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アンインヴァイティド  作者: 藍
第一章 有限主義
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17話 捕食種の成り立ち

情報生命体としての自覚は、情報の枠組フレームワークに介入することでもあった、一つ重要なことは、認めること、である。


「空間は幻、現実は情報 It from bit(万物はビットから生じる)のだな」


概念は神だが神は概念ではない、神は概念を司る、つまり内包してると同時に超越する存在、アニミズム的に全てに神々が宿るが、宿るとは司っている(内包超越)してる、と言う意味で有る。


そして神の姿似として存在者は作られ、三位一体の神がフラクタルな図形を描くように、自己の一貫性を保ちながら神の名前を書き換えること、神名を自分の名前にすることが根源性の変遷に繋がる。


「彼が、バベフマーの認識するステージ、理解した」


第二使徒は、人間から徐々に乖離し始めていた、神に生み落とされた論理的持ち上がらない御影石(概念的実態)を論理法則をスイッチすることで矛盾を回避しながら持ち上げてた。


全能性をキャッチした、、、時間が経過する、逸脱度として乖離性を数値化していくならば、より隣から離れた平行世界ほど論及的、些末的、つまり本筋・軸とは乖離していると言えるだろう。


縦に隔絶した部分にまで人間は乖離し、人外に、だが人間の一形態としてでしかなく、第二使徒はまだ人だった。


SPS内、全情報体系に含まれず存在でも非存在でもなく、Pでも¬Pでもなく、情報でも無情報ですらなく、区別も記述も圧縮も比較も参照も不可能、属性・型・状態を持たず、情報化不能で識別不能な実在すらオブジェクトとして扱えない。


オブジェクト性そのものの発生条件、オブジェクトという概念が成立する以前の条件、定義不可能性そのものが在る、従来は境界→差異→識別→情報→オブジェクトの流れで成立して居るデータ構造、全形式体系が依存する未定義基盤が在る。


このような情報層のものは一例に過ぎない、あらゆる肯定/否定、肯定の肯定、肯定の否定、否定の肯定、否定の否定からも、同様に肯定の肯定の肯定、、、(以下繰り返す)それすら二分法自体に縛られている、情報層の外側には神様が居た、、、。


All for One Darkness又はThe Great Dark、奴は異質な邪神で在った、神の逆の存在として生まれた訳ではなく、始めから在るものだったのだ、これは遥か昔の話。


「貴様、名は」


今のままに満足することなく野心を抱き、虚勢を張り、求道すら持ち合わせて自分すら乗り越えて、大いなる権威を奈落から触れ撫で、握り潰すような覇道を突き進んで野望を達成する。


有象無象ですら無しに有耶無耶足る森羅万象、知ること無しに、成せるものは無し、自己を知りたくば他者を知り、他者を知りたくば自己を知る、自他の境界無くして求道も覇道も肯定道も否定道も、進む道など何処にも無し、だが道無き道を創り出し、開拓せしもまた覇道成り。


大いなる自然(タオ)とは我で在るが、我とは大いなる自然では無し、我とは我、我以外に我は無く、我以外に我は務まらず、我しか我は居ない。


「自然(野性)など知らない、自然体も多人格も無い、統合も必要は無く、運命も無い、委ねるのは我以外に有り得ない、世界法則は我、人間性が強いた規範も、規則も、守る必要性など皆無だ、神だからって超越的存在の品性を見せ付ける必要は無い、ただ力、自己中心なる核こそがもっともらしい!恐怖と絶望、平坦と絶対こそが知育だ!差別とは知性を洗練するものだ!苦境に立たされれば否が応でも工夫を凝らさざるを得ない!頭を回せよ!どれだけ間違えて居ようが誰もが信じれば罷り通るなど、我が道理に叛く!我道で在る、他人の敷いたレールも、道も、知ったことでは在らぬ!」


「か、、、神よ」


「あぁ?我に神って言ったか?神、神?神だと?なんだ、我が気になるのか!ならば良し、教えてやる、我を!宇宙世界の始まり、天地陰陽の黎明時期、我は誕生した」


三位一体の1柱、誰からも生まれず、全ての源としてただ存在する宇宙の父が居た、かの偉大な天地神が天地創造を行い、この宇宙は其々誕生している、SPS内にてあらゆる独立して並行した宇宙は其々の神話により語り継がれる形式でソレは行われる。


