第四十話 欲する魔王との交戦
遂に!本編が五十話まで行きましたー!
いやー、ここまで長かったです。
・・・え?たった一年ほどで、しかも五十話ほどで何言ってやがる、ですって?
・・・なんかすいませんでした。
・・・すいません!後日確認したところ、これは五十話目ではありませんでした!!
どうやら、途中で話数を間違えていたため、この話が五十話になっていたんだと思います。
ほんと、申し訳ございませんでした!
ま、まぁそこは置いといて!本編五十話を記念して、なにかやろうと思ってます!
例えば、読者からアンケートを取って、『こんな神鬼君を見てみたい!』とか、『こんなお話の場合を見たい』とかですね!
まぁ、そんなのあったら感想にお願いします。
今回、久しぶりにちゃんとした戦闘に入りました。なんか久々な気がする・・・。
それでは、お楽しみください!!
あと、『せんとう』ってうったら、『戦闘』じゃなくて『銭湯』になっちゃうのはなんででしょうか?
いきなり現れ、『魔王』と名乗る異形を前に、その場にいる全員が息をのんだ。
そんな中、神鬼は魔王へと近づき、声をかけた。
「あんたが『強欲』の魔王なのか?」
「うん?そうだぜい。名乗ったまんま、『強欲』の魔王、マモンさ。お前さんは?」
「俺は哭動神鬼ーーお前らと同類の奴を一体、倒した者だ」
マモンの問いに神鬼がそう返すと、マモンは一瞬呆気にとられたように目を見開いた後ーー
「アッハッハッハッハッハッハ!!」
高らかに笑いだした。
「あー、こんなに笑ったのはいつ頃ぶりだろう・・・最近アスモデウスの気配を感じなかったのは、そういう事だったのか」
マモンは笑い終わると、先ほどまでとは違った真剣な目を向けてきた。
「それで?お前さんは、俺っちにそれを言って何をしたいんだい?」
にやにやと、神鬼の考えていることはお見通しだというような眼で、マモンは神鬼を見つめる。
そんな表情をしているマモンに、神鬼は真剣な面持ちのまま告げた。
「あんたと戦い、倒させてもらう」
それだけ言うと、神鬼はいつの間にか出していた刀を構え、切先をマモンへと向けた。
その神鬼の表情を見て、マモンはまたも笑いだした。
「アハハハハハハハ!やっぱり魔王一体倒している人間は違うねぇ!」
しばしの間、マモンは笑い続けた。
そして、数秒経った後、マモンは先ほどよりも真剣な表情で、
「でも、俺っちまでそう簡単に倒せると思っちゃ・・・大間違いだぜ?」
殺気を込めた目で、神鬼を睨んだ。
しかし神鬼は怯んだそぶりを見せず、マモンを見つめ続ける。
「そんなこと思っちゃいないさ。なにせ、アスモデウスには結構てこずらされてるからね・・・魔王戦で、手を抜くことも、油断することもないさ」
「・・・クククッ!いいねぇ、人間ってのは、一回倒した相手と同じ種類の者には油断しやすいって聞いてたけど、君は例外らしい・・・さて、こんな場所でやるのもどうかと思うし、君にはこっちまでついてきてもらうよ」
「敵が用意するフィールドにのこのこやっていく馬鹿はいねぇと思うが?」
「あぁそうだね。でも、こうすれば・・・」
全くその場から動こうとしない神鬼を見ながら、マモンは右腕を神鬼へと向ける。
辺りの者が何も起こらない事を怪訝に思い、誰かが疑問を口にしようとした、その瞬間。
神鬼がマモンのすぐそばに、いきなり引き寄せられた。
『ッ??!!!』
神鬼を含める全員が、突如起きたその現象に驚いた。
マモンは神鬼にできた一瞬の隙を見逃さず、素早くその手で神鬼を握った。
「て、てめぇ・・・!」
「クククッ、そう簡単には応じてくれなさそうだったから、実力行使させてもらったよ」
神鬼は手の中でもがくが、あまり太いとは思えない腕にしては強い力のせいで、抜け出すことができなかった。
「そう暴れなさんな、ただ場所を変えるだけだよ。さっきお前さんが俺っちたちが手を貸してやってたやつらを、皆殺ししたところに、ね」
マモンは周りの者にも聞こえるように言うと、神鬼を掴んだまま城から離れていった。
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「とうちゃ~く」
マモンはそういって、先ほど神鬼がフィルダンテ王国軍と交戦した場所まで跳んできた。
「ここに来れたって事は・・・やっぱり、あの魔族たちはお前に情報を与えてたのか?」
「せいか~い。俺っちは下っ端の魔族たちに命令して、逐一報告させるようにしてたの、さっ!」
神鬼が睨みながら問うと、マモンは余裕の表情で返答し、神鬼を自分から少し離れた所へ投げた。
神鬼はすぐさま受け身を取ると、起き上がってすぐに武器を構えた。
「さて、場も整ったことだし・・・始めさせてもらうぜ?」
神鬼はそう言い、全身にオーラをみなぎらせた。
「クククッ、そっちもやる気十分みたいだね」
マモンも笑いながら戦闘準備をし始める。
少し時間が経ち、両者が止まると、緊迫した空気が一人と一体の間に流れる。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
少し長い時間、両者が動かずにいた。
ふと、少し強めの風が吹き、近くの木から木の葉が舞い散った。
そして、その木の葉が両者の間に入った瞬間ーー
ズガガガガガガガガッ!!
突如、神鬼の刀とマモンの拳がぶつかり合う音が、辺りに響いた。
「へぇ!その剣、俺っちの拳に耐えられるのか!!」
「お前こそ、この刀と同等かそれ以上の硬さの拳とか、ふざけてんだろ!!」
ちなみに、現在神鬼が使っている刀は、以前使って以来気に入っていた【飛刀・天駆馬】である。
この刀は、特定の言葉と共に力を使うと爆発的な風を生み出し、そうでなくとも常時刀身に刀を包むように風が発生している。
なので、この刀に触れればその風に巻き込まれ、大体のものは切り刻まれてしまうのだ。
しかし、今この刀とぶつかり合っているマモンの拳は、表面が少し傷ついているぐらいでしかない。
「なんせ、俺っちの戦闘スタイルは超近接型だからな!この拳は、俺っちの数少なく、しかし強力な武器なのさ!!」
「・・・っち、めんどくせぇタイプだなオイ!」
神鬼は吐き捨てるように言いながら、マモンへと切りかかる。
マモンもその一撃に対して、口角を吊り上げながら拳をぶつける。
(くそっ、このままじゃらちが明かねぇ。いったいどうすれば・・・)
マモンに切りかかりながらも、神鬼は必死にこの状況を打開できる策を考えた。
そして、考えながら十合ほど切り結んだあと。
(・・・そうだ!こいつはさっき、『戦闘スタイルは超接近型』と言っていた。という事は・・・!)
神鬼はその考えに至った瞬間、先ほどまでより強く刀を振り、マモンの拳に強く当てた。
「せいっ!」
「っん?!」
強く刀を当てた反動を利用して後ろに跳んだ神鬼は、先ほどよりも余裕を持った表情でマモンを見た。
いかがだったでしょうか?
感想・批評、たくさん待ってます!
次回予告!
突如始まった神鬼VSマモンの戦い!
マモンの常識離れした拳を前に、神鬼は一体どんな技を使うのか?
そして、マモンの持つ【魔装】は、どのような能力なのだろうか?!
『俺っちの魔装!とくと見やがれ!!』
次回!『【魔装・グリード】』
お楽しみに!!




