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登場人物紹介

第一章に登場したキャラクターの紹介


☆名前

①概要、経歴

②身体特徴

③持ち物、武器、得意魔道術など

④親族、所属



☆無頼

①ベロニカの召喚魔道術により呼び出された異世界人。記憶は全て欠如しており、召喚される直前の記憶から自身の名前まで、何も思い出せない。しかし記憶関連以外の知識は所持し、出身世界で身に付けた技能は身体が覚えている。専門知識から一般教養まで、所持する知識は幅広く膨大で、扱える技能はこの世界が辿り着けていない最先端まで多岐に渡る。

 人並みに動揺や不安を感じるが、年長者としてベロニカとミロシュに明かすことはしない。その捌け口として魔法使いサクラメントに日記を勧められる。

②身長188cm、体重90kg前後。年齢は20代半ば。

 黒髪黒目、鍛え上げられ引き締まった体躯は、長身と合わせて線を細く見せる。実際は体幹が太くしっかりとしていて、腕は子供の首より太い。身体能力は超人級。

 性格に粗暴さはなく、意外と律儀。

③七遺魔剣に名を連ね、1mを超える刀身を持つ魔剣『亡霊挽歌』。

 魔道術は使えないが魔剣の影響で蓄える魔力量だけは膨大。

 異世界の物品である腕時計と懐中時計、黒短刀(マチェット)や高性能狙撃用スコープなどを持っていたが、そこに記憶に繋がる手掛かりはない。黒短刀はベロニカが、スコープはミロシュが私物化し、腕時計はベロニカの腕(三千万シード)の代金の一部としてサクラメントに譲渡した。

④親族は一切不明。現在はギルドに所属しているが、帰属意識はまるでない。



☆ベロニカ・ウンキア・フォン・フォーサイス

①北方の国、聖フォーサイス王国の王族。先王の娘で、先王の弟である現国王の姪。

 中原の複数国と西方のサンノゼ帝国の連合軍に破れて捕虜となる。『紅燕の旅団』によって移送される最中、自身の命を賭して禁忌と定められている召喚魔道術を行い無頼を召喚する。その代償に片腕を失うが、三千万シードを支払うことで魔法使いサクラメントに腕を直してもらう契約を結ぶ。しかし虜囚として国を出たベロニカに三千万シードの大金を支払う当てはなく、無頼に一部を肩代わりしてもらい、サクラメントのお使いの達成を条件に支払う現金を一千万シードにまで値下げする。

 旅路の最中に金も稼がなければならないが、あまり役に立たない。

②身長147cm、体重39kg(左腕ナシ)。14歳だが、無頼の世界で換算すると12歳。

 黄金色の瞳を持ち、肩辺りで切り揃えた処女雪のような銀髪には軽くクセが掛かっている。他国にも知れ渡る絶世の美少女で、純真な少年なら前にしただけで言葉が出なくなるほど。

 活発な性格で何度も近衛兵のマイノットに剣の指導を受けていた。王族としての誇りはあるが、自尊心は高くなく誰とでも打ち解ける。感情の切り替えが速い。

③無頼の黒短刀(マチェット)を私物化して使用。唯一権利を主張出来る所有物は無頼の持つ『亡霊挽歌』であり、無頼もそれを理解しているからこそ何も言わない。

 魔力核が破損している為、魔道術は使えない。

④両親はともに故人だが叔父王は健在。従兄弟もいるが、一方的に毛嫌いされている。

 ギルドに所属しているが、無頼たちに任せっきりである。



☆ミロシュ・ロチェスター

①魔法使いサクラメントの弟子。幼少期に病魔に侵されサクラメントの元に運び込まれ、僅かに残った病魔への対抗策としてサクラメントに師事し魔道術を学び始める。師事して十年以上、外に出たがらないミロシュに業を煮やした師匠サクラメントにより半ば強引に無頼とベロニカの旅に同伴させられる。

 物心ついた頃から異性と接する機会がなく、初めは無頼とぎくしゃくしていた。しかし男性に対するトラウマがある訳でもなく、無頼自身がミロシュを女性として意識していないので自然と打ち解ける。

②身長161cm、体重不明。19歳だが、無頼の世界で換算すると17歳。

 赤みがかった茶髪を背中で一本結びにしている。容姿も整い美人であるが、それ以上に同性(ベロニカ)が涎を垂らす程のナイスバディの持ち主。

 性格は真面目で、お酒を飲むと沈む。

③剣術や弓術、基礎的な体術、槍術に棒術などの武術、読み書き計算、歴史や謀術など、サクラメントの指導で一通り扱えるが、弓だけは習っても人並みに扱えず、現在はオレーサの城壁から失敬した短槍を所持。

 魔道術は一通り扱える。中でも得意なのは広域作用魔道術と付与(エンチャント)魔道術。

 溜め込める魔力量が一般的な魔道士を遥かに凌ぐ量である。

④サクラメントが親代わりで、本当の両親は所在不明。出身は南部。

 ギルドに所属しているが、帰属意識はまるでない。


☆サクラメント

①世界に七人しか存在しない魔法使いの最古参。『無色の魔法使い』。古代帝国の開闢期に西方から中原に現れ、初代皇帝の元で国を大きく拡げたと言われている。過去を語りたがらない為、多くは吟遊詩人によって広がる伝承でしか知ることが出来ない。なのでサクラメント本人は、自分の過去を掘り起こす吟遊詩人を嫌っている。

