紗月の司法取引 第五章 閉じ込められた檻の中の革命
**矯正施設 配電盤室**
「本当にやるのか?」
桜木の声が機械油臭い空間に響く。
紗月が手元のスイッチを確認する。
「もう引き返せないわ」
蛍光灯の青白い光が二人の影を揺らした。
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**計画の全貌**
「看守長の不正取引を暴露しても組織ぐるみなら揉み消される」
さゆりが壁に貼り付けられた内部図を指差す。
「だから外部に直接流すの。テレビ塔を使って」
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**決行前夜**
独房で見張り交代のタイミングを計る紗月。
ポケットには小型送信機。
(ヨシオさんは許してくれるかな)
その想いだけが原動力だった。
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**蜂起の号砲**
**ジリリリッ!**
非常ベルの轟音と共に照明が消える。
真っ暗な通路で看守たちの怒号が飛ぶ。
「侵入者だ!武器を持て!」
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**情報漏洩の衝撃**
午後7時の全国ニュースが赤く染まる。
《緊急速報:矯正施設内で通信妨害工作か》
アナウンサーの声に被せて流れる映像は看守長の賭博現場だ。
「これは……!」
TV画面を見つめる国民たちが凍りついた瞬間だった。
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**終焉の幕開け**
翌朝施設は武装警官隊に包囲された。
「投降しろ!お前たちの負けだ!」
鉄条網越しに叫ぶ警察官へ紗月が拳を突き上げる。
「まだ負けじゃないわ、皆行くよ」
降り注ぐ朝日にその姿が金色に輝いた。