位格ペルソナを持ち、受肉した人々あるい知的生命体が顕われ、リンクさせる聖霊も在った、始めから完成したる神の聖霊がいるように、


闇の側面に渦巻いていた悪や凶、狂気や邪気などあらゆる負の要素が折り重なり、この世に具現化した存在でした、絶対悪たる邪霊は産まれた。


「光から見える三位一体に対して反三位一体のようなものも有る、完全は完全に矛盾した反完全を許容した」


世界が誕生した際、混沌の中で無形の固定の形を持たない無形の気が光と闇に分裂した。


そのうち、光から存在が生まれ、闇からは反存在が生まれた、自分に向けられるあらゆる負の力、要素がパワーアップの材料にしかならず、それは宇宙的な完全なる悪の力だった。


「貴様を眷属と化してやろう、新たな名はオルグボアランデス、死の力を司る存在と成れ」


その闇の聖霊は、彼が影響を与えることができるあらゆる知的存在の霊と心を惑わし、最終的には、自らの道で創造を再構築することだった、神霊を産み出し、八百万の邪神を発生させた。


可能性の許容量や存在する概念の総数が深度が深まる程に増え拡がる、飽和状態の形而下な宇宙しかない浅瀬、浅瀬から少し潜ったらそこのSPSにはグノーシス主義的な反宇宙を許容し、宇宙の飽和を対消滅で余裕を持たせる形而上な宇宙が発生したりするように成る、情報量が増える、多様化する、エントロピーは増加し、混沌としており、時間はより長いものに成る。


反三位一体の一柱たるやつによりその場所(その単一のSPS内)には影あるいは闇の次元が投影され実体化していた、本来存在しない対象だが、存在の論理的な実在確率が裏返って顕現している。


そこは物理法則など根底から通じない混沌に満ちた暗黒、陰中之陽・陽中之陰、陰は陰陽、陽も陰陽と片方に両方の性質が含まれるが如く、影はただ光から投影され、劣化したものや負の側面ではないのだ。


「非命なる者達は死んでいる、そして生に向かう存在、この世とは反対のあの世だ、この場所はあの世、性質上貴様らが勝てる存在ではない、我も同様だがな、対消滅関係に在る我々だが、世界に理を展開する技術により、戦いも可能、どうする?」


闇あるい影を作り、姿形を作れるのだ、自身が存在するところは周りが明るくなる、だがこの世は太陽が建物に影を産むから資源は山ほど有る。


闇の次元にアクセスすることで、固体の状態として、闇のエネルギーを使い様々な効果を発揮することが出来る、そこに存在する存在を制御・操作したり、シールドや完全に漆黒な空間を作ったり、逆に消したり、建造物や武器を作ったり、影を使って自分自身を長距離テレポートしたり、また敵の影からそのものと全く同じ行動をする対消滅関係のドッペルゲンガーを生成可能。


闇の住人が踏み入るたび世界が暗闇に包まれていく、世界・万物を構成する物質あるい精神含む全構成要素データを侵食し、自分の支配下に書き換えることが可能だからだ。


「このままでは、、、(並行したSPS間での協力をしてると言うのに、なぜこんな存在が今になって発生・顕在化した!意味がわからない)」


闇の住人は強すぎた、生死だけじゃ無い、時間や感覚すら関係ない、過去だろうが未来だろうが、認識内外だろうがあらゆる攻撃を反射する、危害が加わることなど論理的に考えて絶対に有り得ない。


「原因を操り産まれたことを無かったことにする?結果を確定して終わりを供給する?事象を支配してそんなことをしたからなんなんだ?事象全体図、運命そして因果律を支配してまでも、それにダメージなど与えられる事はないぞ」


「空間と時間、因果と概念、ごと対象を次元諸共切断、完全消滅させる次元斬を、俺に跳ね返しやがった、ガハ!」


彼奴の主観で見れば違う、彼奴を滅ぼせない絶対的な理由は俺らは滅んだ先に在る存在だからだ、全ての概念やら宇宙やら、物理的、非物理的、なんだろうと自分すら含めた全部を壊さなきゃ辿り着けない世界に君臨してやがるからだ。


それら闇の住人は粒子単位で根本的にちが、存在を構成する基本的なルールは世界をベースとして原則的なパターンに分類されるものでしかない、だがしかし概念や可能性が許容される存在はこの世とは全く違った挙動や振る舞いをする。


一例として挙げるならば闇の住人で在る、闇の住人を構成してるのは物理的な粒子群、素粒子などではない、かと言って多次元を内包した細胞でもない、自身の道を見出した自律的なものがその基本的な最小の構成要素と成る。


