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【日記】魔法使いの隠れ家にて
三日目 正午過ぎ
家主の女性が記憶のない俺に日記を薦めた。
俺が隠れ家にやってきてから今日で三日、日記を初めて三日、この世界に来てからも三日目だ。
肝心の少女が目を覚まさないのだから、何故俺が少女の元に放り出されたのか、その真相は分からない。
何かを知っている素振りを見せる魔法使いは快く滞在を許可してくれたが、その弟子は女所帯に見知らずの男が入り込むのを嫌がっている。俺だから嫌なのではなく、多分男だから嫌なのだろう。
師匠もきっとそれを理解して、弟子を弄る為に俺を招き入れた気がする。
偶然耳にした会話からも、それが分かる。
「ミロ、押し倒された?」
「…………」
「え、まだ押し倒されてない?! なら押し倒しちゃいな!」
「ちょっと師匠、黙っててください!」
「あいたっ!!」
どんな師弟だと突っ込みをいれたくなる。いや弟子から一発入れられたか。
相手が美人とは言え、俺にそんな気は一切ないのだが……。
兎も角居心地の悪い今は、少女が目覚めてくれることを切に願う。
独りだと、心細い。
数話+日記
この形態でまったり更新していこうと思います




