5、王宮で職につきました
更新遅れてすいません
これが今年最後の更新になります(多分)
どうも。
私、職につきました。
お父さんが、この仕事を見つけてきたのです。
仕事の内容は、宰相様の補佐。
結構お給料がいい。
それに、王宮に出入りできる。
とてもいい仕事だ。
そして、今日はいい天気だ。
「いい天気ですね~」
と、となりに居る白い悪魔さんに話しかける。
返事がない。
ただの悪魔のようだ。
「誰が悪魔だ」
白い悪魔さんは眉間に皺を寄せる。
綺麗な顔が台無しだ。
「うるさい……」
え?
うるさい?
てか、何で私の考えてることが分かるんだ? こいつ。
「はー、口に出してるぞ」
白い悪魔さんは、溜め息を吐きながら言った。
「え? 口に出してた?」
それは大変だ。
私の考えてる事が駄々漏れじゃないか!
「行くぞ」
「え? あっ、ちょっ」
さっさと歩いて行ってしまうクソな白い悪魔の後を追いかける。
何故、この胸糞悪い白い悪魔と一緒に居るかというと、職場が一緒でしかも、仕事のパートナーなのです!
まぁ、仕方がないんですけどね。
正直、気分が悪いです。
悪魔さんは、悪い人じゃないんだけどね、態度が……ね。
なぜかはしらんが、私に対する態度と、他の人に対する態度が違うのだ。
他の人には優しいのに、私にだけ、冷たいっつーか、何ていうか……。
「おい、早くしろ」
「ん? あっ、はい」
白い悪魔から、黒いオーラが……。
「おぉ、レウコン君じゃないか」
優しそうなおじさまがやってきた。
白いお髭にシルクハット、燕尾服を着たザ・英国紳士だ。
「これは、ミーテ様。お久しぶりです」
白い悪魔はニッコリと微笑むと、優雅に一礼した。
この笑みに世の中の女性たちはノックアウトされるらしい。
私は、この笑みを見ると気持ち悪さのあまり鳥肌がたつが。
もちろん、さっきまでの黒いオーラは消えている。
が、黒いオーラの代わりに、なんか、バラが咲いている気が……。
あれ? 気のせいかな?
「おや? そちらのお嬢さんは?」
「へっ? あっ、お初にお目にかかります。ポイニークーン家が長女カラリエーヴァ・ポイニークーンと申します」
ワンピースのすそを少し持ち上げ、腰を落として礼をする。
「ほぉ、キミが……」
ん?
どうかしたんだろうか?
「あっ、あの」
「ん? おぉ、すまないね。キミの事は、ダーリンから聞いてるよ」
はぅ、なんて素敵な微笑み。
どこかの誰かさんのように、どす黒い笑みじゃないわ。
ってか、お父さんの仕事って何?
王宮で働いてるらしいけど、一度も王宮であったことないし。
「それじゃ」
ミーテさんは、そう言うと去って行ってしまった。
「行くぞ」
「は、い」
なんで?
何でそんなに不機嫌なの?
私、なんか悪いことした?
「ねぇ、なんで不機嫌なの? 私なんか悪いことした?」
思い切って、白い悪魔の顔を覗き込んで聞く。
いやー、相変わらず綺麗な顔してるね。
うらやましい。
私の顔は、平凡だよ。
見たことないけどね(笑)。
お母さんとお父さんは美形なのに……。
「っ、なんでもない」
お顔を赤くして白い悪魔さんはさっさと歩いて行ってしまった。
「? なんなの? って、ちょっ、待って!」
しばらく、白い悪魔さんは不機嫌でした。




