16話 天才的なものの知能
このような論文を見たことはあるだろうか。
身長と体重など物理的な姿形に応じて知能は比例するのだろうか?この題材から話していく。
人間の進化論的に見て知能の発展・発達は物理的な脳味噌のサイズ及び脳細胞の数と言った物量的なものは知能に完比例しない、量的な知能と言う点に於いて基盤で在るとしても、誤差の範疇で在る、ならば肝心の知能とは?
私が提唱したいのは”質的知能”とその”成長条件”で在る、この論理に於いて知能とは、脆弱性に完比例する指数だと定義付けられます、例えばの話180cmの背丈の100kgの巨躯の男性あるい”人間”が居たとします、一方に160cmの背丈の55kgの男性あるいは”人間”が居たとします。
この際に前者をAさん、後者をBさんと簡易化します、Aさんと Bさんでは量的な観点から見た際にAさんは Bさんより優れていると言えます、ですがここから知育と質的な知能について言及して行きたいと思います。
まず前提として話したい”成長条件”質的知育、知性の成長についてです、まず分けるべきが知能また量的知能は、パターンに沿って論理的に導き出せるものの完全性とその処理速度を速めるもの、物理に沿っているもので有り、機械的なものです、決まった事しか処理することが出来ないもの、それら総合的な呼び名だとして。
知性、質的知育は、計算や暗記など答えのある問いを迅速かつ正確に処理する能力である知能ではなく、人生や社会における答えのない問い、またより複雑な事柄に対し、深く考え、自分なりの価値観を持って問い続け、状況に合わせて複雑化する選択肢を最適解を選べて迷わず判断出来る、判断するものの総合的な呼び名とします。
質的知育は大まかに恐怖により爆発的に増加することは歴史、進化論的に見て間違いは有りません、強い外敵に対して取る選択肢の数が絞られるほど、工夫して、新たな選択肢を産み出すことが出来ます、一方でAさんのように体格的優位な生物程、戦うなどの選択肢が取られやすい傾向があり、単純化し易く、量的知能になって行きます。
これから導き出せるのは、外的要因から働く”強制力”が質的知育には必要不可欠で有り、つまりは人間種が本質的には淘汰圧から知能を進化させることを選択し、慎重であることに対して、進化過程が不十分で多種の特性を羨み、大胆であることは質的な欠陥であると言えるだろう。
よって身体が大きいものよりも身体が小さいものの方が量的/質的な両側面を総合して、統合的知能に於いて優位だと言える、その理由は Aさんが100の量的な知能でBさんが70の量的な知能だったとしても、結局は100、101、102と定められた側面とは違って幾らでも成長可能な質的知能の成長力がBさんの方が優位だからである(割愛)。
長く成るため割愛するが、信仰を原因とする所謂外見至上主義による馬鹿発生の論理と、もう一つに絶望化と言う心理的現象から知育が停滞してしまい、希望的観測に依存して論理的整合性に欠けた解釈違いを発生させてしまう恐怖の爆発に於ける論理があるのだが。
悲しきかな複雑化には単純性が必需品であり、残酷な論理的帰結だが、基礎スペが高いAの方が最終的な質的知能も高くなりやすいと言うのもまた事実で有る、だが課題発見や成長速度などの観点から見ればBさんは優れて居ると言えるだろう、、、。
と言った内容である。
「努力主義に成りたかったが結論がやっぱり才能になっちゃったあぁあどうしようもないね、サイズが大きい程良いみたいなのは短絡的な結論と断じていたが、それは直感的な最適解だったとはね、ははは、、、待てよ?努力がどうやって才能に打ち勝つか、分かったで、構造や、構造なんや!優位性を均等化、平等するにはこれや!Bさんが勝てるのはメタ視点の保有!負けを認められるからこそ先に進める、先に進めるから本質に気付ける!ようやっと分かった!才能もない!努力だけなんや!その努力は単純な積み上げじゃない、それこそ次元すら超越するような横並びなんや!次の次元に飛躍するまでのペースが低身長の方が高スパン、つまりは、貴様ら高身長は低身長により淘汰されるのだ!」
それだけじゃない、情報的側面のフレームワーク、レイヤーまでも視界に入った。
人間なんかじゃあ明る過ぎる神聖を暗黒としてしか捉えられない、神聖なる暗黒と呼んだ、ならば暗過ぎる世俗をなんと呼ぶ?邪悪なる明白と呼んだのだ、捉えられ過ぎる存在、知性に収まりすぎるそれを、人間と呼んだのだ。
「悪魔だの、魔女だの、怪物だの、なんだのと、醜く蠢く糞人間どもが、自身が真の悪魔だとすら理解してない、全くいつ気付くのだ、現代社会に於いては見た目こそが至上に成りつつある、主観や価値観が変われば右往左往され、個性を出したいはずが誰かの尺度にハマって皆んなが美人と言うから美しい人、皆んながイケメンと言うからイケメンな人、そう言うものになっている、今のままでは停滞しか有り得ない」
、、、超高次元なる叡智を持ち、次元を股に掛ける天才的な知性、バベフマーは、圧倒的な劣等感と孤独から爆破した結果、ここまでの実力を手にしたのだ。
「あんた、人間?」
「お前こそ、日本人には見えねぇな」
次元の狭間で、バベフマーとリヒトが出逢ったのだ。
「ッッッなんやこの雑音!」
「確かに、今は貴方より注視すべき存在者が居そうだ」
「因みにあんた、名前は」
「、、、名前があった筈、いや、覚えて居る限りではない、あった筈なんて感覚すら理解は出来ない」
実際に彼が秋田県に飛来して、初めに発したCth'lhlstですら真名じゃあ無かったのだ。
今彼が目撃している160cm程度のアジア系の人種の彼は、高次元に存在する本体が、私たちの住む四次元時空に突き落としたほんの一部の影(端末あるいは飛沫)に過ぎない。
隠蔽も秘匿もされてないのだ、剥き出しで純粋、だからこそ分かるのだ、本質的な部分、根源性の時点で差異があると言う点に。
「ッッッ!?」
リヒトも、バベフマーも、どのようにしたって反抗すら不可能なソレは居たのだ、次元同士を繋ぐ連結部は剥き出しになって居る、そこから見えた触手は。
「あ、あが」
「くそった、、、」
次元の狭間に肉塊が堕ち、透明な無数の欠片が飛散した、、、。




