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第四十三話「予知」

「いいか? 桜華。霊術と言うのはだな、そもそも人を傷つけたり生き物を殺すための術ではないんじゃ。世の為人の為に存在しているのじゃ。儂らが生きていた時の巫女さんが言っておった。『私たちはこの術で争いを起こそうとは思いません。皆さんが幸せに生きて行けるように私がお手伝いしたいのです』とな」

 爺さんは目を瞑りながら過去の事を思い返している。

 確かに爺さんの言う事はもっともだと俺も思う。人を護るために使われていた霊術がいつ間にか人を傷つける霊術へと変わってしまった。

 だからと言って今の霊術を一概に否定は出来ない。


 何故なら、もし今の霊術に変わらなかったら俺達―――いや、この世界はとっくに滅んでいるのだから。


 それをやったのは他でもない、この国ではその名を知らぬ者などないほど超有名なあの人物なのだ。

「まったく、誰じゃ。由緒正しき汚れのない霊術を捻じ曲げよった輩は・・・」

「爺さんが生きていた時代にいただろうが」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「なんじゃとぉ~~っ!」

 耳をつんざかんばかりの大きな声を出しながら爺さんの瞳がクワッと見開かれる。よほど驚いたのか、爺さんは手に持っていた湯呑を握りつぶす。

 元気だな爺さん。

「本当か、婆さんやっ」

「ええ、いましたね」

 婆さんは爺さんの慌て様を全く気にせず呑気にお茶をすする。さすが婆さん。この爺さんの扱い馴れてやがる。

 と言うか、爺さんが知らない時点でおかしいのだ。

 あの超有名な人物だぞ? あんたの時代に訪れた、歴史史上最悪と言われている災厄をたった一人で打倒したあの人物だぞ?

 まさか本当に知らないなんてことはあるまい。

「誰じゃっ・・・神聖な霊術を汚したその輩は誰じゃ!」

 必死の形相で俺に近寄る爺さん。

 正直、目が怖い。

「・・・かの有名な名高き救世主様だよ」

「なっ・・・」

 軽く皮肉っぽく答える。

 俺の答えに爺さんは声も出さずに固まる。

「そ、そんなわけないじゃろ! あのお方がそんな事をするわけが!」

 信じられないと言いながら爺さんは首を振る。

 だが事実だ。嘘偽りなんて一つもない。

 『火の七日間の再来』、『世界の終焉』、『黙示録』など数々の名前で呼ばれている霊の手に渡った霊核剥離の力により齎された災厄。

 この災厄を祓ったのが救世主と呼ばれている人物だ。

 一般的には名前、年齢、出身地などの素性が一切不明とされている救世主。ところがその正体は当時の貴族の末っ子でありながら異端者として扱われていた少年だ。

 先にも述べたが、当時の霊術とは霊素に意思を籠めると言うやり方だった。今のように霊力を使おうなんて考えは起きなかったし、そもそも霊力という物が認識さえされていなかったのだ。だが彼は気が付いたのだ。

 霊力の存在に。

 彼の家は俺の父さんと同じ研究を生業としていたらしく、あらゆることについて研究がされていた。今ほどの成果はあげられてはなかったが、それなりに有名だったらしい。その研究の中には当時の霊術に関する資料も当然あった。

 そして、人に関する資料も。

 それを見て気が付いたのか、それとも偶然知ったのかは分からないが彼は認識することが出来たのだ。自分の身に秘めし力に。

 それが、彼が異端者と呼ばれ始めた切っ掛けだ。

 当然と言えば当然だ。霊素―――当時は『生吹』と呼ばれ、『地の生吹』や『天の生吹』などといろいろな名前があった―――に意思を籠めるのではなく、霊力を用いて同じことをしようとしたのだから。

