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チート勇者の異世界冒険記  作者: 松竹梅
第三章 旅は道連れ世は乱世
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記念話 教えて!神鬼先生!!part2

すいません!マジですいません!!

今日の更新を記念話にしてすいません!!!orz


よ、四日後の分をしっかり頑張るので、見逃してくださぁい!!

「・・・あれ?俺は確か、アルデルハさんに頼まれてナヘルタ王国に向かっていたはずだけど・・・っていうか、こんなこと前にもあった気がする・・・」


 神鬼は前にもあったような感覚と共に、なにもない白い空間にあることを確認すると、前に会ったことを思い出して辺りを見渡してみた。


 しかし、辺りには何も見当たらない。ただただ白い空間が、地平線と思われる距離までずっと続いているだけであった。


 ふと、神鬼は足に何かが当たっていることに気が付いた。

 そして、足元を見てみるとーー


『お久しぶりですね、神鬼君』


「うわっ!盆栽の・・・松竹梅さん、ですよね?」


 神鬼は足元にいた盆栽ーー前回は松だったが、今回は梅だーーを見て、一瞬同一の存在か迷った。


『はいそうですよ。そして、今回もこのために君に来てもらいました』


 そういって、盆栽が背後から取り出した板にはーー


[教えて!神鬼先生!!part2]


 と書かれていた。

 『part2』だけは、あとから付け足したようにペンで書かれている。


「えっと、パート2って事は・・・」


『はい。前回言えなかった不動さんとの出会い、それとなんやかんやを聞かせてもらいます』


「まぁいいですけど・・・。それじゃあまずは、俺と優里の出逢いについて話しますね」



「俺と優里はまぁ、生まれたころから許嫁だったんですよ。それが哭動家と不動家、そして明堂家に生まれた男女の宿命なんです。

 哭動の家で生まれた者は、不動家か明堂家で先に生まれた異性と夫婦になり、鬼の宿る血を絶やさないようにする。そんな掟があるんですよ。

 最初は正直言って、あまり愛情なんて持っていなかったし、せいぜい妹ぐらいにしか思ってなかったんですよ。でも、そんな価値観が変わったのは、前にも話したあの事件の時っすね。

 あの時家に帰った俺は、速攻で自分の部屋に引きこもったんですよ。死にたくなるぐらい、自分の力を、力を持っている自分を恨んでいましたからね。スゴイ自己嫌悪に陥って、一瞬自殺まで考えましたよ。

 そんな時に、優里が俺の部屋に飛び込んできたんですよ。そんで、俺に堂々と宣言したんですよ


『兄様が化け物であるはずがありません!だって兄様は、大切な人たちを、守りたい人たちを守るために、相手を殺したのです!兄様がいなければ死んでいた人たちがいたというのにっ、兄様は、そのひとたちが死んでしまっても良かったというのですか?!!』


・・・って。

 今考えてみれば、それはただの『たられば』の話で、もしかしたら他の要因で助かったかもしれない。でも、俺はその言葉を聞いて救われたんですよ。そのあと、こうも続けてきたんですよ。


『兄様が自分の事を化け物だと言い、化け物でない者達から距離を取るというのなら、私も化け物となります。そうすれば、兄様は私を遠ざけたりしませんよね?』


・・・って。

 不動家と明堂家には、哭動家の者と夫婦になった者のみに教えられる秘術があって、それがやり方によっては半永久的に鬼でいられる、『鬼降ろし』というのがあるんですよ。優里の言っていた『化け物』って言うのは、それの事だったんでしょうね」



『・・・いやぁ、やっぱり優里さんが一番ヒロインですね。まぁそれも、こんな経験があったからなんだ、というわけですか・・・』


「そりゃだって、俺が今こうして普通に暮らせているのは、完全に優里のおかげですからね。そりゃ妹扱いから婚約者にまであがりますよ」




『それじゃあ次は、神鬼君の使える武術や魔術、特殊技能について教えてください』


「なんか、いきなり普通になりましたね・・・」


『しょうがないじゃないですか。ネタがないんですよ』


「ちょっとまってそれメタ発言・・・ま、まぁいいか。

 えっと、俺ができる武術は剣術、柔術、拳術、槍術、弓術、斧術(ふじゅつ)とかですかね。

 魔術は今いる世界を基準にすれば、低級、中級は完全に扱えますし、上級も今勉強中ですけど、一部はできますよ。これは魔術に含まれるかは知りませんが、錬金術もできますよ。

 特殊技能・・・あぁ、【龍王変化】みたいなやつですか。あれ以外は【異空間武器庫(ウェポン・ワークス)】と【世界(ウィズダム)樹の(・オブ・ユ)叡智(グドラシル)】ぐらいしか使ったことないですけど、あとは転職に準じたものや、使い方の分からないもの、それと【絶対完遂(デキヌコトナシ)】ぐらいしかないですよ」


『【絶対完遂(デキヌコトナシ)】ってどんな力なんですか?』


「使ったことは今まで一度もないんですけど・・・父曰く、『文字どうり、万能の存在だ。しかし、それほどの力であるがゆえに、あれほどの制約があるのだと思い知ったよ』だそうです」


『へぇ~。じゃあもし使うとなったら、神鬼さんはどうします?』


「俺がその力を使う時は多分、俺の今の力だけじゃ何もできなくなった時だけだと思うので、どんな試練が待っていようと、絶対に発動させますよ」


『おぉ!それじゃあ、あなたのご活躍、祈っていますよ。そして、その力を使う時が訪れないことも・・・』


 盆栽は相殺後に告げると、存在自体が薄くなりながら消えていった。


「なんか、前よりもかってにいなくなった気がする・・・」


 神鬼がそう呟くと、だんだんと意識が薄くなってきた。


 あぁ、これから元の世界に戻るのだろう。神鬼は薄れていく意識の中、そのように思いながら目を閉じた・・・。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「・・・ん、戻ってきたのか」


 目の前に広がる自然豊かな大地、はるか遠くまで澄み渡る大空を見て、神鬼は少しの間ボーッとすると、すぐにナヘルタ王国へ向かって再出発した。

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