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第四十章 京の都

大変長らく御待たせしました。

今回は一年振りの新選組屯所へ…。

そして和気藹々と…。


いつも遅い投稿…すみません。

数日…やっと皆が待つ京へ帰って来た。

相変わらず賑わっている…。

あ!顔見知りの金魚屋さん!





『おや?誰かと思えば新選組の…』





目と目が合ったのか

あたし達へ話しかけてきてくれた。






『お久し振りです。ちょいとばかし江戸に居たんです。こいつの任務が終わったんで』


『そうでしたかぁ~お疲れ様ですぅ』







少し言葉を交わすと金魚売りの主人は

せかせかとその場を離れ、自分の仕事へと戻った。






『やっと帰って来たんですね?僕達…』


『そうですね…どうしたんです?土方さん?』


『いや…着いたばかりだが何処かで茶でもしよう。それとも、早く屯所へ帰りたいか?』



『『へっとへとです』』

『んじゃぁ、休憩とするか…』





何故か急に疲れがやってきた。

なので、

土方さんの提案で近くの蕎麦屋へ入ることにした。お腹もすいていたし、一石二鳥だ。沖田さんは中へ入ると早速壁に掛けられたお品書きを見ている。

土方さんも同じようにする。







『さっぱりと食べたいから…僕はざる蕎麦にしよう』


『奇遇だな。俺もだ』


『あたしもです』


『皆一緒なんだね?あ、お願いします』


『はいよ。おや?新選組の…暫く見なかったけど、江戸辺りに行っていたのかい?』


『そうなんですよ。出張ってやつです。そうだ…ざるを三つお願いします』


『おおきに。此方、お茶どうぞぉ』




沖田さんが店の主人へ注文してくれた。

主人はお茶をテーブルへ置くと奥へと入っていった。






『一年振りの京都弁かぁ…』

『和みますよね?』


『確かにお前ら二人はそうだよなぁ…って俺も似たようなもんか?はは』


『一年居ないだけでなんか変わりましたね?自分だけですか?そう思うの?』


『いんや、篠山が謂う通りちょいとばかし変わっている』


『うんうん。街の人も前と雰囲気が変わってるし。前はちょっと角があったような…』


『近藤さん達が…新選組が大活躍したそうだぞ?文に書いてあった』


『なんですそれ?僕知りませんよ?』


『あたしもです…』



『お前ら…新選組からの文は必ず読めと謂っておいたろう?』


『『あ…もしかして…』』


『ったく!それともなんだ?平助みてぇに二人も穴の青い青二才か?』


『酷いなぁ~その謂い方…』

『平助君レベル…』


『…おっほん…何だ…その…平助が不憫に思えてきたな…』






そんな話をしていると

蕎麦が主人の手によって運ばれてきた。






『お!きたきた』

『総司、ガキじゃねぇんだ。はしゃぐな』


『相変わらずだねぇ、沖田さんも』


『恥ずかしいだけですよ…なぁ?篠山』




土方さんて然り気無くあたしに同意求めてくるですよねぇ?今だってそうだけど必ずあたしへ投げてくる。


まぁ、あたししか居ないから仕方無いのだけれど…沖田さん確かに久し振りの京だからってはしゃぎすぎです。






『ごゆっくりどうぞぉ。御疲れでしょうにぃ?』


『有り難う御座います』





会釈をすると店主はまた奥へと入っていった。時々女の人の声が聞こえてくる。奥さんかな?





『美味しい…』


『旅の疲れもあって尚且つ戻ってきてホッとしているんだな。ここの主人の作る蕎麦は評判もいいしな』




あたし達はお蕎麦を堪能すると

皆が待つ新選組の屯所へ足早に向かった。



帰路についている間は土方さんが

あたしを子供扱いしたけれと

不思議と嬉しかった。



そしてーーーー。








『うっせーなぁ!此は俺とタカでやでたんだ!文句あんのかぁ!佐之さん!』


『あー判った判ったまた途中ってこったろう?』


『いい加減にしろよ二人とも…』


『『永倉は黙ってろ!』』



『…どんまいっす…』

『おう…ん……おおっ!帰ってきやがった!』






どうやら永倉さんがいち早く

あたし達に気付いた様子だ…。

隆夫も手を振ってくれている。口論していた二人も此方に気付き此方へと向かってきた。







『原田に永倉、平助に隆夫か…』


『変わってないですねぇ~?一君は巡察かな?』

『只今帰りましたぁ!』




沖田さんとあたしの二人は走ってくる二人を見ながら手を振る。

土方さんは自分の荷物を片手に持ち直しながら此方へやってくる二人へ声をかける。




やっと帰ってきたんだ。

本当に……。





一年離れていたけれど

皆何となく変わっている気がする。

それは、離れていたから判ることなのかも知れない。



たった一年…それだけなのに…。

外で騒いでいると近藤さんや山南さん

山崎さんが何事かの様に外へ出て来て

騒いでいる理由を理解し、門の前で手を振りながら待っていてくれる…。







『帰ったかトシ、総司、篠山君!待って居ったぞ!』


『もう、一年が経ったのですね。近藤局長、山南総長…』


『そうですね…一年とは長いようで短い…』









ザ…。







『『『只今帰りました!』』』







あたし達三人は構ってくる二人から開放されると、近藤さん、山南さん、山崎さんへ帰宅の挨拶を済ませた。







『また宜しくお願いしますね?智香さん?』


『はいっ!』



『総司、向こうで色んな事が遇ったらしいなぁ?大変だったろう?』


『まぁ、色々有りました』



『土方副長、お疲れ様です』


『ああ。山崎、俺の留守中の任務感謝する』


『勿体無い御言葉…有り難う御座います』






『なぁ!総司!訊いてくれよ!』

『あーまた平助だ…』






沖田さんはそそくさと門をくぐり

自分の部屋へ急いだ。

平助君はというと…。





『くっそぉ!総司の、奴ぅ!』


『帰って来て早々いくら総司でも可哀想だろうに…トシ、総司の代わりに訊いてやってれんか?』


『げ…土方さんが…?』


『何だ?俺では不満か?』


『いや別に…』



『なら後で俺の部屋へ来い』


『いや、土方さんも疲れてるし…』


『沖田さんならいいんだ…』



何故か二人の会話に自然と突っ込んでしまった。土方さん、ひきつってる…。





『智香!余計なこと謂うなよ!』


『平助…てめぇ…やっぱり不満みてぇじゃねぇか…?』



『あ、いや!ちがっ!』


『騒がしいですねぇ…さて、私はあなた達へ御出しする御茶でも用意してきましょう。篠山さんは今日はゆっくりしていてくださいね?』


『そうだな』

『そうとも!さ、平助はほうっておいて早く中へ入りなさい』


『はいっ!』







『そんなぁ!薄情者ぉーっ!』

『待て平助ぇっ!』






明日からまた頑張らないとっ!

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