 何をどう調べたのかは分からないが、彼は霊力についてある程度確実な予想があったのだろう。霊力の性質について、そして霊素と合わせるとどうなるのかにも。

 結果、予想は的中したのだ。

 彼は人類史上初めて我らが霊術を使う事が出来たのだ。

 だから異端者として忌み嫌われ始めた。

 手の平に火を作り出し、どこからともなく水が溢れ、天を駆ける稲妻の如く雷を発生させ、風を操って刃に似せる。自然現象しか起こせない霊術とは違う明らかに異質な物をまのあたりにすれば誰だってそう呼ぶ。

 彼はかなりの才能の持ち主だったのか、光と闇を踏まえた全属性を使う事が出来たのだ。

 全属性と言っても今みたいにたくさんあるわけではない。『炎』『水』『氷』『雷』『風』『土』『光』『闇』の計八属性を自在に使えたようだ。さらには固有霊術まで。

 だが人とは違う異能の力を持てば彼を見る周りの者の眼は変わる。

 そして、彼は周りが自分の事を見る目がだんだんと酷くなっていることに気が付き、とうとう耐え切れず家を出た。

 それからは世界を回る旅始め、そんな彼の前に訪れたのだ。

 災厄が。

 

 当時から霊核剥離の存在は知られていたが今とは認識の仕方が違っていた。この時代の霊核剥離とは始まりの霊術の行使にずば抜けて長けていた者を指してる。そんな霊核剥離の力が霊の手に落ち、今までにない力を持った妖怪が現れたのだ。

 長期間かけて自然現象を操る霊術や、同じく時間がかかる霊を祓う術では妖怪を倒せるはずもなく、数多くの人が命を落とした。

 そんな妖怪を見事に倒して見せたのが彼だ。

 中には彼の事を認めていた人もいるかもしれない。それでも自分の事を異端者と呼び、皆から避けられ、周りから嫌われていた彼はそれでも人々を助ける為に戦った。

 その結果妖怪を倒し、彼は異端者から英雄へと変わった。そして彼の霊術は重宝された。


 この後は調べなくても想像がつく。

 今までの霊術が衰退し、この新たな霊術が広がった。それも世界中にだ。

 そして二度とこのような災厄が訪れないように霊核剥離を見つけ出すことが重視され、彼のような強い者を育てることが決定したのだ。

 こういった経緯があって今の霊術が出来たのだ。だから邪と決めつけてしまうのはいいことではない。

「―――と言う事だ、爺さん。わかったか?」

「・・・・・・」

 休みを入れずに話してしまったので少し疲れた。

 俺は婆さんが入れてくれたお茶を飲んで餡子の乗ったカステラを食べる。カステラに餡子って・・・と思ったが、食べてみると案外美味しかった。

 カステラを頬張りながら爺さんを見ると、いまだに信じられないと言う様な顔をしていたがどうやら思い当たる節があったのか、「・・・確かに、そうじゃったな」と呟いて腰を下ろす。その姿はまるで魂の抜けた屍のようだった。


 しばらく誰も何も言わない時間が過ぎたが、不意に家の扉がコンコンとノックされる音がする。

 婆さんが立ち上がって居間から出て行き、戻って来た時には婆さんよりも更に背が低く、今にも死んでしまうのではないかと思える婆さんが入って来た。

「桜華や、村長さんがお見えになったよ」

 どこか怪しげなオーラを纏う婆さんが前に出て来る。

 ニーナとそう変わらないくらいの130cmあるかないかで背が低く、髪は腰まであり鼠色。軽く腰が前に曲がっていて蒼く光り輝く宝石のような物が埋め込まれた杖を両手で突いている。肌はどこも皺だらけだが眼だけはしっかりと開いている。

