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第三十七話「進展」

 蓮桜学園の大食堂では登校時間がすでに過ぎ、太陽も完全に沈み、見上げれば光り輝く月が現れていると言うのに煌々と光がついていて、中では蓮桜学園の一年生から四年生の全学年の生徒が騒然としながら並んでいる料理を食べたり生徒同士で楽しそうに話していた。

 いくつかのまとまりに別れてはいるものの、そのまとまりに学年の違いなどは関係なく混じっていた。

 本日の午後三時ごろ、一学期期末試験が終了。その後表彰をして六時ごろからこのパーティーが開催された。毎回期末試験が終わると開かれているこのパーティーは、試験で疲れ切った生徒の精神をほぐすには良いらしい。肉体的には疲れるだけだが。

 それでも楽しそうにしている生徒たちを見ることが出来るのは、今主催者の天上院にとっては喜ばしいことの様で、先ほどから嬉しそうにいろいろな生徒と話していた。

 俺は壁際にいたが、その話し声がこの騒がしさの中でも耳に届いた。


「改めて優勝おめでとう、咲恵」

「ありがとう、千慧」

「おめでとうございます、天上院さん」

「おめでとう」

 隼美先輩の言葉に天上院が答えて、その後に続いて周りの生徒も続く。

 天上院の周りには一番生徒が集まっている。その中には天上院と決勝戦で戦った天城臣先輩の姿も見えた。

「今回は負けたよ。まさか最後にあんなものが待ち構えていた何てな。あの変な霊術にも恐れ入った。あれはいったい何なんだ?」

 天上院の後ろから天城臣先輩が声を掛ける。負けたと言うのにその顔は悔しさと言うよりも好奇心を駆り立てられたような顔だ。よほどあの術のことが気になるのだろう。

 振り返った天上院は悪戯っぽく微笑む。

「秘密よ。それに、天城臣君もいつの間にあんなのと契約してたの? あれって地属性最強の精霊でしょ?」

「秘密か・・・なら聞くまい。契約と言ってもまだ仮契約の段階だ」

「ふ~ん。あれってやっぱり他国で契約したのよね? 最後のあの霊術、見たことないわ。やっぱり―――世界は広いね♪」

 嬉しそうに語尾を弾ませて天上院は微笑む。

 周りの生徒はその笑みを見て頬を緩ませているが、隼美先輩と天城臣先輩、さらにその言葉の理由を知る数名の生徒は頬が引き攣っていた。俺も今すぐこの場から離れたくなってくる。

 近くにいたオルスレッドに天蘭院、それに美永瀬達も天上院の声が聞こえていたのか後ずさっていた。

「出たぞ、咲恵の『世界は広いね』が。天城臣・・・ご愁傷様」

「・・・隼美。どうにかどうにかして止めようとは思わんのか?」

「どうにかして止まるなら止めようとするさ」

 隼美先輩はこればっかりはどうしようもないと肩を竦め、天城臣先輩は大きく溜息を付く。理由を知る生徒も天城臣先輩に同情の眼差しを送る。

 本人だけが、嬉しそうに期待に胸を躍らせていた。


「あちゃ~。天城臣先輩、天上院先輩の標的(ターゲット)の一つになっちゃったよ」

「そうね。でも、久しぶりに聞いたね、天上院先輩の『世界は広いね』」

「確かに、久しぶりだね」

 天上院の周りに集まっている人垣から少し離れたところで美永瀬と天蘭院がこれまた人に囲まれながら不幸な標的となった天城臣先輩を見ていた。天上院程ではないが、この二人の周りにも人垣が出来ている―――正確には天蘭院に集まっているのだが、傍に美永瀬がいるので二人の周りに集まっているように見える。

