↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋染め暖簾  作者: 無頼
PR
19/22

第十九話 「逃走」

桜乃助は出かけていた。

「……行くか……」

桜乃助は渡海屋へ向かった。

「いらっしゃいま…あ!」

八千代は嬉しそうに駆け寄った。

「桜乃助様!」

「暇だったから…」

桜乃助は八千代の隣に座った。

「拠点は今…酒盛りでうるさいから…寝れないんだ…」

「酒盛り?」

「宴会だ。寝たいがうるさくて仕方ない。」

「じゃあここで寝ていきます?」

「は?」

「奥の部屋あるので!」

店の奥の少し広い部屋に案内する。

「ここならいいでしょう!」

「ありがとう。」

桜乃助は横になって寝た。

暑がりなので、まだ皐月だが障子は開けて寝た。

夕方、桜乃助は起きた。

寝ぼけながら、煙管を吸う。

着物は寝相で片方だけはだけていた。

「これとかどうですか?」

八千代は接客をしていた。

ただ客は八千代目当てだった。

そんな客は少なくなかった。

ただ、奥の部屋を見てしまった。

刺青が入った男が背を向けて煙管を吸っていた。

「きょ…今日はこのくらいで…」

客は尻尾を巻いて逃げた。

「桜乃助様〜!起きましたね!」

「あぁ。」

桜乃助は辺りを見渡した。

「親はどこだ?」

「今は出かけてます!」

「そうか、帰る。」

「なんでぇ!」

「バレたらマズいだろう。」

「紹介します!」

桜乃助は急いで帰った。

拠点の扉を開けると、まだ酒盛りしていた。

「頭〜領〜!」

顔を真っ赤にした凛が駆け寄る。

「…」

桜乃助は自室に籠った。

枕を耳に当てながら。

第十九話 「逃走」 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。