「久しいのう、桜華。よう来た。元気そうで何よりだ」

「村長こそ。元気そうだな」

 そう、このどこか怪しいオーラ満載の婆さんこそがこの里の村長であり、俺と共に里を創った創設者でもある。

「この老い耄れを見てそんな事が言えるか。口が上手くなったのう」

 目を細めて「ふぉっふぉっふぉ」と村長は笑う。

 その後爺さんが村長に挨拶する。村長に頭が上がらないのは仕方ないがずっと頭を上げ下げして礼をするのは度が過ぎるような気がするな。

「それじゃあいつもの部屋を借りるぞ。来い、桜華」

 そう言って村長は居間を出て廊下の奥へと進んでいく。俺はその後を黙って付いて行く。

 廊下の奥には二階へと上がる階段があり、村長はその前で足を止める。村長は霊ではなくれっきとした人間なのでこの年で階段を上がるのは困難だ。だが手を貸そうとは思わない。手を貸すよりももっと便利な物があるからだ。

 霊術と言う名の方法が。

 村長は杖で床を一回だけトンと叩く。すると、叩いたところから水色の霊術陣が広がり村長の足元へと小さくなっていく。完全に消え去ると同時に村長の足が床から離れ、宙に浮く。そして、文字通り飛んで二階へといった。

 さすが村長。あの手の高難易度の霊術を意図も簡単に発動するとは。

 呑気な感想を抱きながら俺は階段をのんびりと登り始めた。


 二階へ上がるとまず初めに見えるのは二つの扉だ。一つはスライド式の扉とノブのついた扉。スライド式の方は爺さんたちの部屋なので俺が入るべき部屋はノブのついた方。

 ノックもせずに扉を開ける。

 中に入ると、そこは雨戸は閉められ、おまけに黒いカーテンで光を完全に遮った真っ暗な部屋だ。部屋の四隅に柱のような置物があり、その上には何かの生き物の像が置かれている。

 部屋の中心には一m四方の台が一つあり、その上には直径三十㎝はあろうかと言う巨大な紫色の水晶が丁寧に置かれていた。

 台の向こう側には村長がさっきまでは来ていなかったコートを被って立っていた。

「さて、それじゃあまずはそちらから話して貰おうかの。隆二さんからいろいろと話を聞いたんじゃろ」

 いきなりの事だがこれはいつもの事なので、俺は昨日父さんから聞かされた事を村長に話した。


                ◇


「―――以上だ」

「・・・・・・」

 父さんからの報告を俺が話す間、村長は目を瞑って黙って聞いていた。

 寝てるんじゃないだろうかと思ったが、絶えず霊力を水晶に送り込んでいるので寝てはいないようだった。

 話し終えても村長は目を瞑ったまま台に手を付いて身動き一つしない。

 しばらく経ってようやく村長が目を開いた。

「なるほど。古代遺跡で発見された生き物を生きたまま閉じ込めている氷柱。しかもその氷柱は氷としての性質を持ち合わせておらず、また、壊すことが出来ないか。それに、あの国で起こった十年以上前の争いごとで行方がわからなくなった王族の内一人の亡骸が見つからなかったと。他にも興味を引くのがあるのう」

「お気に召したか?」

「ああ、十分じゃ」

 そう言って水晶を撫でる。

 村長は外の世界の情報が気になるようで、特に謎めいた情報がないかいつも訊いてくる。

 だが何も訊くだけではない。

 この情報をもとに村長にしか出来ない事があるのだ。

「それじゃあ、今度は私の番だね。今日は特別だ。先ほどの事でお前さんが一番気になっている事とこれから先のお前さんの未来を占ってやろう」

 そう言って水晶を撫でる手を目や、水晶を挟み込むように両手で持つ。

 村長にしか出来ない事。それは、属性外霊術の中でも希少な霊術―――『透視』と『幻視』だ。

 透視は物や情報からそれに関することが真実なのかを視る力。

 幻視は予知能力と言った方が分かりやすいかもしれない。しかもこの幻視にいたっては固有霊術である。

 その精度は両方とも百発百中だ。


 村長が水晶にこれまでよりも大量の霊力を流す。部屋の四隅に置かれた置物が赤、青、白、黄とわずかに発光する。

 部屋の中で霊力が荒れ狂い、常人ならば気を失っているほど霊力が濃くなって来ていた。

「・・・むっ」

 水晶を凝視していた村長の眼が見開かれる。

 村長は水晶に霊力を流すのを止める。だがその目は未だに水晶を見ていた。

「どうした?」

「・・・桜華。まずは先に述べたことじゃがな、どうやら真実じゃ。争いごとに巻き込まれたのは事実じゃ。事実じゃが・・・彼女が死んでいるかと聞かれれば答えられない。かと言って生きているのかと聞かれても答えられん」

 どういう意味だ?

