⑨友達が出来ました!
無謀企画実行中!
決闘後いろんな人に声をかけられた。
褒めてくれたり、お前のせいで賭けに負けたとか色々だ。
一番迷惑だったのはクランとかパーティの誘いだった。
「本格的に冒険者するつもりはなくて屋台の資金集めで雑用依頼をしているのでゴメンナサイ」
コレで大体が諦めるけど、それでも食らいつく人には
「ボク【不殺】と言う命の奪え無いスキルあるんだけど大丈夫ですか?」
そう言うと誘う人はいなくなった。
本当は言うつもりは中妻たけど、コレだけ目立てば遅かれ早かれだよね。
★
《冒険者ギルド・ある部屋》
「Eランク冒険者カース・グーズ。調査の結果犯罪行為の余罪が多数。
よって冒険者資格を剥奪し領兵に引き渡す。
刑罰は確定ではないが、奴隷落ちを覚悟しろ!」
私は2人に処分を下した。
「なんでだよ!皆やっている事だろ!」
「オレたちだけ奴隷落ちなんて納得できない!」
【脳なし】共は、好き勝手に発言する。
「その皆とは、誰が具体的に言ってみろ!
大体、そんな発言が出るということは君達は何一つ反省していない!そんな冒険者をギルドが守るはずがないだろ!」
「ちくしょう!あんなレベル1に絡んだばかりに!」
「【呪いの子】に絡むんじゃなかった⋯⋯。」
少し反省した言葉のようだが、結局はスローくんへの他責、救いようがない。
2人は警備に頼み領兵に引き渡しに行ってもらう。
部屋から居なくなったあと
「トラビス、お前の指導の結果救いようのない冒険者が生まれたことに何かあるか?」
「ない、俺様もここまで腐っているとは思わなかった。」
「アイツらよりはマシか⋯⋯Cランク冒険者が新人冒険者のレベルを大声で言うなど、あってはならん!
Dランクに落とす。
決闘の約束を決行せよ!」
「わかったぜ⋯⋯副ギルドマスター一つ教えてくれ、スローという小僧は何者なんだ!?」
「命を奪いレベルを上げる世界で【不殺】を得ても腐らず、夢を叶えるために進む若者だ。」
「そうか⋯⋯夢を忘れた俺様が勝てないわけだ⋯⋯。」
「他の地でこの事を糧に再起を願う。
もしスローくんになにかしようものなら【ジャイアントキリング】が黙って無いからな!」
その前に私や薬師ギルドマスターは黙ってないけどね。
面倒事を片付け、私は天井を見上げ英雄はどんな面倒に巻き込まれるのかな?
そう思い笑った。
★
《商業ギルド本部》
「大赤字だと⋯⋯何でそうなる?賭けの胴元が大損などあり得ないだろ!」
「賭けを当てた人数は少なかったのですが、大金を賭けていたのです。」
「誰だ!?」
「冒険者ギルド副ギルドマスター・トレント、薬師ギルドマスター・アルデンテ、他にも上級冒険者数名です。」
「50倍のオッズが裏目に出たのか⋯⋯。」
「トラビスは審判をする立場で賭けていたのですから無効にできませんか?」
「出来るわけないだろ!奴らの膝下で賭けを許可してもらったのだからな!
商業ギルドの看板に泥を塗る気か!
⋯⋯今回は我々の負けと認めて次に生かすしかあるまい。」
「はい、わかりました。」
「今回の小僧を調べておけ、敵に回すにしろ飼うにしろ情報はいる。」
部下は頭を下げて退室する。
自分が許可したのだから、部下の責任だけを責めるわけにいかん。
商人の勘が小僧に何かあると囁いている。
冷静に見きわねばな。
★
《キャンプ地・スロー視点》
昨日は大変だったので、今日は依頼を受けずやりたいことをしようと思う。
薬師ギルドで買った保存食は、不味かった(T_T)
簡単に例えるなら《青汁》をこぶし大に固めた硬いパン。
栄養の事しか考えていない薬にも食品にもならない品物だった。
ボクは雑用依頼中心でこんなの食べる必要性はないけれど、万が一に備えて研究しようと考えた。
前世の知識では、水分を抜くことと空気に触れない包装が大事だった気がする。
クッキー系の食べたら口がパサパサになるのが定番かな?