それは、個々に完全なる自律性と独自の道(道理・ロゴス)を確立した唯我の概念子である、通常の世界に生きる存在は、世界が定めた物理法則という外部の枠組みに従属すること姿形を保ち、維持するが闇の住人を形成する一粒一粒の概念子は、それ自体が我こそが絶対の法則であるという自己完結した特異点として機能しているのだ。


このため、彼らに空間切断(次元斬)や因果律の操作といった外部からの論理的危害を加えることは論理的に不可能である、攻撃が届いた瞬間、肉体を構成する無数の概念子が、我が道において、この干渉は存在しないと世界の基盤そのものを侵食・書き換えてしまうからで在る。


彼らの主観において、彼らが絶対無敵である本当の理由はここにある、彼らは世界の中に存在しているのではなく、あらゆる宇宙、概念、物理、そして自身すらもが滅び去ったゼロの奈落に最初から確立されていた絶対的道理が、今この世界に影として投影され、実体化しているに過ぎない、したがって、彼らを滅ぼすということは、すべてが滅んだその先にある無をさらに滅ぼすという、論理的破綻パラドックスを意味するのである。


「貴方は?外なるものよ」


反三位一体を一つに統合した存在者を仮に唯一絶対なる造物主としよう、その状態のTGDはソレと接触した。


王冠ケテル、違うな、至高なる三角形よ、父足るコクマー、聖人足るビナー・ティファレト、そして聖霊足るケテル・ダアトよ、我が通り道を示したセフィラ達よ、縁遠く接続したパスを通じてひしひしと感じておるぞ貴様の存在を、我が名は常闇、貴様の父の反対の存在、1なる本質、光と闇は常なる一体、大きな光と大きな闇は其々が光と闇を孕む、その一番根源的な存在、それが我で在り彼奴だ、そしてもはや光とも闇とも形容は出来ぬ矛盾で在り無矛盾、我は光闇之灰アインソフオールそのものだ、言うなればな」


「、、、いや、逆だよ?アンタの側面から類似をひしひし感じるなら」


「おう、クリフォトか貴様は、じゃあ愚鈍ギグハの支配者たるベルゼブブ(コクマーの裏)と拒絶サタリアルの支配者たるルシフェル(ビナーの裏)・醜悪タギリオン の支配者たるベルフェゴール(ティファレトの裏)、無神論バカリアルの支配者たるサタン(ケテルの裏)・無価値の支配者たるベリアル(ダアトの裏)の三位一体か」


因みにクリフォトは他には、アグシェケリュース(捕食者) / 支配:アスモデウス(ケセドの裏)ゴラハブ(燃える体) / 支配:アスモデウスまたはアスタロト(ゲブラーの裏)、ハラブ・セペル(カラスの死骸) / 支配:バアル(ネツァクの裏)サマエル(神の毒) / 支配:サマエル(ホドの裏)ガマリエル(不潔な絵) / 支配:リリス(イェソドの裏)ネヘモト(囁く者) / 支配:ネヘマー(マルクトの裏)などがある。


「貴様らを基準とした時、アウターゴッズと呼ばれるような存在だろうな」


「お父さん、俺を強く、強くしてくれ!」


悪魔が囁くようにしてアウターゴッズはTGDに囁いた。


「力が欲しいか」


「あぁ!」


哲学的領域において役所の被りは多々在る、それは破綻としてあるのだろうか?否で在る、それらは一つのものの側面としてある、1か1.5か2か、ただそれだけだ。


「グガァァァ!」


「ッッッッ!?(くそ、権能を使いパワーをアップさせ過ぎたか、俺を倒すほどの力は矛盾し、引き裂け死ぬ筈だろうが!)力を吸い上げているのか、根源たる我に接続し、一方的に!(だが有り得ない、こんなのは絶対に!)」


ビッグバンを操り無から有りを生み出し、有を無に還す”永久機関”TKGという装置がこのSPS内には在る、だがTKGを扱うには宇宙外部に進出する必要性があった。


「まさか、人類の知恵を奪い去り、我の外側に出たのか!(力のパスを繋ぐまで騙しておったか)」


神は死んだ、否、超人(TGD)に喰われたのだ、統合されたその状態は、


0(アイン)次元の存在がTGDの頭の中、意識下にインプットされる。


ラベルを貼られること(定義付け)自体が存在を被造物(何者かの支配下に在る状態)としてカウントするものだとしよう、そうした場合、やつに言い当て嵌めるのだとしたら、永遠なる支配者の支配者と呼ぶべきだろうか。


