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47光年の手紙  作者: たびしずく


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13/22

第13章 触れられない距離

挿絵(By みてみん)


朝。


ゾーイ・ベネットが分析室へ入ると、モップはまた物質構造分析装置の測定台の上にいた。


「……そこ、本当に気に入ったのね」


トン、トン。


「ベッドじゃないんだからね」


トン、トン。


後ろからついてきたノアが、カバンを床に置いて笑った。


「もうそれ、モップの私物じゃん」


「研究施設の備品です!」


「モップ専用の研究施設」


「違います!」


ゾーイは苦笑しながら、操作盤へ目を向けた。

主電源は切られている。

だが、高精度の時刻基準回路だけは、独立した電源で動き続けていた。


昨日、ヘレンたちから依頼が届いている。


回路の作動と、モップの行動に関係があるか確かめてほしいというものだった。


ゾーイは観察用の記録装置を起動し、測定台の前にしゃがんだ。


「……ちょっと試させてね」


時刻基準回路のスイッチを切る。

小さな緑色の表示灯が消えた。

モップは動かない。


十秒。


二十秒。


……やがて、身体の一部がゆっくり持ち上がった。


モップは測定台の上で向きを変え、端へ移動する。

そして、床へ降りてしまった。

ノアが目を丸くした。


「……消されたの、嫌だった?」


ゾーイは答えず、回路を再び作動させた。

緑の表示灯が点灯する。

モップがぴたりと止まった。

身体の向きを変え、測定台へ戻ってくる。


「……え?」


ゾーイは思わず声を漏らした。

モップは台の上に登り、先ほどと同じように身体を広げた。

ノアが呟く。


「……やっぱり時計が好きなんだ」


「時計そのものじゃない気がする」


「じゃあ何?」


「分からない」


ノアは深く頷いた。


「いつもの『分からない』ね」


ゾーイは可笑しそうにノアを睨んだ。

その後、回路のオンとオフを繰り返した。


六回。


モップは六回とも、回路が停止すると測定台を離れ、再び作動すると戻ってきた。

偶然にしては、あまりにも規則的だった。

ゾーイは記録を保存し、セレスティアへ送るための報告をまとめ始めた。


*


セレスティア、観測局。


「もう一度、確認します」


サイモン・グラントが静かに言った。

ダニエルがUNIT-2の通信設定を通常の状態へ戻す。

エリックは保守区画の椅子に座り、温かい豆の煮込みをすくっていた。


「昨日からこれで何回目だ?」


「十四回目です」


「聞かなきゃよかった」


ヘレン・カーターは、アルマから届いたモップの実験記録を並べていた。

回路、オン。


モップが戻る。


オフ。


離れる。


オン。


戻る。


六回の試行が、すべて同じ傾向を示している。


「表示灯は見えていたの?」


ヘレンが尋ねた。


「遮光してあります。モップの位置からは見えません」


サイモンが報告を読み上げる。


「可聴域の動作音は検出されていません。振動と温度の変化も、測定器の検出限界以下です」


ダニエルが首を傾げた。


「じゃあ、何に反応してるんです?」


ヘレンはモップの内部周期を表示した。


回路が作動した直後、内部波形の乱れが小さくなる。

停止すると、再び不規則になる。


「……同期しているのかもしれないわ」


サイモンが眉をひそめる。


「発振器の電磁的な影響を受けている可能性もあります」


「もちろん。それも調べる必要があるわ」


ヘレンは画面を拡大した。


「でも、もしこの子が反応しているのが、単なる電磁波ではなかったら?」


ダニエルが顔を上げる。


「何です?」


「時間を刻む仕組み、そのものだったら?」


誰もすぐには答えなかった。

ヘレンは続けた。


「私たちは時間を時計で測る。でも、モップにとっては、時間の規則性そのものが周囲の環境の一部なのかもしれない」

エリックが豆を飲み込み、呟いた。


「……時間のズレが、この子にとっての息苦しさだったってことですか?」


ヘレンが振り向いた。


「面白い表現ね」


「じゃあ、昨日モップが動けなくなったのも……」


「まだ分からない。でも、調べる価値はあるわ」


ダニエルが感心したように頷いた。


「……今日何回目の名言ですか?」


「二回目です」


サイモンが即答した。


ヘレンは二人をまとめて無視した。


*


その日の午後。


セレスティアの広域標準時補正値が更新された。


『+51 ns』


サイモンは数値を見つめた。


昨日、+49 ns。


今日、+51 ns。


わずか二ナノ秒。


日常生活には何の影響もない。

しかし、変化は止まっていなかった。

