たえこママと、続-投げ銭パニック
(舞台説明)
ここは、メタバース空間にある、とあるバー、店を切り盛りするのは、雇われママの、たえこママであった。
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パンダたちの愛くるしい姿が拡散されればされるほど、日本中のファンからの感謝の「追い投げ銭」が止まらなくなってしまいます。
画面がスパチャの赤いお祝いで埋め尽くされ、通知音が「チリンチリン」と鳴り止まない状態です。
さらに止まらない投げ銭パニック!
「ちょっと! 配信はもう終わったっていうのに、なんでまだ数字が爆上がりしてるんだい!?」
たえこママが頭を抱えて叫ぶ。
スマートフォンの画面では、アーカイブ(見逃し配信)を見た全国のパンダロスたちからの投げ銭が、現在進行形で積み上がっていた。
『上野の分です!』『和歌山のパンダ貯金から出します!』『神戸のタンタンの思い出に!』
画面を埋め尽くす熱いメッセージとともに、もの凄い額のデータが『The Wallet』の口座へなだれ込んでくる。
「アイヤー、ママ! これが日本の『パンダ愛』ネ! 止めたくても止まらないあるよ!」
銀聯姐さんは電卓を叩くのを諦め、シャンパンのコルクを景気よく弾いた。
「ハオラー、ハオラー! 稼いだ分は、メタバースの動物園の維持費に寄付すれば、税金も怖くないネ! ダージャーパオ、みんなハッピーあるよ!」
「なるほど、寄付かい! 姐さん、たまには良いこと言うじゃないのさ!」
たえこママはようやくホッとした表情を見せ、床で丸くなって眠るパンダたちにそっと毛布(特大サイズ)をかけてやるのだった。




