表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ド底辺ホームレス中年男の俺がJK姪っ子に告られる!?【番外編】紗月の司法取引  作者: やまけ〜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/6

紗月の司法取引 最終章 過去を抱いて明日へ

虚構の砦は崩れ去り、新たな旅路が始まることを告げていたー


**拘置所内 接見室**


「だからといって国家権力を敵にしてどうするつもりだ!」


雅也の呆れた声がアクリル板越しに響く。


紗月が俯いた。


「他に方法がなかったんです……」


---


**桜木との別れ**


護送車へ向かう廊下で桜木とすれ違う。


「あんたは大丈夫そうだな」


皮肉っぽく笑う彼女の目尻に光るもの。


「いつかまた外で会おう」


握手も言葉もなく別れた。


---


**保護司の憂鬱**


「親御さんは出国禁止だそうだ」


保護司の老弁護士がため息をつく。


「唯一の身元引き受け人が……」


「大丈夫です」紗月が背筋を伸ばす。


「友人がいます」


---


**帰還の日**


「お帰りなさいませお嬢様」


ルナ財閥系列ホテルの支配人が深々と頭を下げる。


「私の部屋はまだ残っていますか?」


「もちろんです。ただ……」


彼の視線の先にはヨシオがいた。


---


**和解の兆し**


「よく帰ってきたな」


三年ぶりの再会に紗月の膝が折れる。


「ごめんなさい……本当にごめんなさい……」


ヨシオがゆっくり近づき頭をポンと叩く。


「もう過去の話だ。それより……」


彼の目が窓外へ向かう。遠くに紗月を待つ人々の姿。


「行こうぜ。みんなお前を必要としてる」


---


すべてを失った者ほど強く羽ばたく  破滅から再生への凱旋ー


**復興中の街角**


国立競技場前で瓦礫の山の前に紗月が立ち尽くす。


かつて彼女が引き起こした混乱の爪痕だ。


「まだ終わっていないわ」


振り返ると工事現場の男たちが手を振る。


---


**再建プロジェクト**


「ルナ財閥系建設会社の全面協力で」


スーツ姿の紗月が設計図を広げる。


「地域コミュニティを核とした新都市モデルを構築します」


---


**遺恨との決着**


「よくも騙したな!」


さゆりが人通りの多いカフェで詰め寄る。


「私の人生を台無しにしやがって!」


「台無しにしたのはあなた自身でしょう?」


周囲の視線が集まる中、紗月が向き合う。


「お互い罪を償ったのだから、過去のことは忘れて未来の希望の扉を開きませんか?」


---


**未来への扉**


三年後。


完成式典のテープカットを終えた紗月に記者団が殺到する。


「あれからどのように変わられましたか?」


マイクを向けられ彼女が静かに笑った。


「他人を思いやる優しい心を持てるようになりました。それが一番大きな変化です」


---


**エピローグ: 輝きを拾い集めて**


夜景を望むビルの最上階で紗月がグラスを傾ける。


「待たせたな」


入ってきたヨシオが隣に並ぶ。


「例の計画はどうなった?」


「順調よ」紗月が星空を指さす。


「子どもたちの未来基金は来週正式認可されるはずだわ」


二人の間に沈黙が落ちる。


互いの手がテーブルの上で触れる―


---


遠くから花火の音が聞こえてくる。


新しい季節の訪れを告げる花火だ。


「行きましょう」


紗月が先に立ち上がる。


ヨシオの表情が柔らかく緩んだ。


二人の影が重なり合う。


破壊と再生の果てに訪れた先に本当の平穏がそこにあったー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