表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/45

第十一章 沖田抹殺計画

有り難う御座います。

今回狙われる人物は沖田にしてみました。

誤字脱字あるかと…毎回すみません。

それと一つ。


斉藤一が沖田と手合わせシーン?が

有ります。

でゎ、どうぞ。

キイィィィィィンッ!

キイィィィィィンッ!





目の前で斉藤さんと沖田さんが

手合わせとやをやっている。

斉藤さんとの手合わせが嬉しいのか

本気モードの沖田さん。


頼みます。

怪我無しのお手合わせでお願いします。




河原でのお手合わせ。

あたしは両肘を膝へつけて顎を手にのせる姿勢で彼等を見る。斉藤さんも満更でもないみたい…沖田さんとの剣が交わる度

表情が変わる…。



斉藤さんの攻撃は相変わらず素早くて

あたしを驚かせてくれる。

テレビでの時代劇と比べ物にならない…

二人は汗を滲ませながらも良い表情で

剣を交えてる。



たまにはっとするけれど

互いに判っているのか距離をとったり

攻めたりしている。


二人は遊びを楽しむかのように

”稽古”をしているのだろう。

あたしはそう思う…。



この稽古の様子をあたしの

後ろで見物する人達が居る。

沖田さんと斉藤さんの手合わせ稽古は

端から見たら浪士同士の斬り合いにしか

見えないらしい。





『沖田さーん!斉藤さーん!まだやるんですかぁ?』






『ふんっ!もう少しだよっ!』



キイィィィィィンッ!



『すぐ…終わらせるッ!』



キイィィィィィンッ!





何度目ですか?それ?

一時間以上だろうなぁ〜?何であの時、腕時計持たなかったんだろう…。

ってあっても電池だからなぁ…。




『後何回繰り返すのかなぁ…寝ちゃいますよぉ〜?』





訊いてない…。

寝る!寝ちゃいますよっ!

この陽気…眠くなっちゃう…けれど

あたしがふてくされていた時



少し離れた場所に

会ったこともない人が二人座った。

あたしは気にもしないで二人へ視線を

向けたその時。


疑う様な言葉が耳に入る。





『沖田という奴を消せばいいんだよな?』


『そうだな…何も情報が無いがそいつを消せとの事だ』


『京から江戸へ来たのは何の目的なんだろうなぁ?』


『さぁな。それすら廣瀬様は存ぜぬからなぁ…ただ沖田総司を抹殺すれば良いらしい…』


『それだけであの収入は目がくらむよな…?大判小判だ』


『静かにしろ!誰か訊かれていたらどう責任をとる!』





浪士の一人は辺りを見回す。

あたしは咄嗟に顔をうずめ寝ている振りをとった。呼吸も自然に…。運良く浪士等はあたしが本当に寝ていると思ったらしい。





『あそこで剣を握っている二人のうちの一人が沖田だな』


『廣瀬様の話だと無邪気な顔をしている奴が沖田総司だと訊いた』


『なら…あいつか…』


『俺達の事に気付いて居なければいいな…』







沖田さん…気付いて居るんですか?

それもと…手合わせに夢中になっていて

判らないんですか…?

貴男を狙っている人達が…此処に居るんです…。





『…気付いていない振りか…』


『可能性は有るか…』





沖田さんっ!斉藤さんっ!