サイモンは軌道衛星、地上基地、独立観測局の時計の記録を呼び出した。

それぞれの時計は、個別の測定では正常な精度を維持している。


ところが、相互の時刻比較に使う補正量には、同じ方向への変動が現れていた。

機器の故障だけでは説明しにくい。

しかも、その傾向は複数の独立した観測系で確認されている。

サイモンは自分の腕時計を見つめた。

針の動きは、いつもと何も変わらない。


「……非常に、気持ちが悪いです」


ダニエルが驚いて振り向いた。


「いま何て言った? サイモンさんが感情を露わにした!?」


「僕にも感情はあります」


「それは知らなかった」


「知ってください」


*


アルマ、環境データ解析部門。


ケイトはエリックから送られてきた画像を開いていた。

通信方法の改良で、昨日よりずっと鮮明になっている。

画面には、保温容器に入った茶色い豆の煮込み。


《また豆?》


エリックから返事が来た。


《他にあるか?》


《部屋の写真とか、観測局の風景とか!》


《机。》


《昨日見た。》


《時計。》


《もうお腹いっぱい。》


《ダニエル。》


ケイトの指が止まった。


《……ダニエル? 信用できるか分からない同僚の人?》


《それ。写真送ろうか?》


《ちょっと見たい。》


エリックは顔を上げた。

十メートルほど離れた場所で、ダニエルが配線を引き直している。


「ダニエル、写真撮っていいか?」


「何するんだ?」


「ケイトに見せる」


ダニエルの手がぴたりと止まった。

慌てて作業手袋を脱ぎ、ぼさぼさの髪を手ぐしで整え始める。


「待て! ちょっと待て!」


「嫌ならやめるけど」


「嫌じゃない! 待てと言ってるんだ!」


「何をしてるんだよ」


ダニエルは端末の暗い画面に自分の顔を映し、角度を気にし始めた。


「……よし、撮れ!」


「やっぱり送るのやめる」


「なんでだよ!!」


*


数分後。


アルマのケイトの端末に、ダニエルの写真が届いた。

少し格好をつけたポーズ。

そして、絶妙に引きつった笑顔。


《……普通だね。》


ミアが横から覗き込み、笑い出した。


「誰これ!?」


「エリックの同僚のダニエルさん」


「へえー! 普通にいい人そうじゃん!」


ケイトは返信した。


《思ってたより普通の人だった。》


《それ、昨日俺の音声を聞いた時にも言ったろ。》


《普通の職場なんだね。》


《そっちの画像も送ってよ。》


《ミアの写真?》


《うん。》


ケイトが振り返ると、ミアは即座にピースサインを作った。


「いいよ! 送って送って!」


「え、いいの?」


「何でダメなのよ? 四十七光年先の異星人に私の美貌を届けてあげて!」


「……異星人って!」


「細かいことはいいの!」


ミアはケイトの顔を覗き込み、にやりと笑った。


「……自分のは送らないの?」


「え?」


「自分の顔」


「まだ解像度低いし……」


「鮮明になったら送るの?」


ケイトは青い包装からパンを取り出し、一口かじった。

そして、明後日の方向を向いた。


「……聞いてる?」


ケイトは黙々とパンを噛んだ。


*


セレスティア。


ミアの写真が届いた。

満面の笑みでピースをする、華やかな女性。

ダニエルが身を乗り出した。


「おおー! ミアさん! めっちゃ美人じゃん!」


「知り合いみたいに呼ぶなよ」


「だって話には聞いてたし!」


エリックは通信画面を操作した。


《本人は?》


ケイト。


《誰のこと?》


《ケイト。》


少しの間。


《そっちが先なら。》


エリックの指が止まった。


ダニエルは横で、必死ににやけるのを我慢している。


《……同時に送るなら。》


返信が来ない。


十秒。


十五秒。


《……考えとく。》


エリックは、それ以上追及しなかった。

ただ、胸の奥が少しだけ落ち着かなくなった。


*


地下実験室。


UNIT-3の隣に、小さな密閉容器が二つ設置されていた。

中には、同じ規格で製造されたセラミック試料プレート。

材質、質量、表面構造。

可能な限り同一条件に揃えられている。

ダニエルが配線を確認した。


「博士、本当にやるんですか?」


「状態同期の実験よ」


「物を移動させるわけじゃないんですよね?」


「まずは物質の状態に干渉できるかを調べるの」


「……それ、十分すごい話ですよ」


ヘレンは小さく笑った。


「成功すればね」


*


最初は、同じ実験室に置いた二つの試料を使った。

UNIT-2とUNIT-3の実験用同期系を接続する。

もともと量子状態の相関を調べるために作られた装置だったが、今回は測定対象を試料の表面状態にまで広げていた。


試料Aに、微弱な電気パルスを与える。


試料Bは、直接の配線から切り離されている。


ダニエルがスイッチを入れた。

測定画面に、二つの波形が現れる。

