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ぐーぱんカタパルト  作者: 焼きモンブラン
二章 タビにでる
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37 黒 あわあわ

 宿屋に帰ってみゅす達をみゅすのうまやに入れたあと、ワタシ達の部屋に戻って

 ごはんを食べるのにパパを呼びに行くんだと思ってたら、お姉ちゃんはちょっと自分のにおいを嗅いで、次にワタシのにおいを嗅いで、むずかしい顔をしている。


「汗かいちゃったし、ごはんの前にお風呂いこっか」

「やきがし〜……」

「あぁ、食べたいのねー、じゃあ一個だけ食べてからいこう」

「うん!」


 どれにしようかなぁー。


 あまいサクサクのハムスターのやきがしは、ちょっと食べたりないかなあ。

……あとでいっぱい食べるからいいけど。

 つぎはふわふわひつじにしよう、と決めたところで、お姉ちゃんから止められた、お風呂よりやきがしのほうがいいのになー。



 宿屋のお風呂は、ワタシ達の村のお風呂小屋よりちいさかった。

 ワタシとお姉ちゃん2人が入るとちょっとせまいかんじ。

 あと、お風呂の道具がなにかたりない気がする、あわあわのブラシとか。


 ないものは仕方ないし、早く終わらせてやきがしを食べたいワタシが、濡らしたタオルで体をこすっていると、お姉ちゃんが桶に手を向けてなにかをはじめた。

 魔法をつかってるのかな?


「洗浄の泡よ、洗浄の泡よ、洗浄の泡よ……うーん、ちょっと足りないかなぁ……はっ!サクヤ」「泡よ」


 ワタシの両手からおふろばにあふれるあわあわ、これだけあれば……目いたい!目いたい!


「遅かったかぁ、サクヤ暴れないで、ほら顔洗えば痛くなくなるから」


 ワタシのあたまの高さまであふれた泡で目が見えなくなって、目がチクチクいたくなった。

 お姉ちゃんが洗ってくれたけど、あわあわは目に入るといたいものみたい、あと苦い。

 体にはどうもないんだけどなぁ。



 お姉ちゃんに体を洗われているうちにだんだん収まってくるあわあわ。

 水が流れていくところに一緒に流れていっているみたい。


 洗い終わったのでお風呂のお湯に……あわあわいや!


 お風呂のお湯は流れてないからあわあわだらけになってる、はいりたくないー

 首を振るワタシを見て、首をひねるお姉ちゃん。


「ほらサクヤ、気持ちいいよー」

 ひとりであわあわの中に入っていって、ふわふわひつじになりながらあわあわを手にとってフーって吹いたりして遊んでる。

 なんかたのしそう、ワタシもやる!

 あわあわぱんちは、お姉ちゃんのほうがじょうずだった。


 あわあわで遊んだ後、周りを見回して困った顔をするお姉ちゃん、


「楽しかったけど後片付けが大変ね……そっか、サクヤがいるからだいじょぶね」

 お姉ちゃんに、お湯を出してって頼まれたからがんばって出したよ。

 お姉ちゃんはそのお湯を壁にバシャーってやってた。

 これ知ってる、お掃除というやつ。


 入ったときよりちょっときれいに、ちょっと水浸しになったお風呂を出ようとした時


「うちのお風呂でのぞきしようとかふっざけんなです!くたばれー!」「いやなんか泡がすごいから何かと思ってキャイン!」


 そとでなにか起きたみたいだった、聞いたことあるようなキャイン。


 ……まあそんなことよりやきがしのほうが重要。

 やきがし、やきがし、ばんごはん〜。

 ちょっと私的な物理的ダメージで遅くなってしまってすみません、37話無事投稿完了しました。


 サクヤの魔法が普通に発動していますがこれは単に、サクヤが意識して切っている強化とは違ってサクヤが能動的に使っているからです。

 怪力とかも本来は単体で残せるのですが、サクヤにはまだ難しいようで、シャンプーがしみて暴れてもコノハから捕まってたりしますが。


 とりあえず今回はこの辺で。

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