 個人戦、ペア戦で優勝した生徒の所に大概の生徒が集まっているようで、紅快天や天津神の所にも人垣が出来ている。

「綾香もあの世界に入ってなかった?」

「うん・・・この間のパーティーの時に入れられたかな」

「綾香もご愁傷様だね」

「うっ・・・」

 天蘭院の肩に手を置く美永瀬。その天蘭院の顔は勘弁してと言っていた。

 周りにいる天蘭院の友達たちも励ましの言葉を掛ける。だがまあ、あの人の標的になってしまったらある意味終わりなことは確かだ。

 好奇心旺盛。その好奇心に対して天真爛漫。

 その大人しそうな容姿からは想像できない程に天上院は好奇心が高い。まんま子供のように振る舞う。そのせいでどれだけ周りに迷惑が掛かっている事か。


 そんな感じで周りの様子を窺いながら、手に持っていたグラスを傾けて中に入っていた黄色を帯びた半透明の液体を飲み干す。俺達はまだ未成年なのでアルコール類は全面に禁止だ。俺が今呑んだのはレモンジュースのようなものだ。

 口の中のシュワシュワ感を味わっていると、近くにいるオルスレッドが困ったふうをして助けを求めて来る。

 俺は知らんと視線を送って視線を逸らす。

 現在オルスレッドは俺達二人の周りに集まっている生徒―――半分以上女子―――を相手に対応している。

 先ほども言ったが、優勝した生徒の所に大概の生徒が集まるので必然的に俺達の所にも集まってくる。だがこれだけの人数を集めたのはオルスレッド本人なので自業自得だ。俺が助ける義理はない。

 調子に乗ってカッコつけたりするからこう言う事になるのだ。

 俺は近づくなオーラを出しているのでどうにか話しかけてくる生徒はいない。早くこのパーティーが終わらないかと思いながら、日付が変わる頃まで食堂に縛り付けられる羽目になった。


                ◇


 期末試験終了から数日程は学校が休みになる。生徒の疲労を回復する理由もあるが、先生方の本音を言うと試験の採点を集中してやりたいからだ。

 期末試験は中間試験と違って実技だ。その採点方法はかなり細かくなる。

 しかもクラスを持つ担任の先生が一人で決めていいと言うものでもない。

 テスト時には複数の先生が一つの試合を審査していた。そのため、一人の戦闘の採点をするには最低でも三人の先生方が採点を行う。皆ばらばらの生徒を審査しているので採点時は先生方が全員集まって行い、一日中会議室から出て来ない。

 それでも最低四日ほどかかる。採点し終えた後の先生方は疲労困憊で疲れ切った顔をしている。まさしくご愁傷様だ。

 そんな訳でこの期間中生徒たちは一足早い夏休みを迎えている。

 採点期間が終わった後は学校全体の大掃除と終業式くらいしか残っていないので、実質夏休みが一週間ほど伸びる。

 これを機に遠出をする生徒もいれば、ご丁寧に勉強する生徒もいる。

 本来なら俺はこの期間中は家に帰っている―――アクティナ南部の山の中にある家にではなく、俺の本来の家にだ。

 今は一人で暮らす方がなにかと都合がいいから一人で暮らしているが、別に親と仲が悪いわけでもない。むしろ仲は良い方だ。何しろ少し長い休みが入ると父さんと母さんはニーナと住んでいる屋敷に遊びに来る。と言っても、まだ二人にニーナの事は知らせていない。この期間中には知らせるつもりだ。

 では俺は家にも帰らず何をしているのかと言うと、今までの俺では考えられない事だがアトラントへと来ていた。しかも私服で、数人連れでだ。

 理由?

