↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Judge all  作者: 蒼猪
52/80

二八戒 鼠

 俺たち以外に客はいない。だけどめちゃくちゃ騒がしい。たった十数人しかいないのに、まるで大賑わいの時のような騒がしさだった。

「んで、話だけどよ。」

 騒いでる他のやつをよそに、かっちゃんは食うのを止めて俺に話しかけてくる。

「蒼猪にはとっくに話してあんだ。あとはお前だけなんだよ。」

 そう言ってかっちゃんは話し始めた。



 長い話が2時間も続いた。俺からの質問とかも含めてめっちゃ時間かかった。要点は5つ。

 1つ目は、俺たち戒盾と十二支について。元々十二支は、『神』と呼ばれる存在から分離した個性らしい。つまり、神を12分割したのが十二支だ。だから、人間離れした身体能力があったり、使千器という強力な武器を扱えたり、自分の中にいる『幻獣』と呼ばれるキモイやつが居たりする。その十二支のコピーが戒盾十三人らしい。十二支は元々12人で、猪もいたらしい。でも居なくなった。実際は、居たのか居なかったのか分からなかったそうだ。誰も会ったことがないらしい。だから干支で言う終わりの猪がいないため、彼らの命にも『終わりが無い』。しかし先日の上華下民共和国で、蒼猪さんが幻獣と契約したために命に終わりが来て親父は死んだ。

 2つ目は、俺が新しい十二支の虎になった事。蒼猪さんが幻獣と契約して十二支になったように、俺もあのとき幻獣と契約をしてる。そして元々居た虎の親父を殺して、十二支の虎の座を俺が奪った。戒盾にいるみんなや政府のエル、アイ、エヌ、……、が気になるが、あの時既に死んだんだ俺は。だからどっちみち、戒盾でも十二支でもやる事はそんなに変わらないと思った。

 3つ目は、かっちゃんの名前が『鼠勝(そかつ)』で、十二支の鼠だったこと。だから最初にかっちゃんと会った時、蒼猪さんはびっくりするよって言ってたらしい。確かに驚いた。ちなみに、かっちゃんの使千器はサングラスで、『天眼(あまのめ)』と言うらしい。戦闘の役にはたたないけど、その他の情報系でサポートをしてるって言っていた。

 4つ目は、世界政府の目的。俺たちがやっていた使千器回収は、十二支のコピーである戒盾と、使千器が合体した『獣器(じゅうき)』十二個を1箇所に集めて、神と同等の存在を作って世(・)界(・)を(・)破(・)壊(・)す(・)る(・)為だったらしい。急展開すぎて、この辺の話は何度も聞いた。ようするに、十二支は世(・)界(・)の(・)破(・)壊(・)を阻止するために活動してたらしい。よく考え直すと、十二支って悪い事はしてないなって思った。牛騎も、無闇に人を殺す事はしなかったし、親父も、法を破る様な事はしてなかった。長年政府の犬として活動してきたが、こんな話は初めて聞いた。この話をしてる時蒼猪さんが入ってきてこう言った。

「あんた、前にあたしがなんで戒盾やめたか聞いてたでしょ。これだよ。政府のやってる事が訳分からなすぎてやめた。その時だ、あんたも知ってんだろ。リオンとドンパチがあった。」

 蒼猪さんは義手の両腕を触った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。