Aが変化した直後、Bの表面電位にも小さな変動が現れた。

サイモンが数値を確認する。


「相関を検出しました。ただし、近距離です。電磁的な回り込みや装置内部の干渉を完全に排除できたわけではありません」


「分かっているわ」


ヘレンは画面を見つめた。


「だから、距離を離すのよ」


*


アルマにも、同じ規格の試料プレートが用意された。

セレスティアのものとは、まったく別に製造された工業用セラミック。


同じ材質。


同じ形状。


しかし、四十七・二光年離れた別の物質。

ヘレンは通信端末を開いた。


《こちらの試料Aに、微弱な電気パルスを与えます。アルマ側は測定のみ行ってください》


ケイトから返事が来た。


《それ、壊れたりしない?》


エリックが横から入力した。


《たぶん大丈夫》


続けて送る。


《博士が隣で恐ろしい顔で睨んでるから大丈夫。》


《じゃあ安心だね。》


ヘレンが低く呟いた。


「見えてるわよ」


エリックは静かに端末から手を離した。


*


ダニエルがスイッチを入れた。

セレスティアの試料Aへ、微弱な電気パルスが印加される。


アルマ側。


ケイトたちは測定器の画面を見つめた。


一秒。


二秒。


変化なし。


三秒。


ダニエルが息を吐いた。


「……やっぱり無理か」


その時だった。


「待ってください!」


サイモンの声が響いた。


アルマから測定データが届いた。


《……動いた! こっちの試料の表面電位が跳ねた!!》


実験室が静まり返った。

ヘレンが前へ進み出る。


「波形を見せて!」


サイモンが二つの記録を重ね合わせた。


「完全な一致ではありません。ですが、変化の形が非常によく似ています」


「測定器の異常は?」


「今のところ確認されていません」


ヘレンは画面を凝視した。

セレスティアで与えた刺激。

アルマで観測された変化。

本来なら、直接つながっているはずのない二つの物質。


それが、まるで何かを受け渡したかのように振る舞っていた。


「……もう一度」


ヘレンが言った。


「今度は、こちらの操作内容をアルマ側に知らせずに試すわ」


*


実験は、自動制御に切り替えられた。


セレスティア側では、コンピュータが不規則な間隔で、異なる波形の刺激を試料Aに与える。


アルマ側は測定器を自動記録にし、実験中の操作指示や波形情報を受け取らない。

UNIT-2の実験用同期系だけを維持する。

人間の予想や、通信画面からの情報漏れを避けるためだった。


一回。


二回。


三回。


四回――。


一時間後。


アルマで保存された測定記録が届いた。

サイモンが、セレスティア側の操作記録と照合する。


一回目――一致。


二回目――一致。


三回目――反応なし。


四回目――一致。


結果は、十二回中十回。


十回の試行で、セレスティアの刺激波形に対応する変化が、アルマ側の試料にも記録されていた。


しかも、単純な周期的変動ではない。

ランダムに与えた複雑な波形の特徴まで、部分的に再現されている。

サイモンは、何度もデータを確認した。


「……記録上、十回で対応が確認できます」


ダニエルが椅子へ座り込んだ。


「……これ、ただの通信じゃないですよね?」


ヘレンは腕を組んだ。


「通信は、情報を伝えるものよ」


「はい」


「でも、もし伝わった情報が、向こうの物質の状態に直接作用しているとしたら?」


ダニエルは画面を見つめた。


「……情報が、物を動かしてる?」


「その可能性が出てきたわ」


エリックが呆然と呟いた。


「……じゃあ俺たちは今、四十七光年先の物に触ってるんですか?」

ヘレンはすぐには答えなかった。

二つの試料の波形を見つめる。


「……触れた、と呼べるのかもしれないわね」


そして、静かに続けた。


「でも、まだ入り口よ」


*


アルマ、野生調査施設。

モップが、突然測定台から降りた。

ゾーイが顔を上げる。


「モップ……?」


モップは迷いなく分析室を出ていく。

ノアとゾーイが慌てて追いかけた。

施設中央の、広い吹き抜けのエントランス。

そこでモップは足を止めた。


そして――。


身体の一部を、まっすぐ天井へ向けた。

かつて、異変の兆候を見せた時と同じ姿勢。

けれど今度は、身体を縮めていない。

ゾーイは即座に端末を起動した。


「全センサーのログを保存して! 今すぐ!」


*


セレスティア。


サイモンが声を上げた。


「+53 ns!」


さっきまで+51 nsだった補正値が、変化していた。

ヘレンが振り向く。


「アルマからの報告は!?」


エリックが緊急通知を開く。


《モップがまた空を向いた! 何かを感じ取っているみたい!》


ヘレンは時刻記録とモップの行動記録を並べた。

離れた二つの惑星。

時計の異変。

未知の生命体。

そして、物質の状態同期。


