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㉖決闘の裏側

少し納得行かないけど(T_T)

 屋台を借りている以上、売り上げを上げるのはだいじだよね?

 なので作り置きを大量に用意して会場で売り子をすることにした。

 パーティリーダーとして皆の試合を見届ける義務があるし一石二鳥と考えたのだけど、何でボクは関係者席にいるのだろうか?

 確かに関係者だけど変な緊張感が流れているけど、アルデンテとマカさんが構ってくるから余計に変な空気になっている。


 商業ギルドマスターは今回は何一つ関係ないはずなのに、この場にいる。


「アルデンテ女子、ギルドの役割をどう思いますか?」


「今、スローに構うのが忙しいのじゃ!後にするのじゃ!」


 オットーはそう切り出すも相手にされないが、チラリと商業ギルドマスターを見ると


「うむ、ギルドは仲介じゃな。職人同士、扱っているものを商人につなぐ仕事じゃ。」


「ギルドの利益についてどう思います?」


「ある程度は必要じゃギルドがギルドマスターが一番稼いでいる必要はない。」


「新参者なので上に立つものの心構えありがとうございます。」


 オットーは大げさに頭を下げる。

 

「若造何が言いたい!」


「盗み聞きは良くありませんよ、ただ心構えを大先輩に聞いただけじゃないですか?」


「ワシから仕事を奪い、煽ってあるではないか!

田舎者の成り金め!何が目的だ!?

その歳で商業ギルドに変わるほどの資金など、まともだとは思えぬ!」


「ただの成り金が冒険者ギルドと手を組むわけないでしょ?本業が急速に事業拡大してますし、最近もビジネスが分からない相手から大金をせしめましたからね。

今回の運営費の大半はそこからです。」


「あくどい手段なんだろうな!後学のために教えてくれないか?」


「簡単ですよ、賭けのオッズ付けるセンスが無い奴が胴元が居ましてね、正しい相手に賭けただけですよ(笑)」


「貴様か!私の金を奪ったのか!」


「商業ギルドのお金でしょ?横領を自白したのも同然ですよ。頭使ってます?」


「商業ギルドは我が命も同然だから私の金と表現しただけでだ!横領など証拠も無いのに無礼な!」


「証拠わんさかありますけどね(笑)

この決闘でオットー商会潰そうと裏組織とか使ったでしょう?そいつらとお話ししたら証拠付きで楽しくしゃべりましたよ。

そいつらが何一つ成果を出してないのに、この場に来るとか想像力無いんですか?」


 商業ギルドマスターは喚き散らして、必死に自己弁護するも領兵に拘束され連れ出された。


「商業ギルドマスターにでもなるつもり?」


「そんな責任は無理だね(笑)ベストフレンドと遊ぶ時間もなくなるしね。

この街を拠点にするし役には立ちたいと思っているよ。」


 商業ギルドマスターは優秀だったけど、どこかで道を踏み外したのだろうね。

 オットーさえいなかったらもう少し我が春を謳歌していたんだろうね。


 この後、決闘を観戦し【道化師の食卓】が圧倒的すぎて誇らしくなった。

 この部屋の大物達がボクと仲良くなろうとすり寄ってくるけど、既に仲良くしていた人達が守ってくれたよ。

 特にマカさんが「しつこいと暴れますよ?」と言うと皆、おとなしくなりました。

 美人のお姉さんなだけではなく、強いいんだね。



 道化師の食卓の活躍はロブの街で知らぬ人がいない程高まり。

 質の悪い冒険者は大人しくなる。

 【不殺】の影響でレベル1のままのスローを認めることができず、陰口は叩かれる。


「【死体漁り】は寄生虫!才能ある奴を上手く騙して従えている。」

「弱みを握るスキルがあるに違いない。」


 スローを知る者、見る目がある者は気にもならない発言だが火種としては残っていく⋯⋯。






お読み頂きありがとうございます

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