 そんなもの、決まっている。オルスレッドが試験中に美永瀬と交わしたあのくだらない賭けのせいでだ。

 オルスレッドの能力を当てた美永瀬が、俺達に何か奢る様に言ったのだ。そしてオルスレッドの能力を言い当てた―――正確には天蘭院が考えつき、それを美永瀬が言ったのだが。そうした理由で俺はアトラントの東にあるショッピングモールのレストランでオルスレッドと共に二人が来るのを待っている所だった。

 集合時間からかれこれ三十分ほど過ぎているが、現れる気配が一向にない。

 最初にコーヒーを頼んでから三回ほどおかわりし、四杯目を頼もうか悩んでいる所だ。

「・・・遅い」

「まあまあ、落ち着いて。女の子の準備には時間がかかるんだよ」

 いらいらの募った俺の言葉に向かいの席に座っているオルスレッドがチョコレートパフェを美味しそうに食べながら宥める。男なのにお前は女の事情が分かるのか。そしてよくそんな物を恥ずかしげもなく食べれるな。

 見ているこっちが恥ずかしくなる。

 俺達が座っている場所はレストランの二回のバルコニーなので、辺りをよく見渡すことが出来る。顔を動かして待ち人の二人が来ていないか探すが、まだ来ていないようだった。

 近くにいた店員に再度コーヒーの御代わりを頼む。

 四杯目のコーヒーが運ばれて来たのを確認し、二人がまだ来なさそうなのを確認してから未だにチョコレートパフェを食べているオルスレッドへと話しかける。

「丁度いいからこの間の約束を果たして貰うぞ」

「ん・・・約束?」

「お前らの情報を寄越せと言っただろう」

 こいつの期末テストの師匠から出された条件をクリアするためにペア戦を全勝するのに付き合う代わりに俺の知りたい情報を寄越せと言うものだ。

 たかが情報と34戦はつり合いそうにもないが、俺にとってはこの情報がかなり大事だ。下手をすれば今すぐにでも行動を開始しなければならなくなる。

「ああ、そう言えばそんな約束したね」

 オルスレッドは最後の一口をすくい、大きく口を開けて食べる。

 ハンカチで口元を拭った後にオルスレッドもコーヒーを頼む。運んでこられたコーヒーを一口飲んでからオルスレッドは俺達の周りに防音霊術を発動した。

「それで、何が聞きたいの・・・って、聞かなくてもいっか。いつものでいいの?」

「ああ。あれから何か掴めたか?」

 表の情報に関して十二天族の名を使えばある程度は得られる。今は素性を誤魔化しているので無理だが、ある程度の情報は既に手に入れてある。裏の情報までは難しい。そこで、こいつに裏の情報を提供してもらっているのだ。

 裏と言っても、そこまで悪い情報ではない。

「そうだねぇ、これといって進展はない・・・って言ったらどうする?」

「その言い方からすると、あるんだな?」

「あるよ。まだ確証はできないけどね」

「話してくれ」

 俺がそういうと、オルスレッドは防音霊術の他に盗聴妨害霊術に幻惑霊術まで発動する。どうやらかなり機密レベルの高い情報らしい。

「じゃあおさらいからいこうか。今まで言った通り十二年前、あの国でクーデターが起きた。その国の最高権力を持つ王族と政治を行っていた貴族が大量に殺された。奇跡的に王族と貴族の数人が難を逃れたが、クーデターを起こした者たちによって数年の間その国が乗っ取られたのは前回も話したよね」

「ああ。クーデターから五年後、難を逃れた王族と貴族が自分たちに忠誠を誓った騎士たちと共に国を取り戻すべく行動を起こし、二年以上の小競り合いの結果、国を取り戻した」

 実際には俺達の住む戀国も手を貸した。正確には自国の為にその者達に手を貸したのだ。

 この戦いが、天城臣家が朗天橋家の策略に遭い、十二天族落ちになった戦いでもある。情報の伝達ミスを装い、天城臣家の命令違反へと仕立てた朗天橋家を永久に十二天族落ちにしたのが俺の父さんである。

「そうそう。それでこれは前回言ったね。一昨年からクーデターの時に亡くなった者を探してちゃんと埋葬しようと市民たちも動き出したって言ったのは。実はこれに関して進展があってね。当時王族と貴族達の避難場所にされていた地下を掘り起こしたんだが・・・」

