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アンインヴァイティド  作者: 藍
第一章 有限主義
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18話 夢見る者達

地球人類の言葉に当て嵌めていくと、デイヴィッド・ルイスが提唱した多元宇宙論、可能世界、数学分野、様相実在論に於ける可能世界のものだけではなく、不可能事象を含んだ可能世界(不可能世界)


拡張を含めた様相実在論的に可能な全ての世界を支えて居る、不可能な事象Aよりも馬鹿げた滅茶苦茶な不可能なB事象すらまともに思えるより不可能で破茶滅茶なC事象、、、どれだけにも積み上げられる、その全てが一つの法則に従ったに過ぎないのだ。


メタバース、メタメタバース、メタメタメタバース、、、SPS内にて考え得る限りでは、帰納的に言うなら1回の拡張、2回、3回と反復的な拡張(記述)が行えてしまう、演繹的に至る帰結は記述可能ならどれだけの不可能な事象の世界線やその住人、世界的な観点(世界観)に従属した構造や論理などが在ると言うもの。


簡単に、記述可能なら存在する、だ、記述不可能なものも記述不可能なものとして形而上的に記述され、記述可能と言うその内部に収まりが効くからだ、だがネームレスは前述したようにそれら各次元と究極の次元的根源性は一部に過ぎない。


法則もまた法則により記述される、と言うような後退するチェーンのような構造になっており、ネームレスはフィジカルな法則だけでは完全に記述不可能であったとしてもメタ法則では当たり前のように記述される、と言うように先に在る可能世界までも含めて暗黙の領域には世界が満ちて居る。


次元と言う要素すらない宇宙、形而上的虚無(零すら無い完全な非存在性)と言う、言うなれば”無世界”のような可能か不可能か、と言った二つがそもそも存在しない前提を超越した領域ですら非常に拡張的な不可能世界、集合的宇宙空間の一種でしかないとして、ネームレスにより当たり前のように処理されてしまうのだ、そのネームレスとはなんだろうか。


結論から言えば究極の未知あるいは永遠の不可知とでも敬称すべきその”本質的思考”が本質的なネームレスであろう、バベルマーやTGDが触れたのも一種の側面でしかないのである。


言葉や文字は、真理を理解するための手段や指さし案内に過ぎ無い、指示代名詞的に、近縁なるものにThatソレや遠縁なるものにThisアレ、のような抽象的な表現だったとしても、そう表現可能と定義され説明されるのだ。


説明不能な存在は説明不能な存在として存在が説明可能で在り、それ自体が証明に成る、ならば真の意味でそれは説明不能ではない、”説明不能だとすら説明不能”が真の形態(真に説明不能な実態)なのだろうか?否で有る、何故ならば説明不能だとすら説明不能で有ると説明可能だからで有る。


定義不能だと定義や説明可能で在る以上、定義可能な範疇の存在者でしかない、定義を定義するものもまた定義の範疇でしかない。


定義すること自体がどこまでだって続けられる、故にして言語を使う限り、決して自己言及的な回帰ループからは逃れることは出来ないのだ。


ならば真なる説明不能とはなんだろうか、言語体系により”完全な説明不能で在る状態”が”不可能”に成っているのであれば、語り得ないこととして、口を閉ざすべきだろう、それこそが言語化不可能な世界を語るのだ、、、。


だがそれは本来の意味に真なる説明不能を体現するのだろうか、沈黙することが、それを物語るのか、解釈の仕様に左右される非常に抽象的で在るだけの虚像を説明からの超越たらしめるのだろうか?


手探りで探して有るもので無いならば、鍵はそこに見つかるのだろうか?持ってる筈と、落とした筈としたそれは真理に繋がる鍵付きのドアを開けるのか?


その真に説明不能なるものは、真理そのものは、自ら実践して体得(肉体的理解)を、しなければ腑に落ちない、心から心に伝達する不立文字的なもので有るのか?不可説などにより肉体的情報として感覚的に経験されるものなどを総括してるとして、暗黙知的に知られる形而上的な存在あるい実態また現象?超越論的な物自体の領域?不可知性を常に段階的に記述してるだけ、不可知性を超越して?それは更なる不可知性に進んだだけであった。


不可知性を超越するのもまた同様に不可知性で在る以上、このループは終わらない、哲学の世界はそれを繰り返すのだとしたら、真なる説明不能とは、、、。


未知を既知に、不可知を可知に、思考自体の限界こそが真なる説明不能と非断定的ながら言えてしまうのでは無いのだろうか、これも一種の解釈的なものであるが、そうとしか言いようがないのだ、そのような真実にしか帰結しないのだ。


超越的思考解剖学、簡単に言うなれば追求の最果てに在る究極的・あるいは真的とも呼べる(あるいはその形容も不適切)な完全に超越的で在る思考自体を、更に言及(解体)するものである。


