葉から連想される数々の疑問。何から聞けばいいのか迷っていたら彼女の顔が嬉しさから来る微笑みから含みのある微笑みに変わっていた。
「ふふ、そんなに焦らなくても大丈夫。落ち着いて。私の名前を思い出してあなたが考えたことは全部合っているから」
「っ!」
その言葉を聞いて、心が読まれている事と俺の考えが事実だと断定されたということに、俺は二重の意味で驚いた。
だとしたらここはいったい何処で、何故・・・。
解消されたことによって生まれた新たな疑問。それに気を取られていた俺は彼女が近づいて来ていた事に気づくのが遅くなった。
「あなたはこうしてまた来てくれたのね。それにくらべて・・・」
そっと頬に触れる、彼女の手。白く細いその手は夢の中だというのに妙に生々しく、温かかった。
「貴方はいつまでそうしている気かしら?」
俺ではない誰かに言う様に、俺の眼を見ながら彼女はそう言った。その瞳はどこまでも真剣でふざけているようには見えなかった。
そして、その瞳が俺ではない何かから俺を捉えたかと思うと、ズプン、と俺の身体が少し沈み込んだ。
「なっ・・・」
身体がどんどん沈み込んでいく。
この現象には覚えがあった。そうだ、確か以前もこうして飲み込まれたんだ。そして夢から目を覚まして、何も覚えていなかった。
顔を上げれば、彼女はどこか悲しそうな顔をしていた。
「残念だけど、まだ駄目ね。今回は復讐心が消えた影響で来たみたいね」
「まっ、待て! 俺はまだあんたに聞きたいことが―――」
山ほどあった。
どうして復讐の事を知っているのか。ここは何処なのか。何故彼女自身が存在しているのか。どうして俺はここにいるのかなどなど。わからないことは沢山あるのに、また聞けずじまいで目を覚ますのか。そして、また忘れるのか。
腰まで沈んだところで彼女は膝を折り、顔を近づけて来た。
「今度会う時はもう少し自分の事を知ってから来なさい。そうねぇ・・・最低でも、自分の中にいる存在くらいとは仲良くなってからね」
「何を言って・・・っ」
限界だったのか、今までのようにゆっくりではなく一気に全身が沈み込んだ。
何もない世界を漂いながら、また身体の感覚がぼやけ始める。目覚めるために意識が覚醒していく中、彼女に会って最初に感じた違和感の正体がようやくわかった。
以前と比べて、大分と印象が変わっていたのだ。話し方なんかが特にそうだ。物腰が柔らかくなったというか、好感が持てるというか・・・。
そんな些細なことを気にしながら、俺の意識は夢での活動を終えて行った。
◇
広大な稲の田んぼが広がり、少し丘になっている所で彼女―――天照大御神は一人佇んでいた。丁度ついさっき彼が帰って行ったところで、見計らったように一人の男性が近づいて来る。
「ようやく見つけましたよ、姉上」
「あら、素戔嗚。どうかしたの?」
「お知らせする事がありまして。・・・ところで姉上。今しがたここに誰かいませんでしたか?」
紅色で防具用の金具が所々に着いた装束を着た、素戔嗚と呼ばれた男性は天照の傍まで来てそう言った。
「ええ、ひさしぶりに彼が来たから少しお話をしていたの。ついさっき帰ったわ」
「彼・・・というと、以前現れた『鍵』のことですか。ということはまた勝手に出て来たのですか。まったく」
呆れながら溜め息をつく素戔嗚。
「ふふ、そうね。それで? お知らせとは?」
「はい」
姿勢をただし、天照に向き合って素戔嗚は真剣な眼差しを向けて告げた。
「どうやら、『私』が動きだしたようです」
「そう。・・・丁度いいわね。あの子も目覚めているようだし」
「あの子?」
素戔嗚が首を傾げると、天照は悪戯な笑みを浮かべた。
「あの子はあの子。あなたの兄よ」
その言葉を聞いて素戔嗚は苦虫を噛み潰したような表情をした。
「あいつが目覚めたんですか」
「ふふ、自分の兄に向かってあいつはないんじゃない?」
「それを言うなら姉上こそ、自分の弟に向かってあの子は如何なものかと」
「それもそうね」
お互い、顔は笑っていたが気配は笑ってはいなかった。
「・・・大丈夫でしょうか?」
ポツリと、素戔嗚がそんなことを呟いた。
「大丈夫でしょう。その為に、私とあの子があれだけの罪を犯したのだから」
「ですが、例えどれだけ望む結果にたどり着くように終着点を決め、そこに針を向けようと、先に進むたびにその針はこちらの意図とは関係のない方へ向くかもしれない。望む結果になるとは限らないのですよ!?」
「確かにそうだけど、今こうして私たちが叫んでもどうにもならないわ。これからの微調整はあの子たちに任せるしかない。その為に、あの子があちら側にいるのだから。あなたは時が来た時に、自分の使命を果たすことだけに専念しなさい」
そう言われた素戔嗚はそれ以上何も言わなかった。
天照もそれきりで、しばらくの間二人はじっと空を見上げていた。
更新遅くなってごめんなさいです
アリッサです
受験生という事で今年、現実事情が忙しくなかなか執筆できずに更新が遅くなっていました。申し訳ございませんでした。ですが、ある大学に合格致しまして、ようやく落ち着いて執筆を開始することが出来ました。
しばらくの間執筆していなかったので、どんなことを書いていたのか、どんな話だったのかを思い出しながら書いていたので、更新が遅くなりました。
話を忘れるなんて作者としてはそれは非常にまずいのですがね。
合格したとは言っても勉強をしなくてはいけない身なので、以前みたいにホイホイ更新出来るかは微妙なのですが、執筆を開始したいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
次回でこのside storyは最後です。早く四章に入りたいな~(割と切に)
ではではまた次話でお会いしましょう。




