第四十六話 運命示す二十二の精霊
やっぱり、土曜よりも日曜または月曜の方がいいかも・・・
(土曜にも練習あって、まったく執筆できないし)
あ、ちょっと短いです。
そして、たまに出る厨二っぽい設定。
「あ〜・・・なんか、いやに疲れさせられた気がする」
「お疲れ様です、ジン様」
「お疲れ様です、ジン殿」
あの後、アルデルハが突如宣言した婚約に周囲の貴族たちはざわめいたり、その場の勢いに乗じて神鬼に自分の娘を妾に勧めてくる者がいたりしたため、大急ぎで自室へと戻った神鬼は、とても疲れた様子だった。
そんな神鬼に労いの言葉をかけながら、アルリナは飲み物の準備をし、ノアは神鬼の肩を揉んでいた。
「さて、アルデルハに渡されたあの剣・・・あの剣から出てきた20ちょっとの光の正体を探るためにも、少し使ってみますか」
「私も見てもいいですか?ジン殿」
「あぁ。多分害もないだろうし、大丈夫だろ」
神鬼はにこやかにそう言うと、【異空間武器庫】を発動させて中から先ほどもらった剣、【アルカネイド】を取り出した。
「まぁ、予想外の事が起きるかもしれないから、ちょっとだけ離れてくれよ?」
「わかりました!」
ノアは元気よく返事を返すと、3歩ほど後ろに下がった。
神鬼はノアが下がると、今座っていた椅子のすぐ近くにあったベッドに腰掛け、目をつむった。
(光が出てきたあの時、俺の体からあの光たちに対して何かが繋がったような感覚があった。その感覚を頼りに、もう一度光を引っ張り出せれば・・・っ?)
そうしていると、一瞬、神鬼は剣の内側にナニカを感じた。
「今のは・・・」
「ジ、ジン殿?その光は、いったい・・・」
「光?光って何のこ・・と・・・」
ノアに言われて周りを見てみた。そして、自分の体から翡翠色のオーラが出ているのを知った。
「これは・・・まさか」
神鬼はそういうと、再度目を瞑って剣の内側へと意識を向ける。
すると今度は、先ほどよりも強く剣の中のものを感じた。
神鬼がここからどうしようかと悩んだ、その瞬間。
カッ!!!
「きゃっ・・・!!」
「うぉ・・・!!」
いきなり、刀身が強く輝いた。そのあまりの眩さにノアと神鬼は思わず目を瞑った。
目が光に慣れると、神鬼は少し警戒しながらゆっくりと目を開けた。
そして、目の前の光景に唖然とした。
光がおさまった先には、様々なモノがいた。
旅人のような風貌で、横笛を持つ男。
ローブを纏い、長めの杖を持つ老人。
開いたままの書物を持つ、法衣姿の女性。
玉座に足を組んで座り、王冠をかぶる女性。
玉座にきっちりと座り、王冠をかぶり杖と珠をもつ男性。
十字架の下部を伸ばしたような杖を持つ少年。
お互いに背を合わせて手をつなぐ男女。
二匹の馬に引かれた車に、槍を持ちながら乗る鎧の騎士。
自らのすぐそばに獅子を従える、一般人のような服を着た女性。
黒いフード付きのローブで全身を隠す、ランプを持った老人。
人や動物が描かれた複数の円を持つ、車輪のような物。
両の手に剣と天秤を持つ、目を瞑っている女性。
足を縄で縛られ、木につるされている男性。
ボロボロのマントを着た、大きな鎌を持つ骸骨。
二つの盃を持つ、白い翼の生えた天使。
横に一組の男女を従えた、ねじ曲がった角をはやす悪魔。
辺りに少し電気を迸らせる、微妙に欠けたところのある塔。
自らを取り囲むように、光る球を浮かせている女性。
すぐ横にこちらを見つめてくる狼がいる、薄く輝く月。
獅子にまたがる少女がすぐ下にいる、優しく照らす太陽。
ふらふらと立つ死者の前に立つ、ラッパを構えた天使。
月桂樹の環とそれにつながる何かを内包する四つのに球に囲まれた、その身を月桂樹の葉で隠している女性。
そこに現れた22のモノ達は、それぞれそのような姿かたちをしていて、いずれも神鬼のことをじっと見ていた。
「だ、誰、というかなんだお前ら・・・?!」
「それは、私からご説明いたします」
先頭にいる旅人然とした男が、前に進みそう言った。
「私たちは、今あなたが持っているその剣の中にいる、22の力の正体ーー運命を告げる精霊、【大アルカナ】の者達です」
今話はちょっと間空いたので、次回は今週中に出せるよう・・・なるべく頑張ります。