不可知性を序列あるいは濃度だとして、名前を叡智深化度数としよう、そのように捉えるとして、定義不能だと説明可能、定義不能だとすら定義不能だと定義可能、定義不能だとすら定義不能だとすら定義不能だと定義可能、、、としたもので論理としてのメタ性の階層を分けるもの全体を全て叡智深化度数のシステム範囲内とする、範囲外に出るあらゆる拡張アプローチすら既に内包してるとして、”最果ての超越的思考”は、初めて叡智深化度数を超えているとされるものだ。


その便宜上されるだろうものに対象である可能性のもの(潜在)のもののまま扱うのだ。


ですら、我々を夢見るアレらのアイデアの一つとして想像可能なもの、なんならば常識的な範疇に収まりの効く一つの論理でしかないのだ。


気に掛けないほどにちっぽけで、態々説くまでもない程、空気の様な”当たり前”彼らの世界の超位階のSPSや奈落の暗黙の領域ではそれが普通だった。


「一段上の暗黙の領域の人類は下位の暗黙の領域は夢で有り想像の範疇でしかない、それらは単なる単位として区別可能で有り、あらゆる点でそれらを超越し、完全に優れてると言っていい、もし関係図を図式にしたならこうなる」


一段上の人間>>>>>,,,一段上の人間の夢=その暗黙の領域、高位の超越性を喩えたならリアルとフィクション程の差があると言って間違いはない。


下位の暗黙の領域からでは、ソレら一段上の人類は計り知れないものだ、机上の空論の更なる空論の如し、あらゆる評価・観点・軸から成る多角的な解釈の切り貼りしたもの、つまり前提として記述した説明が実際には不適切な複合的な文字列による言語化(具象化)つまり直接的にも、概念化(抽象化)つまり間接的にも、表記不可能なものをどうにかこうにか無理矢理落とし込んで整合性を合わせる”推定”でしか語れない、唄えない存在者の層で有るが、一応人間も知り得ている。


※因みにこれらを使った技術体系もある。


グレンが口を開いた。


「この世界においても同様な話で、フィクションを執筆する存在、小説家、著者などがメタ的なキャラクターをどれだけ描こうが、作者を超えるキャラを描こうが、現実には執筆者に対する一切の干渉が出来ない、だろ?やつらはな、俺ら視点じゃ絶対に存在しないって帰結になるが、結局は居るんだな、まぁ最高位の神々くらいしか手に入らんだろうからな」


真理も、理も、秩序も、法則も、概念も理論も、論理も、それらを内部定義に押し込めると言うそれ(行為)自体が不可能である、不可能というより何をどうしたって無意味だからで有る。


”流動的で在る現在進行形の受動的な超越的実態”のように感じられるかもしれない、譬喩のしようもないが、少なくともそのような超越も超越してるのだ。


それが能動(で有るとされる)的な関与アクションを起こさなければ欠片を解釈することすらも出来ぬものなのだ。


推測上の空論的に“何で在るか”その言及と定義付けの全てを完全に超越した”であろう”ソレは、考えたくても考えられない領域に居る。


その超越性を譬喩したならば漏斗機構とでも呼ぶべきか、吸い上げるような、転げ落ちるではない、逆向に転落するような超越方式、そして正方向に帰還することなく吸盤で張り付くようにして定着してしまう、所謂ところの”霊魂的永劫回帰的蒸発”神代の神々とは超越・超越概念・神自体から超越してるが故に一つ上の領域にすら到達するのだ。


「仮に付けるとしてその現実?にいる存在者は深淵なるものを殺せないのですか?」


「あれら神々に聞いたが、結論から言えば不可能、しかもベッドの上で謎の不審死を遂げている」


つまりは、夢の中と言う破茶滅茶なものを処理、現在進行形で整理整頓中たる上の住人でさえも、穴を塞ぐようにしてへばり付くそれを少しでも考えが過ぎることで普通に眠りながら死に永眠するのだ。


「それだけじゃない、深淵なるものの姿形に対しての情報はまだある、なんか上の現実基準だと、やつには耳と口と鼻があるらしい」


パーツが複合的に実在化したやつが居る、夢の時空として階下の暗黙の領域が処理される要領で二段目に変遷した、その度ヤツが、パーツが揃って行くのだ。


「なるほど」


「とにかくだ、奴はまだまだ情報がいる、徹底的に慎重に分析を進めていくぞ」


グレンが発言、そして彼は後ろを振り返った。


「なんか、、、気付いたら使徒が増えてるな、アルファが勧誘してるのか?」


「はい、彼らは皆貴方の指示に従い死を厭わない存在者達です、神之円卓騎士団、いずれ貴方を神の王へと押し上げる者達として、忠実なる配下、家来、手駒で在り、また悩める時側にいる仲間として、どうか我々一同をご同行させてくださりませ」


グレン神行・神之円卓騎士団は気付けば26人、其々アルファベットに準えた名前が刻み込まれていた。


「深淵なるもの、奴を討伐すること、誓いましょうぞ」


「頼もしいな、頼んだぜ」


こうしてグレン達一向により深淵なるものに対して着々と攻略が進んでいた。


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