↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
42/44

彰良の風邪(高専時代/楽、彰良)

「風邪!?」


 朝、楽(らく)は彰良(あきら)の部屋の前で驚愕の表情を浮かべていた。


 彰良は滅多に無いほど顔を真っ赤にさせて、荒い息を吐き出す。


「うるせー……。風邪ぐらい引くわ。俺、休むから先生に言っといて。あと、玲(れい)に絶対近づくなって伝えてくれ。お前と清治(きよはる)もあんま近づくな。」


「いいけど……大丈夫?看病とかいらない?」


「いい。寝てれば治る。……あいつにうつすと大変なことになんだろ……。」


 そう言いおいて、彰良は部屋のドアを閉めた。


 有無を言わせない行動に楽は溜息を吐き出す。あんなにしんどそうで、何が寝てれば治るだ。


 楽は彰良の部屋から踵(きびす)を返すと、玲を探しに駆け出した。


 夕方、彰良の部屋に行けば彰良が起きていた。

 朝よりも体調は良さそうだ。


 楽はそれに内心ほくそ笑むと、玲から預かっていた鍋を彰良に渡した。


「……お粥(かゆ)?」


「そう。しかも玲のお手製だよ!」


「玲の?」


「『筋肉バカもたまには風邪引くんだね。ちゃんとタオルケットお腹にかけて寝ろよ。』だってさ。」


「あのやろ……。」


 彰良の複雑そうな表情に笑って、楽は彰良の部屋を後にした。


 本当は心配して、彰良のとこに行こうとしてたのを、彰良の意向を汲んでお粥だけでもと玲が用意したと伝えたら彰良はどう思うのだろう。


 ーー元気になったら教えてあーげよ。


 いま聞いてまた体温が上がったら大変だろうから。


読んでいただきありがとうございます。

ハグレモノ短編第42話はいかがでしたか?


先週は三本まとめてでしたので、今回は短いのを一本にしました。

彰良も風邪は引きますが、一日寝たら治るタイプです。

楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!


次回は土曜日19:30頃に本編投稿予定です。

よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。