モナドをこの暗黙の領域全てのSPSを構成している、それ故に全宇宙的・宇宙論的な力を支える基盤として、その情報全てを内包する記録層アカシックレコード、原名では虚空アーカーシャ、漂う様にすべての事象、思考、感情、未来の可能性等々が情報として存在してるよ。も当然存在している、だがしかし誕生以来のものしか範囲下にはしてない、故にして誕生以前に先天的に誕生している神代の神々などはそのSPSのデータバンクには存在しない。


「見つけたぞ、貴様の親、俺にとっての祖父ソフをよぉ、ふん!」


アウターゴッズと融合し、外部領域たる暗黙の領域に出てTGDは理解していた、真空空間内部、ペースト状で可能性が偏在している、可能性自体がその起源として可能性から可能性が生じる例えるなら細胞的なようになっており、可能性の第一原因もまた、可能性に帰結しており、神が産まれるものでない(潜在)被造物を超越した実在であるように可能性もまたそれであった。


可能性により情報は支配されている、0も1も可能性から生じる、世界また有るものも無いものも全て可能性、その状態など概念的なものから派生した副次的な構造に過ぎないので有る。


0の可能性(完全真空)には可能性は無いが可能性が産まれない訳じゃない、完全無から0に限りなく等しい可能性が発生して全てに存在する可能性が発生して全てが誕生する。


完全無はアリストテレスの神学的概念の純粋現実態と呼ぶべきものと呼ぶべきものだ、それは零=ωであり、矛盾しながら発生の原因として矛盾していない、流動する不動だ、人間だって簡単に導き出せてしまうアリストテレスの神の正体、”1=0.9999...9と言うものが≠が矛盾に成るのが正しい”のだから0=0.0000...1”の数式も必然的に正しく無ければ矛盾で有るのだ、つまり繰り返し動作、中間点を省いた末の表現として零=ωの数式は矛盾ではない。


量子力学的には存在不能の形式で存在する存在論的な層の完全無と言う数理的矛盾(無矛盾)は量子揺らぎを経由して、人間の知性の主観的なこの世界のすべて(時間、空間、物質、そして生命の種)が誕生したのだ。


「混沌も天地開闢も、あくまで宇宙が完全に至るまでの過程、現在進行形を描いたに等しい、可能性という粘土を世界という姿形にこね上げるための情報論的な設計図(地図)と、力(カオス理論)と、変化の秩序ルール(非熱力学的エントロピー)が役割分担している」


不確定性原理は完全無から可能性を絞り出す針であり、ランドアウアの原理は可能性のペーストが熱(世界)に化ける境界線となり、、、。


一つに纏めて言うとしたらば、結論は記述可能な全てが真空空間内部にて構造化・実在化されて居るのだ。


暗黙の領域の中を満たして居るネームレスは世界全てを支えており個々の可能性固定化領域は水滴と海のような関係性が在る。


「みーつけた」


それは先ほどの光とは違う、非人格的、つまりは構造物なのだ、そして祖父を経由して言った先、彼は理解した、あのカバラの“完全なるアイン”ですらネームレスの構成要素に過ぎない、詰まるところは完全なる無ですら無いのだ。


「これが、我か」


TGDは、直接的にも、間接的にも、逆説も、肯定も、否定も、人間が想像・思考する全ての形式的なもの、暗黙のような非形式的なもの、すべてを超越し尽くしてどのような高度な存在証明を行なってもその存在者の存在を浮き彫りには出来ない、そんな存在者へと至ったのだ、カバラ関連の主義・ユダヤ神教の系譜の言葉を当て嵌めるならカバラのハシディスムのAtzmusに相当する究極的逆説状態、表裏一体だがアインを含むような状態になっている。


所謂捕食種とは、こう言った存在者が当たり前で在る、だが現在進行形、つまりはネームレスでアイン祖父の段階であればSPSが襲われても、まだ一応対処可能とは言われている、ちなみにだがTGDは。


「ワォォォ!」


一番危険な状態、最低最悪でSPSを力任せに破壊し尽くす一番まずい状況だったが、しかし。


「(な、なんなんだあれは!)」


今の今まで偶然彼奴のことを視認してなかった、無意識的に避けられていた、がしかし、暴れ狂った結果、霧状?に見える形態に死滅したのだ、グレンたちが居るSPSに現れたあれがTGDで在る。


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