 それでは生きてはいるけど死んでいる、死んではいないけど生きてもいないと言う事だぞ。そんな矛盾があり得るか。

 だいたい、霊で存在していた時点で死んでいると言う事だ。

 だが村長の透視で得た情報は絶対と言っていい程の物だ。嘘なんかではない。となるとどういうことだろうか。

「それとだな、予知の方なんじゃが・・・」

「そっちはどうだったんだ?」

「・・・・・・」

 村長は黙り込んでしまった。

 なんだ? そんなに悪い未来だったのか? まあ、復讐を目的に生きている俺だ。まともな未来が待っているとは到底思えない。

「悪いが見えなんだ。お前さんの未来は、真っ暗じゃった」

 真っ暗? それはつまり・・・村長が視た未来の時間帯に、俺は死んでいると言う事か?

 いったいいつの未来を視たのかは知らないが、まさか俺の死を予知するとは。だがそう遠くない未来だ。いくら婆さんでも五年、十年も先の未来は視れないだろうからな。

 だが次に発せられた村長の言葉は俺の考えを否定した。

「じゃがこの予知が表しているのは『死』ではない。もっと別のなにかじゃ」

 『死』じゃ・・・ない? それならばいったい・・・。

「最後に。これはよう聞けよ。お前さんが何をしようとしているのかは私には分からんし、知ろうとも思わない。じゃが、お前さんの目論見は近いうちに必ず破れる。必ずじゃ」

 その言葉は頭の中からなかなか消えず、妙に響いていた。


                ◇


「もう行くのか」

「ああ、明日は学校だからもう帰らないと」

 爺さんと婆さんが俺を見送るために家から出て来る。

 太陽は半分以上沈んでおり、あと数時間もすれば夜になる。言った通り明日は学校があるので泊まって行くわけにはいかない。用意とかもあるからな。

 少し離れた所ではニーナがラクトや美世、直に香代達と別れの挨拶をしている。どうやらこの数時間でかなり仲良くなったみたいだ。

 ここにいてもいいと言ったのだが、家でも聞いた答えが返って来た。

「それじゃあもう行くよ。ニーナ、行くぞ」

「は、は~い」

 四人に最後に声を掛けてこちらに近づいて来る。

 爺さんと婆さん、それに直たちが「ばいばい」「元気でな」と言いながら手を振って来る。

「ポイントδからαへ・・・<ポイントチェンジ>」

 足元にδの文字が浮かび上がり、身体を光が包む。

 光は次第に強くなり、何も見えなくなる。足が地面から離れたような感覚が伝わり、軽い浮遊感に囚われる。目を瞑り、再び開いた時・・・そこはアクティナの近くにある森中にある、現在俺が住んでいる家だった。


                ◇


 翌日。

 テストの採点期間も終わり、通常通りの学校が始まった。

 何故か朝から嫌な予感がして昨日の村長の言葉がバックもして来る。

 朝早くに起きて迷いの森を横断する。霊術を使って一気にアトラントの近くまで移動してもいいのだが、早朝はアトラントの警戒が何故か強いので、下手に霊術を使ってばれるといろいろと面倒な事が起きてしまう。だからこのドデカい迷いの森を横断しているのだ。鍛錬にもなるし。