色々試しながら試作を作り出す。
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《キャンプ地・各視点》
A
「【最弱技神】が何かしているぞ。」
「何かって、普通に料理だろ?
⋯⋯嗅いだことのない美味そうな匂いだな。」
「頼めば食べさせてくれるかな?」
「止めとけ、どうせ煽られて終わるさ」
B・警備小屋
「先輩、注意しなくて良いんですか?」
「ああ、美味い匂いをさせるなと言うか!」
「調理する場所じゃないとこで、料理していることですよ!」
「それは厳密には違反でもない。
新人が多いから調理場所を指定しているだけでちゃんと管理できるなら大丈夫なんだ。」
「なるほど、それにしてもお腹空きましたね」
「同感だ」
C
「お兄ちゃん、いい匂いだね!」
「キャンプ地って初めて来たけど美味しそうな匂いがするもんだな。
まずは探さないとな」
「マリーはニオイの元にいると思うの!」
「食べたいだけだろ?(笑)」
「エヘヘへ」
宛もないしニオイの元を辿ることにした。
★
《再びスロー視点》
遠くから視線を感じるが何もないので作業を続ける。声くらいかけてくれれば、食べさせても良いのだけどね。
「あー、スローくんいたの!」
「本当にいたよ!探したんだぜ!」
先日出会った兄妹ジェイとマリーだ。
「探していた?」
「昨日の決闘でスローに賭けてさ大儲けしたから奢ろうと思ってさ!
決闘ってさ誇りの戦いだからお金貰えないんだろ?」
その通り、賭けになるくらいの見世物に鳴ったのに1デンも貰えない。
ただ勝った人は、うちで買い物したら奢るとか飯を奢ると言ってくれる人は多数いた。
社交辞令だと考えていたけど、そういう文化かも知れないね。
「焼き鳥貰ったしおあいこなの!」
ラリーちゃんはそう言ったが目線は、試食で作った保存食に注がれていた。
「食べる?」
「「うん!」」
たくさんあるけど、どのくらい持つとか調べる為何だけどまた作ればよいし味見役は必要だよね?
食事は人数がいる方が楽しいし!
食事をしながら話していると、ジェイは本当に大儲けしたらしく冒険者登録して大金の殆どを預けたそうだ。
ヤンチャな見た目に反して、しっかりしている。
「なあ、休みだろ?武器屋に付き合ってくれよ」
「マリーもお願いなの!」
「それは別に良いけど、適性とかわかっているの?」
「「適性?」」
「魔法の才能あるのに、剣士の装備買うと損だろ?他にも武器とか職業とかでも、装備品は変わるよ。」
「スローはどうやって、適性を調べたんだ?」
「師匠が居たからね。色々教えてもらったんだよ。本当に簡単のなら今からできるよ。」
手のひらを前に出して
「顎を乗せてくれる?」
2人の反応を確認し、今度は枝の真ん中に印をつける。
「コレを落とすから落ちたら掴んでくれる?
タイミングは教えないよ」
ジェイは印の下を掴み、マリーは上を掴んだ。
「コレで何がわかるんだ?」
「ジェイは目を見て顎を乗せたから、観察眼があると思う。あと反応も良いから、スピードを活かした戦闘に向いているかな?
マリーは手を見て顎を乗せたから、相手の行動で対策を変えるタイプかな?反応は悪くないけど長距離攻撃に向いているかもね。」
「スゲー、これだけでわかるんだ!」
「スローくんスゴイの!」
「簡単なやつだから強くなったらまた、適性を調べて変更もできるよ。」
「魔法適性とかはわかるのか?」
「ごめんね、その才能はボクにはないよ(T_T)」
表情で悔しさ、やり切れなさが出ていたからか謝られたよ。
ボクだって一応、異世界転生者だからね。魔法に憧れがないわけじゃない。
「ボクの故郷では魔法適性調べるのタダだったから言ってみる?もしお金必要ならやめればよいし」
「「うん!そうするよ!」」
さすが兄妹息ぴったりだね!
お読み頂きありがとうございます!
徒歩一分の所にコンビニがあり少し進んで家に鍵をかけたか心配になりました。
手には鍵があるから閉めたんだろうと思いコンビニへ
数分後家に帰ると鍵は掛かっていて気のせいだったかと鍵を開けたら勢いよく扉が開き顔を強打!
泥棒が入っていたみたい。




