勇者魔王の[一日目]書類確認・⑴
一日目の武道大会が終えてバンヘルトは王の書斎にてルシファーナと幹部五人で書類を確認し……。
ここは王の書斎。現在ここにはバンヘルトとルシファーナと幹部五人がいる。
武道大会初日である一回戦が終わり今日の対戦結果について話し合っていた。
「再確認をする」
提出された書類の一枚を持ちバンヘルトは読み始める。
……――中央闘技場の一日目。
《巨人族 男性》
・①番 ハルマゲ・ベブ(✕)
・②番 ケイテオ・テティ(◯)
・③番 ドデカン・ドボン(◯)
・④番 ギセカ・ゴンボ(✕)
・⑤番 カピゼス・ファンベラ(◯)
・⑥番 サドゼル・キレル(✕)※尚、不正をしたため失格。
・⑦番 ギガルド・デバルカ(◯)
・⑧番 ソラテグ・チイラ(✕)
……――文字を読みながらバンヘルトは頷いた。
「ギガルドも勝ち進んだな」
「多分番狂せがなければ優勝すると思うよ」
「なるほど……代表になるだけの実力があるって訳か」
そう言いバンヘルトは、ルシファーナへ視線を向けたあと前を向き幹部五人を順にみる。
「確かに……ギガルドはつええ。だがケイテオも負けてないですぜ!」
「ダイゼンが言うなら間違いないか。じゃあ二人共に勝てば決勝戦は面白くなる」
早くケイテオとギガルドの戦いがみたいバンヘルトの心はワクワクしていた。だが相変わらず無表情である。
「次は女の方か……」
……――続いて読み始めた。
《巨人族 女性》
・①番 ルチェナ・ドンテゴ(◯)
・②番 カテリル・ゴンボ(✕)
・③番 ラボルカ・リゼレン(✕)
・④番 モルンバ・ミシェガ(◯)
・⑤番 サラアナ・カラシア(◯)
・⑥番 イミフリ・チュノ(✕)
・⑦番 イワカリ・ハルド(◯)
・⑧番 シンシア・トドサス(✕)
……――心の中でバンヘルトは喜んでいる。
「この組み合わせでは良いものをみせてもらった。明日も楽しみだ」
「そばでみていたオレも、ふくよかな胸と太ももには耐えきれんほど……」
その先を言おうとしたがダイゼンは、ハッとし両手で自分の口を塞いだ。
「なるほど……バトル以外の楽しみかぁ。さぞかしいいもんがみれたんだろうな!」
そう言い放ちルシファーナはダイゼンとバンヘルトを順に睨んでいる。
因みにライナネは自分の胸と太ももを交互に摩り「ふくよかな方が好きなのか」と小声で呟いていた。
種族の体質もあるのかライナネの胸は、まな板同然と太ももが細っそりした筋肉質だ。
「種族別……多いな」
顔に出てはいないがバンヘルトは、この作業を面倒と思っている。
……――再び次の対戦結果をみた。
《ダークエルフ 男性》
・①番 カイゼノ・ノエグ(◯)
・②番 ライカン・カカオ(✕)
・③番 ダンカク・ネルベ(✕)
・④番 ライファス・カカオ(◯)
・⑤番 ジルゲイ・ソルン(✕)
・⑥番 ライサゲフ・カカオ(◯)
・⑦番 タイセール・ハオリュウ(◯)
・⑧番 ニオルカ・タイラオ(✕)
続いて……。
《ダークエルフ 女性》
・①番 ライナネ・カカオ(◯)
・②番 サナリア・キオノ(✕)
・③番 ナナシーヌ・オルン(◯)
・④番 ライシャンテ・カカオ(✕)
・⑤番 ハナノシャス・サシキリ(◯)
・⑥番 ルンバリーナ・カナシベ(✕)
・⑦番 ライハナ・カカオ(◯)※不戦勝
・⑧番 シンシファル・リアンナ(✕)※尚バトル前に男性の方で戦いたいと駄々をこねたためダイゼンにより拘束され退場させられる。
……――読み終えるとバンヘルトは無表情のまま溜息をついた。
「ライナネ……勝ちたいのは分かる。だが親族を出しすぎだぞ!」
「ルールでは親族を多く出すことについて禁止と書いておらぬがのう」
「そうだが……まあいいか」
これ以上言っても無意味と思いバンヘルトは再び今日の結果を読み始める。
……――次は小さな者たちの集まりだ。
《小人族 男性》
・①番 コロアカ(◯)
・②番 セグロ(✕)
・③番 ボロキイ(✕)
・④番 フトミド(◯)
・⑤番 バナシロン(◯)
・⑥番 ホソムラ(✕)
・⑦番 タリンハイ(✕)
・⑧番 カルアオ(◯)
次いで……。
《小人族 女性》
・①番 ルルサクラ(◯)
・②番 キララモモ(✕)
・③番 プチスミレ(◯)
・④番 オオヒマワリ(✕)
・⑤番 カレンユリ(✕)
・⑥番 ナゴミウメ(◯)
・⑦番 ワノツバキ(✕)
・⑧番 チョウラン(◯)
……――うんうんと頷いている。
「小人族は可愛い者たちだが思っていた以上に良い戦いだった」
「ルルサクラは良き身のこなし故に勝ち進むと存じる」
「ハンセス……そう言いながら鼻の下伸びてるぞ」
そう言いルシファーナは、ジト目でハンセスをみた。
「気のせいでしょう。そのように鼻の下が伸びる訳がない故に」
「じゃあ鼻血が垂れそうだって言った方がいいのか?」
「まあ……男なら誰でも起きる現象だ! 気にしてたらキリがないぜ」
そうダイゼンが言った直後ルシファーナは鋭い眼光でバンヘルトをみる。
「オレは何も言ってないし……思ってないぞ」
「本当か?」
そう言われたバンヘルトは心の中で焦っていた。思っていない訳がないからだ。
「あー……それよりも次の結果だ!」
誤魔化しバンヘルトは次の書類をみる。
その様子をみたルシファーナは「そうだな」と言いつつもバンヘルトを疑いの目でみていた。
読んで頂きありがとうございます(^-^)/
次話もこのような感じとなります故にご了承を……すまぬ。……byハンセス
では次話もよろしくお願いします(*^ω^*)