「だが・・・?」

 オルスレッドが少し言葉を区切る。

「これはあくまで今のところの状況で、確証もないし保証もない。だから早とちりしないでね。その地下にはちょっとしたプログラムが施された霊石が設置されていて、中に何人入ったかを記録する霊石が発見されたんだよ。残念ながら出た人数を記録する方は壊れていて駄目だったけど、発見された霊石が記録した数によると、クーデター時に地下に入って来た人数は87人。今までの情報からして行方不明の王属と貴族の人数と一致した。それで、その地下の探索が始まったんだけど・・・」

 またしてもオルスレッドが話を止める。

 それがどうしたと言うのだ。まさか一人も見つかりませんでした、なんてことはないはずだ。それなら、あいつは死んでいない。もしそうなら、死んで俺と会う事もなかったのだから。

「地下を全て調べた結果、発見された遺体はどれも全身焼け焦げていて身元は分からないそうだけど、焼け消えなかった持ち物から、全員王族に貴族と判明した。判明したんだけど・・・その、人数が合わないみたい」

「人数が、合わない?」

「そう。記録によれば十歳までの子供が32人、二十歳までの少年と青年が28人、大人が27人の計87人なんだけど・・・一人、足りないらしい。発見された内、大人が27人全員、少年と青年が28人でこれも全員。そして、子供が31人発見されて計86人。子供が一人、足りないらしいんだ。」

「・・・・・・」

 俺は何も言えなかった。

 正確にはまだ情報を整理できていなかった。

 一人、足りない? しかも十歳以下の子供が?

 俺の中である一つの考えが浮かび上がってくる。まさか、まさか・・・!

 だがそこまで考えてそんな事がある訳ないと思い至る。そうだ、そんな事がある訳がない。もしそうなら、俺はあいつと出会ってない。出会えるはずがない。

 必死にそう言い聞かせながら早まっていた鼓動をどうにか押さえ込むのに成功した時、オルスレッドが追い打ちのように最後の一撃を掛けてきた。

「・・・その後の調査でわかったことなんだけど、発見されていない子の性別は、どうやら女の子みたいなんだ」

「っ!」

 その言葉に、俺は押さえていた霊力を無意識に解放する。

 とっさにオルスレッドが霊力を隠す隠蔽霊術を展開してくれたおかげで周りの人に気が付かれずにすんだ。だが俺は礼を言う事も忘れ、ただひたすらにこの場から離れあの国に行こうとする衝動を抑えていた。

 どうして自分からあの国に行かないといけないのか。あの忌々しい国に。

 それにさっきオルスレッドが言ったではないか。まだそうと決まった訳ではないと。確証が、保証がないと。

 今までの情報だけでは確率が低すぎる。

 そもそもそんなことはありえないのは自分が良く分かっているではないか。もしそんな事があり得るのだとしたら、俺が出会ったあいつは何者だったのか。

 偽物ということになる。

 だがそれはありえない。あいつは本物だ。本物の・・・。

 しばらくの間必死に心を落ち着かせるのに時間を費やし、どうにか抑えることに成功して霊力を抑えて席に着く。

「・・・ふぅ」

「落ち着いた?」

「ああ、すまんな・・・取り乱して」

 飲みかけのコーヒーを全部飲み干してから再度一息つく。

 焦っても仕方がない。今は出来るだけ情報を集めることに集中しよう。そして、卒業式で事を起こした後はあの国に行こう。手がかりを・・・あいつの生きていた手がかりを探そう。それで真実を見つければいい。

