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SCPラジオ  作者: 平光翠
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SCP-X 骨身に沁みる

悪事を働くと骨の髄から殴られる


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

〈オブジェクトクラス〉safe(収容しておけば安全)


〈説明〉

SCP-Xは、AWCYが制作した三体の置物です。

SCP-X-1は全長184cm、重さ5kgの白骨人体模型であり[削除済]の骨と同じ成分で作られています。

しかし、[削除済]は今でも公的機関によって管理及び保管がなされており、紛れもなくそちらが本物であることは確認されています。


SCP-X-1の前に人が立つと殴られます。

過去に他人に対して害を与えていればいるほど強く殴られます。


SCP-X-2は通常時は魚の白骨模型であり、骨格と形状から[削除済]であると推測されています。


SCP-X-2の前に生物が存在する場合、臓器がなくなります。無くなった臓器がどこへ消えるかは不明です。

過去に人間以外の生物に対して害を加えていればいるほど、重要な臓器が無くなります。

なお、被験者の臓器が無くなる際、害を与えな生物の姿の白骨模型に変化するため必ず撮影をしておき、後ほどどの生物になったのかを報告してください。

ただし、食事や何かに活用するための屠殺等は害を加えていることにならないようです。


SCP-X-3は、SCP-[削除済]を模したような骨格模型です。


SCP-X-3にSCPを含めたありとあらゆる無生物(壁などは反応しないようです)が置かれると、木っ端微塵になります。

判定基準は不明ですが、物として使えなくなった状態に近ければ近いほど(穴の空いたコップなど)粉々になります。

ただし、経年劣化は判定に入らないようです。


〈特別収容プロトコル〉

それぞれに対して、ピッタリおさまるような透明な箱を用意しておき、SCPの視界となる面を黒い板で目隠しのようにしておき、レベル2の収容室に保管する。

実験の際は必ず、実験に使うDクラス、あるいは生物の経歴をきちんと調べてから対面させること。

また、SCP-X-3を用いる際は保護メガネを着用すること。


〈発見経緯〉

AWCYが所有していると思われるビルへの襲撃の際、玄関口にSCP-X-1が立っており、機動部隊の職員が軽く小突かれました。

なお、その職員に確認したところ、子供の頃友人の消しゴムを盗んだ覚えがあるとの事です。

SCP-X-2やSCP-X-3は、ビルの3階に真っ黒の箱の中に保管されていました。


〈実験記録〉

SCP-X-1

被験者:複数人を殺害したDクラス

結果:頭が吹き飛ぶほど強く殴られ、即死しました。


被験者:婦女暴行をしたDクラス

結果:下半身主に局部が吹き飛ばされるほど強く殴られました。なお、下半身不随にはなりましたが生存しています。


被験者:不注意で前に立った職員

結果:胃液が逆流するほどの腹部への殴打

後日確認したところ、中学生の頃いじめをしていた経歴がありました。

なお、この件とは無関係ですが職員には減給処分を下しました。全く無関係ですが!


被験者:爆破テロを起こしたDクラス

結果:非常に弱々しいパンチ

彼には冤罪疑惑がかけられていました。事件の調査は財団の仕事ではありませんが、記憶処理を施した後、財団のフロント企業で勤務させています。


被験者:動物虐待のDクラス

結果:非常に弱々しいパンチ

人間には危害を加えたことがないようです。少なくとも()()()()



SCP-X-2

被験者:動物虐待のDクラス

結果:全ての臓器の消失

一瞬の出来事でしたが、犬、猫、鳥、蟻、蝶、馬、数種類の魚、熊、豚、鼠、etc...に変化しました。


被験者:犬を飼っていたDクラス

結果:犬の形に変化した後、Dクラスの流した涙を舐め取りました。おそらく、臓器以外でも消失にカウントされるようです。


被験者:鳥アレルギーのDクラス

結果:鶏に変化し、被験者の体毛が全て無くなりました。

牧場体験の際、抜け落ちた鶏の体毛に触りかけた時に思い切り突き飛ばした記憶があると証言しています。


被験者:宗教的に理由により、豚を食べれないDクラス

結果:豚に変化し、彼の癌細胞が消失

細胞単位でも、消失させられるようです

なお、このDクラスは過去にガンに侵された子豚を病院に運んで行ったという記録がありました。


被験者:食肉解体工場で勤務していたDクラス

結果:蟻に変化し、右足の神経が無くなりました。

子供の頃、大量の蟻を踏み潰して遊んだことがあるそうです。なお、この実験により食べるための屠殺等は判定外であることが判明しました。



SCP-X-3


当初、破壊の対象が不明でありましたが、その能力の真価はSCPを破壊することが出来るという点にありました。


殆どのオブジェクトは、様々な物の形をとってはいますが、()()として利用することはできません。

さらに言えば危険なオブジェクト程、擬態のつもりなのか使いたくなってしまうような形状やミーム汚染を広げています。


基本的には確保、保護、収容を謳っていますが、我々の真の目的は異常存在(アノマリー)という恐怖から人類を守るために存在しています。


そのための調査という名目で、原則的に破壊を禁じてはいますが、不必要であり、危険なオブジェクトについては破壊できるのならばしておきたい所です。

最も、破壊した結果オブジェクトクラスをあげなくてはならないという事態に陥らなければいいのですが…。


被験物:穴の空いたコップ

結果:復元不能なほど粉々になりました。


被験物:事前に煤をかけて非常に汚したコップ

結果:復元不能なほど粉々になりました。


被験物:職員が廃棄予定だった使い古したコップ

結果:ヒビの入っていた取手のみが粉々になりました。


被験物:コンクリートとの壁

結果:反応無し

壁などは反応しないようです


被験物:SCP-[削除済]

結果:粉々になりましたが、即座に再生しました。

やっぱりダメか、あいつは一生壊せないだろうな。


被験物:SCP-[削除済]

結果:粉々になりました。

SCP-[削除済]はオブジェクトクラスをNeutralizedに変更します。


なお、これ以降のSCP-X-3とその他のSCPとのクロステストは認められません。


我々は壊すことに重きを置いていない。

どうしても壊さなくてはならない場合はイカれたGOCの連中に頼めばいい話であって、収容すべきオブジェクトを利用するというのは理念に反している。




財団の明日はどっちだ?

コンセプトはタイトルだけ弟に考えてもらい、そこから内容を考えました。

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