 七時に家を出て学校に着くのが八時前。迷いの森を横断するのに一時間も―――いや、一時間しか掛かっていないのだ。

 商人なんかは半日かけて横断するのだ。そう考えると一時間というのがどれくらい早いことか。

 学校へ着くといつもと同じく登校している生徒が少ない。この時間に来ているのは部活の朝練くらいだ。

 校庭の端を通って俺のクラスがある中央棟、その三階へと向かう。

 クラスに入ると何故かオルスレッドと美永瀬がいた。

 珍しい組み合わせだな。美永瀬はいつも天蘭院と一緒にもう少し後で登校して来るし、オルスレッドに至ってはいつも突然現れる。いったいどこから現れるのやら。

「やあ、桜華。相変わらず早いね」

「なんだ天ヶ咲か」

 オルスレッドは相変わらずの作り物めいた笑顔で、美永瀬は舌打ちが聞こえそうな程残念と言った顔をする。

「・・・・・・」

 ここ最近挨拶が多かったのでうっかり挨拶しかけるが、こいつらとはそこまでの仲になる気はないので返さずに自分の席に着く。

 二人は相変わらずだなと息を揃えていた。

 そんな二人を放ってカバンの中から昨日父さんに渡された報告書の束を取り出し読み始める。

 俺が何を読んでいるのか気になったのか他に理由があったのか、近づいて来る。

「何を読んでるんだい?」

 オルスレッドが後ろから覗いてくる。

 一応この報告書は関係者以外閲覧禁止の物なので、他の人に読まれないように幻惑霊術を掛けている。だから俺が読んでいるこれは霊術に関する本に見えるはず・・・はずなのだが、

「へぇ~、面白い物を読んでるじゃない」

 オルスレッドは俺が読んでいるのが何なのかを理解していた。こいつに術が効いていないからと言って驚くことはない。いつもの事だからな。

「なになに? どんなの読んでる・・・うへ~、霊術に関する本って、あんたよくそんなの読めるわね」

 横から覗き込んできた美永瀬にはちゃんと効いている。

 これならこのまま読んでいても大丈夫だな。興味津々のオルスレッドと頑張って読もうとしている美永瀬を放って置いて読むのを再開する。


 だんだん教室に生徒が集まって来てチャイムが鳴る数分前にようやく天蘭院が登校して来た。

 俺の周りでいる美永瀬を見つけて近寄ってくる。心なしか緊張しているような気がしたが気のせいだろうか。いつもより表情も硬いような気がした。

 そう言えば美永瀬も様子が変だな。

 いつもならこんな本を読もうとも思わないはずの美永瀬が熱心に視線を俺の手元に移して・・・移しているだけでその目は何も見ていない事に気が付いた。

 待て、こいつは何を見ている?

 ただぼうっと眺めているだけのような目。そこでようやく気が付いた。こいつは・・・美永瀬はここにいるためだけに読んでいるふりをしているのだと。

 いつもとは違う様子。違う雰囲気。

 何故かは分からないが脳がこの状況を危険だと警報を鳴らす。だが何が危険なのかわからなかった。故に行動が遅れた。

「何を読んでるの? 天ヶ咲君」

 近づいて来た天蘭院がオルスレッドと美永瀬の視線の先にある俺の読んでいる物を覗き込む。

 幻惑霊術を掛けているから天蘭院にはこの報告書が別の物に見えているはずだ。そう安心していたからこそ、次に発せられた天蘭院の言葉に衝撃を受けた。

 それは俺を十分に動揺させるに値する言葉だった。

 天蘭院の息を呑む音が騒がしい教室の中で鮮明に聞こえて来た。


「へぇ~、フィアナード王国に関する報告書・・・か。凄いの読んでるんだね、天ヶ咲君」


「・・・・・・っ」

 思考が停止する。息が止まる。

 どうにかしなければと瞬時に思考を回復させるが・・・その行為は無駄だった。なぜなら、すでに手遅れなのだから。

少し遅くなってしまいました

すみませんです


さてさて、

何やら良くない展開に・・・

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