 だが、真実は既に見えているはずだ。既に、見ていたはずだ。


 その後、事を起こす時期を早めようかどうか考えていると、待ち合わせの時間から遅れること一時間、ようやく天蘭院と美永瀬が現れた。

 俺が遅すぎると目で訴えると、美永瀬は「女は支度に時間が掛かるのよ」と、誰かと同じような事を言い出す。その後首だけで後ろを向いてなにやら話し出す。

「ほら、綾香。なにやってんのよ。せっかく可愛いのを選んであげたんだから、見せないと意味ないでしょ」

「う、うん・・・そうなんだけど」

「も~、うじうじしない。女は度胸よ」

 そう言って振り返った美永瀬は自分の後ろに隠れていた天蘭院を前に突き出す。

「きゃっ」

 急に突き出された天蘭院はよろめくもどうにか体勢を戻し、俺等の前に立つ。

「おぉ・・・」

 隣でオルスレッドが感嘆の声を出す。

 今の天蘭院はいつも頭の上でまとめている、いわゆるポニーテールにしている髪を珍しく下ろしていて、今はストレートヘアーだ。真っ赤なその髪は染めているのではないかと疑いたくなるほどだが、天蘭院の髪はもちろん地毛である。

 服も赤色系がベースになっており、ピンク色で肩の部分のないTシャツに赤色で袖のないジャケットを羽織っていて、赤と白のコントラストの効いたミニスカートを穿いていた。短すぎるそのスカートは大胆にも太股がかなり見えている。

 周りにいた男も女も関係なく天蘭院のその姿に目を引き付けられていた。

 彼女連れの組は彼女の方が怒ってその場をさったり、そうでない者は慌てて目を逸らすか見てないフリをしてこの場を去っていく。

 周りの視線が恥ずかしいのか、天蘭院はスカートの端を抑えている。

「か、加菜恵~。やっぱり恥ずかしいよ~」

 涙目になりながら天蘭院は美永瀬を睨む。

 ちなみに美永瀬は、蒼と緑のしましま模様のTシャツに、紺のサロペット サルエルだ。確か以前見かけた時もこんな格好だったような気がする。

「何を言うか。あたしがせっかくコーディネートしてあげたのに、感謝しなさい。それに可愛いんだからいいじゃない。ねぇ、天ヶ咲」

「何故いきなり俺に振る」

「何故って、あんたに見せるためにわざわざ着せたんだから当然じゃない」

「意味が分からん」

 突然意味不明な事を言い出した美永瀬を無視する。

 天蘭院は美永瀬に「勝手に変な事言わないでよ」と、言い寄っている。本人もそう言っているのであれば、やはり美永瀬がからかっていたのだろう。

「それより天ヶ咲、どう? 綾香の服装。何か感想言ってやりなよ」

「そうだよ、桜華。ここは一つ」

 美永瀬とオルスレッドがそんな事を言い出した。

 何故俺がそんな事を言わないといけないのか理由が分からなかったが、天蘭院を見ると本人も感想を待っているのか俺の事をジッと見ていた。

 どうにも答えないといけないような状況だったので、思った感想を素直に言う事にした。

「・・・似合ってるんじゃないか?」

「ほ、本当?!」

 天蘭院の顔が急に明るくなる。

「まあ、ただ・・・俺は髪を下ろすならスカートは長い方が良いような気がするが・・・短くするのなら今まで通り髪を上げるかだな」

「む、天ヶ咲にしてはなかなか良い所つくわね」

「天ヶ咲君は、どっちの方が良い?」

 天蘭院が上目づかいにそんな事を聞いてくる―――実際には俺は座っていて天蘭院は立っているので目線は天蘭院の方が高いのだが、腰を少し屈めて訊いて来るのでそう見えなくもない。

 個人的にはどちらでもいいのだが、下ろしたままだといつもの天蘭院と違ってか弱い女の子の方が強く見えるのでこれは回避したかった。

「いつも通り、上げた方が良いんじゃないか?」

「天ヶ咲君がそう言うなら、上げようかな」

 肩にかけたポーチからヘアバンドを取り出していつものポニーテールに括り直す。

 そこには女の子らしさを含めたいつもの天蘭院がいた。


 その後はここのレストランで早めの昼食を取り、美永瀬と天蘭院の買い物につき合わされる羽目になった。


はい、

ついに第三章始まりました

今までの予定だと短くなるので

いろいろとのほほ~んとした話を少し書きたいと思います

まあ、

暗い話になる前のおまけみたいなものかな


それでは、

第三章もよろしくお願いします

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