第十三話 「謎」
桜乃助は奉行所の役人との会談の後、拠点に帰った。
そしたら、八千代がいた。
「????????????」
桜乃助は壁に頭を打ちつけ、混乱する。
「何故…何故…何故…」
「おかえりなさい!」
猛ダッシュで駆け寄る。
「これは夢…これは夢…」
「違います!」
八千代が手を引いて奥の部屋へ。
「頭領〜!八千代ちゃん来たよ〜!」
「何故だ。」
「行きたかったからです!」
「……」
桜乃助は俯いた。
「頭領…違いますよぉ…」
禅が割って入る。
「凛さんがぁ…連れてきたんですよぉ…」
「禅、金をやる。凛、酒禁止。」
「ヤダ〜!」
八千代はもじもじしていた。
「桜乃助様…」
「何だ。」
「行きたかったのは本当です…」
桜乃助は自室に戻った。
耳は真っ赤だった。
「桜乃助様〜!出てきてください〜!」
「やめろ!」
「何でですか〜!」
禅と凛が八千代に続く。
「頭領〜…話す事があるんですぅ…!」
「頭領〜!また頭引っ叩くよ〜!」
「桜乃助様〜!遊びましょう〜!」
出てきた。
奥の部屋に戻される。
「扇が情報を掴んできましたよぉ…」
「吉原のか?」
「そうですぅ…対象は近日中に吉原に来るみたいですねぇ…」
「そうか。準備はする。」
「ちゃんと名前も決まってるよ!」
凛が背中を叩く。
「痛い…」
「ごめんごめん!」
背をさする。
「吉原…行くんですか?」
「あぁ。」
「一緒に行きます!」
「?!」
桜乃助は戦慄した。
「来るな。」
「行きます!」
「来るな。」
「行きます!」
桜乃助は頭を抱えた。
「大丈夫大丈夫〜!アタシと同行させるから〜!」
「………」
桜乃助は観念した。
「頭領!ちゃんと女装はしてよ!」
「当たり前だ。」
「女装…見たい…!」
八千代の目が輝く。
「女装…先代はしてなかったですからねぇ…」
「今の頭領がやり始めたんだ!」
「へぇ…」
八千代は桜乃助の顔ばっか見ていた。
「任務頑張ってくださいね!」
「…わかった。」
第十三話 「謎」 完