まだ、それらを一つの原因で説明することはできない。

だが、ヘレンには、別々の出来事とは思えなかった。


「……何かが変わり続けている」


誰にともなく呟いた。


*


その夜。


エリックの端末に通知が届いた。

ケイト。


《今、一人?》


エリックはすぐに返した。


《一人。保守区画にいる。》


《……画像、送るね。》


エリックの背筋が伸びた。


《顔?》


《うん。顔。》


エリックは思わず、自分の作業着を見た。

胸元に少し油汚れがある。

端末の暗い画面に映った寝癖を、慌てて手で押さえた。

遠くで片付けをしていたダニエルが笑う。


「どうした? 急に男磨きか?」


「何でもない! 向こう行ってろ!」


ダニエルは爆笑しながら姿を消した。


*


アルマ。


ケイトもまた、自席でカメラを開いていた。

撮っては消し。

撮っては消す。

横で片付けをしていたミアが呆れ返る。


「もう五回撮り直してるよ、ケイト」


「見てないでよ!」


「目の前だから嫌でも見えるの! 変じゃないから、それで行きなよ!」


「……本当に変じゃない?」


「普通! 普通に可愛いから早く送りなさい!」


ケイトは深呼吸し、画面に向き直った。


*


通信画面。

エリック。


《同時にな。》


ケイト。


《うん、同時に。》


《せーので送る?》


《子供かよ。》


《じゃあ、カウントダウンして。》


エリックが打ち込む。


《3》


ケイト。


《2》


エリック。


《1》


二人は同時に、送信ボタンを押した。


*


セレスティア。


受信ウィンドウに、少しずつ画像が描画されていく。

エリックは息をのんだ。

すぐには開けない。


四十七・二光年先。


毎日会話をして、笑い合って、心配し合った相手。

まだ一度も会ったことのない、大切な存在。

指先が震える。

ゆっくりと、画面を開いた。


*


アルマ。


ケイトも同時に画面を開いた。


*


エリックの画面に映ったのは――。


少し緊張した表情で、カメラをまっすぐ見つめる女性だった。

少し癖のある髪。

澄んだ瞳。

背景には、以前写真で見たアルマの街並みと、オフィスの窓。


エリックは言葉を失った。


ただ、その写真を見つめ続けた。


*


ケイトの画面に映ったのは――。


少し困ったような、照れくさそうな顔をした男性。

作業着を着て、髪は少し跳ねている。

飾り気のない姿。

背景には、何度も写真で見せてもらった古い観測機器とデスク。


ケイトは――。


思わず、ふっと吹き出してしまった。


*


エリック。


《……何笑ってんだよ。》


ケイト。


《笑ってないよ。》


《嘘つけ、絶対笑ったろ。》


《ふふ、だって……普通だったから。》


《また『普通』かよ。》


《思ってた通り、そのままのエリックだったから。》


エリックの指が止まる。

続いて、ケイトからメッセージが届いた。


《私の顔はどうだった?》


エリックは写真をもう一度見た。

そして、ゆっくりキーを叩いた。


《……ケイトだった。》


*


アルマ。


ケイトはその一言を見つめた。

声を聞いた時と同じ。

何の気取りもない、けれど不思議と嬉しい答え。


《何それ。全然褒めてない。》


《褒めてる。》


《そっか。……ありがとう。》


窓の外には、アルマの夜空が広がっていた。

無数の星々。


そのどこかに、画面の向こうの彼がいる。


《エリックも、私の思ってた通りのエリックだったよ。》


《そうか。なら良かった。》


二人は、それ以上言葉を重ねなかった。

ただ、互いの写真を眺めていた。


*


深夜。


誰もいなくなった地下実験室。

自動プログラムによる状態同期試験が、静かに続けられていた。


セレスティアの試料プレート。


アルマの試料プレート。


広域標準時補正値。


『+61 ns』


その時――。


セレスティア側の密閉容器内で、質量センサーが一瞬だけ異常な数値を示した。


『-0.000001 mg』


ごく微量の質量減少。

測定限界に近い、あまりにも小さな変化。


そして、アルマ側。


密閉容器内の微粒子検出器が、短い反応を記録した。

本来、何も検出されないはずの空間。

そこに、ごく小さな物質反応が現れた。


一瞬。


それは消えた。

数値は元に戻り、実験室は再び静まり返った。

誰も見ていなかった。

ただ、二つの惑星の記録装置だけが、それぞれの異常を保存していた。


セレスティアで失われたもの。


アルマで現れたもの。


それが同じものなのか、まだ誰にも分からない。


けれど――。


四十七・二光年の距離を越えて、何かが起きようとしていた。


(第十三章 完)


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