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ぐーぱんカタパルト  作者: 焼きモンブラン
一章 ヒトになる
20/46

20 黒 ぐぬぬう

 どのくらい経ったのかはわからないけど、かわの真ん中のおっきいいしを狙っていしを投げているところに、さっきのあしがいたいのちっさいひとが来た。


「ぐぬぬぅ」とことばを話すスズメサン

 真似をすると、ワタシを持ち上げてながいことばを話す。

 青毛とちっさいひとが同時に

「だめ〜」と言い、真似をする。ワタシを下ろすスズメサン。


 そのまま今度は、ちっさいひとに持ち上げられたワタシに青毛とスズメサンがついてきた。

 ちっさいひとはモズサン。

 かわのよこ、かわと きゃべつじゃないはたけのあいだを通り過ぎて、しらないいえの前でおろされた。


 そこでモズサンがスズメサンになにか言うと、また「ぐぬぬぅ」と言って去って行くスズメサン。ぐぬぬう。


 どうやらモズサンも、ワタシになにかを教えたいらしくて、かわに向かって構えるモズサン。


 いしなげる?と思ったら「みずよ」と言うモズサン。

 みず、しってる。かわにいっぱいある、これ。

 と思った瞬間、モズサンのてからみずが出てきた。


 まほう、しってる。ほんにかいてあった、ふつうのこと。

 みずはいっぱいあるのになんでみず出すんだろう?と思ってると、なぜかモズサンも

「ぐぬぬぅ」になった。

 ワタシにゆびを向けて、なにかながいことばを言って来るモズサン。


 青毛が、かわの方に、さっきモズサンがやってた感じに手を向けながら

「みずよ」と言って来る。真似をすればいいのかな?


 ほんにかいてあった通りに、ちからを込めながら言えばいいだけ。


「みずよ」


 てからみずがでる。モズサンよりは多いけど、かわよりすくなかった。ちょっとざんねん。

 なんか固まってる青毛とモズサン。


 モズサンが「もういっかい」と言って来たのでもういっかい。

 もういっかい、もういっかい、もういっかい、うるさい。


 何回もおなじことをさせてくるモズサン、つまんな〜い。

 ワタシが飽きていしを投げ始めると、またワタシにゆびを向けて、なにかながいことばを言って来るモズサン

 じぶんのあたまをてで触ってる青毛が、モズサンになにか、ながいことば。


「ほのおよ、みだれとべ」

 なんかちっさい火がいっぱい出て、飛び回っててきれい。

 真似をしてみる。おっきい火がでたけど飛び回らない


 もういっかい、もういっかい、もういっかい……飛び回らない、まほうをうごかすのはワタシが知らないやり方じゃないといけないみたいだ。


 なぜか元気になるモズサン、すごくたのしそうにくっついて来て、ぐりぐりと顔を押し付けて来た。

 顔を押し付けながらながいことば、ほん?ほんはわかる、ほん、よむ!

 ワタシが答えると、モズサンはワタシを持ち上げて目の前のいえに入った。



 いえの中には、ほんがいっぱいのいっぱいあった。

 モズサンは、ワタシをテーブルの横のいすに座らせると、ほんをいくつか選んで持って来て、開いて読んでくれた。


 こわいのほんと、まほうのほん。


 まほうは何回も重ねることでどんどんおっきくなる、おっきくなったあとで、飛び方を教えると飛んでいく。

 でもワタシのまほうはさいしょがおっきいから飛んでいかないみたい。

 まほうも、ちからのつよいとよわいが要るのかぁ。


……あれ?青毛がいない。

 ワタシが気付いた、ちょうどのタイミングで、どあが音を立てた。たしかのっくというやつだ。ほん で悪いやつが出て来るの合図。


 どあの向こうに、武器をかまえた黒いのが待ち構えてるはず。黒いぼうしのアレが思い浮かんだ、あれはきけん。そうか、青毛はもうアレにたべられたんだ。


 でもモズサンは「はいはーい」と言って、どあを開ける。これは黒いのにやられるぱたーん!


 でも、しかたない、守ってあげよう と思って身構えたら、開いたどあの向こうに居たのは青毛だった。おの、もってない。


 ねむる時のふくを取りに行ってたらしい。

 青毛に着替えさせられるあいだに、なんだかあたまがだんだんぼーっとなってきた。

 青毛しんでなかった。

 くろいこわい、いない。いっしょに、ほん……よむ。

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