 積極的に弟子を取る、他の魔道士や魔法使いにはない習性を持ち、実在が確認し易い魔法使いである。

 金さえあれば不可能も可能にすると豪語する人物であり、多くの現金や財宝を蓄えている。襲撃者すらも殺さず逃がし、手合せ料を請求する程である。使い道は不明。『複製の創主』や『人形遣い』といった敬称から、『強欲の魔女』や『無職の魔法使い』と蔑称まで、隠れ家に暮らすサクラメントだが世界の中心である中原に隠れ家が存在する為、必然的に人目に触れる機会が増え、揶揄を籠めた呼称が数多く存在する原因となっている。

②年齢不詳。性別不明。生身の肉体は消失済み。

③触糸魔道術を得意とするが、医療系を始め他の魔道術の殆どに精通している。

④現存する弟子の数は四人。生死不明を含めると更に増える。


☆リルエット

①城塞都市オレーサで無頼たちが出会った翼人の女性。ギルドの監視役として対面し、無頼の逞しさに惹かれるが、自身の目標もあり断念。そのまま言葉を交わすことなくオレーサで別れる。

 幼少期から長い間、中原を始めとした世界各国を旅している。過酷な経験は数多くしてきたが、荒むことなく天真爛漫に暮らしている。

②身長172cm、体重61kg(翼込み)。年齢は20歳前後。

 背中から大きな翼が生え、晴天の空のような青白さを誇る。朱色の癖毛に快活さを輝かせるまん丸な瞳を持ち、細身であるが女性として出る所は出ており、無邪気さと相成って多くの男性を困惑させる。

③長弓と魔道術は人並み。後はまるで使えない。

④親族は不明。ベロニカを襲った『紅燕の旅団』と何らかの関係がある。


☆オーガスタ

 ベロニカを狙う『紅燕の旅団』の一員。人間。

 褐色肌の偉丈夫で赤い槍を使う。出身は南方の自由都市連合。


☆サルバトーレ

 ベロニカを狙う『紅燕の旅団』の一員。獣人の少年。

 無頼を取り逃がした際、額に傷を負う。


☆レッドブラフ

 ベロニカを狙う『紅燕の旅団』の副団長。

 魔剣『紅天平徒』を持つ。軽薄な雰囲気を醸し出しているが、腕は立つ。


☆ラレード

 城塞都市オレーサの盛り場で出会った吟遊詩人。黄金色のサクソフォンと、ベロニカとよく似た金色の瞳を持つ。

 出身は西方のサンノゼ帝国。十五年ほど前に、『風色の魔法使い』アルタモントの死に顔を見て吟遊詩人を志す。


☆アルタモント

 世界に七人しか存在しない魔法使いの一人で、『風色の魔法使い』と呼ばれる。

 十五年前、サンノゼ帝国の帝都で殺され、死体は吊るして晒された。

 腕を取り戻す条件としてサクラメントが伝言を依頼した魔法使いの一人。


☆『空色の魔法使い』

 世界に七人しか存在しない魔法使いの一人で、本名は不明。

 ギルドの現統括者として世界中を跳び回っている。晴れた日の夜空みたいな魔力を持っている(リルエット談)。

 腕を取り戻す条件としてサクラメントが伝言を依頼した魔法使いの一人。


☆紫電侯ユーフォーラ

 世界に七人しか存在しない魔法使いの一人で、『金色の魔法使い』と呼ばれる。

 原始の魔法使いに次いで現れた二代目魔法使いで、サクラメント以上に居城が知れ渡っている。

 腕を取り戻す条件としてサクラメントが伝言を依頼した魔法使いの一人。


☆サラトガ

 元サンノゼ帝国の将軍。無頼に負けない体格を誇る獣人。

 現在はネブラスカの非正規部隊の隊長として活動している。


☆ウィナー

 サラトガの部下で、ネブラスカの非正規部隊の一員。獣人の女性。

 草原で無頼に捕まり城塞都市オレーサの城門前で戦うが、『狂化』した状態でも無頼に破れる。後にウィリアムスによって救出される。


☆ウィリアムス

 サラトガの部下で、ネブラスカの非正規部隊の副隊長。人間の男性。

 オレーサに潜入した一人で、ミロシュの襲撃ではなくウィナーの救出を任される。


☆バゼット

 サラトガの部下で、ネブラスカの非正規部隊の一員。エルフの女性。

 魔道術と弓を得意とする。ミロシュを襲撃した際にはバックアップに回る。


☆クランク

 サラトガの部下で、ネブラスカの非正規部隊の一員。エルフの男性。

 魔道術と剣術を得意とする。ミロシュを襲撃した一人。


☆ハリカ

 サラトガの部下で、ネブラスカの非正規部隊の一員。小人族の女性。

 短弓と暗殺を得意とする。ミロシュを襲撃するが、返り討ちに合う。


☆オリンピア

 謎多き魔道士。サクラメントの弟子の一人で、ミロシュとは一方的な面識がある。

 サクラメント同様に触糸魔道術を得意とする。多数の魔道人形を用いて戦い、遠方に赴く際には飛竜のスミザーに精巧な義体を乗せて派遣する。

 ベロニカを欲している同志がいるらしい。三賢魔導師を自称する。






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