途端、刀がぶつかり合う音が止んだ。

あたしは今起きたかのように顔をあげる。

彼等と目が合う。


無言の言葉なんだろう

あたしは一人で家へ戻った。





『あの人達…沖田さんを…?』




水釜を、覗く様にしていると

遅れて二人が帰って来た。


あたしは先程の話を二人へ報告する。





『ふぅ…総司の抹殺か…』

『勝手に僕を標的にしないで欲しいなぁ』

『…文を書く…』



斉藤さんが謂うとあたしはすぐに

筆と墨を出した。

きっと近藤さん、土方さんから謂われていたのだろう。何かあったら直ぐに文を出せと…。





沖田さんは腕を組みながら外を睨んでいる。本人からしてみれば面白くないだろう…。





『沖田さん…』

『うん?』

『斉藤さん…』

『どうした?』

『あたし…ごめんなさい…あたし恐いです…』





どうして沖田さんが狙われなくてはならないのか…あたしら一晩中考えた。

残念だけど思い当たる節が無い…。


ふと頭を過ぎったのは

新選組で強い人を、一人一人葬る…。

まさか…そんな事ないよね…。

けど、そう思うと切れた糸が一本の線になるような…そんな嫌な予感がした…。




翌日、いつも通りに朝餉の支度をする。

斉藤さんは長旅と謂うこともあり

まだ寝ている。




『斉藤さん…昨日疲れていたんですね』


『つき合わせちゃったしね…まだ寝ていて貰おうか』


『はい。沖田さんは出来るだけ無理しないで下さいね?絶っっ対!』


『あはは…判った。今日は大人しくしてるよ』

『約束ですからね』





あたしは先日の浪士等のやり取りを

思い出す。

目の前には沖田さんが居る。






『大丈夫。絶対に負けない。それに一君だって居るんだから』





読み取ったかのように沖田さんは

あたしの目を見て謂ってくれた。

”絶対に負けない”あたしは強く頷いてみせた。


外へ目をやると一粒、雨がポ、ポ…と降り出してきた。あたしは目隠しでのれんを掛けた。


昨日の沖田さん…良い表情してたなぁ…。

斉藤さんは彼の攻撃を受け止め、交わすと

逆に沖田さんへ反撃をしていた。

その時の二人は離れていたブランクを感じさせなかった。





『沖田さん…昨日手合わせしてる時、嬉しそうでしたね?楽しそうにも見えました』


『うん。嬉しかったし、楽しかったよ。暫く居るし?また時間があるときに相手を頼むつもり』


『兄弟みたいですね?』

『そう?』


『そうですよ』


『そうゆう智香ちゃんだってタエさんと

話してるとき姉妹みたいだよ?あれ?』



立ったまま柱に寄りかかった沖田さんが何かに気付いたのか、少しだけ険しい顔つきになる。





『やっぱり…ねぇ智香ちゃん?前に追っての話したよね?』


『はい。確か声真似を得意とするとか…』


『うん。あの時タエさんの声で戸を叩きながら”智香さん”って謂っていたよね?』


『…あ…』





そうだ。タエさんはあたしを”智香ちゃん”と呼ぶようになっている。昨日のタエさんも”ちゃん”付けだった。




『それじゃ…あの時…』

『間違いないね。追って…いや、その”廣瀬”って奴に違いないね。名前までは知らない?』


『はい…ただ”廣瀬様”としか…』

『そうか…どうしたの?また暗い顔して?』


『え?してました?』


『してたよ?不安そうな顔。君は笑ってないと駄目だよ。家の中が暗くなっちゃう』


『そうだな。何も不安がる事など無い』



『あ、一君。おはよう』

『斉藤さん、おはよう御座います』





斉藤さんはあたしの隣りへ腰をおろす。

その様子を沖田さんが見守る。台所がすぐなのでお茶を淹れに立った。




『ああ。所で”廣瀬”とか聞こえたが?追っての奴か?』


『うん。そうだよ。昨日智香ちゃんがあの河原で訊いたみたいでさ』



『あ…訊こうとしてて忘れていました。その昨日手合わせ中その二人には気付いて居たんですか?』




『『勿論』』




二人は気付いていたんだ。

沖田さんが柱に身体を預けながら話してくれた。

彼等が手合わせをしている最中ずっと

感じていたという。



二人は気付いて居ない振りをしていた。

あの時あたしから少し離れていた二人も

そんな事を…。





『あんなに見られてると?それにあいつ等見張りも下手だよね?』


『そうだな。気配を隠せていない…謂わば素人だな。金に目がくらみ食い付いた。そんな所だろう?』


『わー…僕そんな馬鹿に狙われてるの?あーやだやだ』






沖田さんは両手を頭の後ろへ回し

目を瞑り呆れ口調で謂い、柱へ背を付けたまま座り込む。斉藤さんは沖田さんの向かいに座り直すとあたしが煎れたお茶をへ手を伸ばす。





『その馬鹿に斬られるのか?総司?』

『そんな訳無いでしょう?』


『副長ならこう謂うだろう”だったら最初にそのザコ共を始末すればいいだろう”と』



『『……』』

『…?どうした?二人して?』




『一君…今土方さんの口調を借りて本音を謂ったの?』


『とてもお上手でした』


『……いや、副長ならそう助言するだろうと思っただけだ』


『確かに土方さんならそうかもね?あ、僕もお茶お代わりしよ…』


『それならあたしが…』


『良いから動きどうしじゃ身体が参っちゃうよ?』





彼はあたしの頭を撫でると

お茶のお代わりを煎れにゆく。

今日は一日大人しくしていようかな?

多分…。




如何でしたでしょうか?

いつも有り難う御座います。

次回、未定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