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3話 暗闇に光る

時空間は巨大数で在る、時間軸が再帰し、空間次元が圧縮し、因果律が分岐し、法則が階層化し、それらを一括りにする時空間連続体の全体図、それを便宜上時空間織物(スペースタイムスカーフ(SPS))とさせて貰う。


SPSは巨大数のようなもので在る、現実に顕在した巨大数、この単一のSPSはTREE(3)+Busy Beaver、そう言い表すのが適切だろう。


だがしかし異なるSPS、因果的に無関係で有るSPS同士が同じような巨大数な訳では無い、グラハム数程度のSPSも有れば、FISH 7レベルのSPS、BIG FOOTレベルのSPS、LNGN(巨大数庭園数)レベルのSPSのような巨大数論的なSPSが有ります。


暗黙の領域はまるで大海で有り、SPSは泡のように発生している、粒が集まりより巨大なSPSを形成する、それがこの暗黙の領域のルールだ、偶々泡が同じ場所にあれば合わさり因果関係が産まれるし、合わさらない、出会わなければ因果的に無関係だ。


「はあ、、、神様ってこんなにもだるいんだ」


「分かるは、なんやねん徴使例ってよぉ、天界人は下界にしてみれば神に等しい存在が、天使として働く、理解が出来ないぜ」


彼等はアボックとロドリャス、天界出身、現在はSPS近辺でSPSを守護していた、辺りを見渡しても何も無い真空の地続きだ。


「理論上は+1をすればそれより多い個数になるが、暗黙の領域には無限に近い数のSPSがふよふよと浮かんでいるらしいが、見たことないよな、SPSがする運動も少ないし、そりゃ合わないよな、この場での揺らぎ?がSPSを無数に発生、散らばり、合わさるらしいが、よく分からん、それに深度があるってのも分からない」


「それな、俺らがどこを向いてるか、進んでるかすら分からない、相手に心があるか、そんなもんが分からない、心の哲学みたいに、俺らの主観からじゃ分からないことだらけだぜ、深度なんてのも、見てみなきゃわからねぇ」


泡は大きくなればなるほど、総量を増せば増すほど、密度が高いほどより暗く深い暗黙の領域の層に下がるぞ、グラハム数のSPSはまだ明るい層に、LNGNのSPSは薄暗い層に在る。


「内部にいる知的生命体にこの光景見してやりたいぜ、超有限主義者ならどんな感想抱くのかな?気絶してぶっ倒れるだろ!」、


「、、っぷ、がーっはっはっは!」


人間の一部では、物理学を極める為に巨大数論的立場として超有限主義者が居るよ、皆んながそうじゃないが彼等の論理のお陰で発展は多かったが、だが有限主義者より柔軟な考えではなく、有限主義者が気付けることもあった。


宇宙調査団T-116号を排出した第一多元宇宙(深度D=TREE(3)+Busy Beaver/識別番号No.001のSPS)では、科学力の向上、発展が繰り返し、物理学の最新鋭の知識を共有し、全人類の殆どが超有限主義か有限主義の思想を持っていた、だからこの発言は的外れである。


「神人は下界の下等種族と違って、大変だよな、世界自体に役割をになってるしよ」


天界とは別名大天穹と呼ばれる保護膜のような領域、暗黙の領域を海と比喩したのは水圧のようなものがあるからだ、暗黙の領域のそれは、あらゆる圧力をぶち破る筈のブラックホール、内部に抱えられている天体達の中で、銀河、銀河群、銀河団、超銀河団等、より巨大な質量の、最大のものであったとしても、その超大黒洞ですらぶち破れない、強すぎる圧力が暗黙の領域にはある。


層を下がるたびに当然圧力は強くなるし、だから保護膜や内部のSPS自体も当然強くなる、もし仮に天界が無くても深海のSPSなら上の階層で生きていけるぞ、SPSは SPS自体が単独では耐えられないからだ、森羅万象が存在論的階層のより強大な基盤に、天界により支えられている、内臓みたいなものだ、機能する構造だとしても体が無ければ意味は無い。


「あぁ?あの天幕みたいなの何?、、、ぐ!?」


それはアレの触手のようなものだった、それを見てしまった神人二人は。


「、、、」


シュー、外宇宙空間の藻屑となるどころか、感覚的には霧のような、掴みどころがないふわふわに成り、溶け込むようにして存在が消えた。


、、、。


「うっ!?また空震!死人が、不明瞭な死人が出るぞ!(チッ、どうなってやがんだマジでよ)」


それは亀裂だった、そして次元の断層だった、多次元が丸見えになっていた。



挿絵(By みてみん)

それが見えていた、まだアレ自体は此方に見向きもしていなかった、それはグレンにとって可能な限り幸いの事態・ケースだった。


「は、、、(外側に裏返ってる?、、、)分かったぞ!皆んな目を塞げ!視覚情報をなんでも良い!捉えるな!」


グレンは最近の死を理解した、それは。


「世界が歪んだことにより生じた時空の狭間、次元の断片から見え隠れしてる奴が、偶々一般人の目に映っちまった、分かったぜ」


やはり不明瞭な死、全てが深淵なるものが諸悪の根源であった。


「グレン、街の全員に人工知能による画像生成処理機能付きの認識制御アイマスクを配布したぞ」


「ありがとう、これで不明瞭な死を防げる!」


そこから数日、死は一切起きなくなった、静寂の期間が事件解決で在ると言う証明となった。


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