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「夢花ちゃんが死んだのって二年前だったの?」
幽弦さんが去った後、僕達はとりあえずこの住所に向かおうと歩いていた。
「うん。」
「二年間もずっとお母さんを探していたの?」
「うん。」
・・・やっと口を開いてくれたと思ったけど返事しかしてくれない。
「夢花ちゃん。暑いから一緒にアイスでも食べようか?」
「うん!たべる~」
簡単に釣られてしまった。
まぁ小学生だしな。
近くにあったファーストフード店でアイスのついでにお昼ごはんも買って今は店の近くにあったベンチに腰を下ろした。
少し時間を空け僕は夢花ちゃんの方を向く。
「死んだ事と死んだ後の事をわかる事だけでいいから僕に話してくれない?」
「・・・わかった。」
僕は夢花ちゃんの話すことに耳を傾けた。
「まずね、お母さんが病気になったんだよね。
「その病気が治らない病気みたいで、よめい?一年ってお医者さんに言われてて、お母さんが泣いてたから夢も悲しくなって泣いてたんだよね。
「そしたら、お母さんが元気付けようとしてくれて遊園地に行こうって言ってくれたの。
「それからね、日曜日に遊園地に行って、いっぱい遊んで楽しかったの。
「それでね、遊園地の帰り道ではしゃぎ過ぎちゃって、お母さんとはぐれちゃったの。
「夢ね、怖くなってね走ってお母さんを探してたの。いっぱいいっぱい走って探したの。
「そしたら海に落ちちゃって凄い苦しかった。でもね段々苦しくなくなって気付いたら、お母さんとはぐれたところに立ってたの。
「最初は夢もわからなくて、とりあえず、お母さんを探し続けてたんだよ。
「だから死んでから最初の三カ月は死んだ事に気付いてなかったの。
「んっと。ずっと探してたら、あの女の人が夢のところに来たんだよ。その人がね、夢に何かしたの。よくわからなかったけど夢ね、凄く苦しかった。
「だからその人から逃げようと走って走って、凄い走ってお兄ちゃんに会った所まで来ちゃったってこと。
「それから、あの女の人に会いたくなくって戻らないで、ずっと歩いてたり走ってたりしたら迷子になっちゃって、いろんなところを歩いてたり走ってたりして疲れて休憩してたらお兄ちゃんが声をかけてくれたの。」




