第三十一話 再開
すいませんっ!ちょっと短いですご容赦ください!!
いや、言い訳させてください。
テストが悪いんですよ、テストが。
なんか親は勉強しろって言ってきて、そのせいであまり書けなかったんですよね。
すいませんホント。
次は普通ぐらいの長さにしますので・・・。
「はてさて。どこにアル達はいるのかね~?」
適当に洞窟内を歩いていた神鬼は、いったん立ち止まって考え始めた。
「あ。ウィズ使えばいい話じゃん。うっかりしてたな~」
そういうと、神鬼は【世界樹の叡智】を本形態で出現させると、前のように洞窟内部の地図を表示させる。
「あ、まるっきり反対に向かってた。これは急いだほうがいい、かな?」
即座に判断し終えると、神鬼は道なりに、なおかつ速足で向かっていった。
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連れ去られていたアルは、とある部屋へと閉じ込められていた。
その周囲には、アルと同様連れてこられたのか、同じぐらいの年の子供がたくさんいた。
そこにいる子供たちは、とても疲れたような顔しながら、寝息を立てずに眠っていた。
そんな中、アルだけは起きながらどこかを見つめていた。
「はぁ・・・。ここ、何だかじめじめしてるなぁ・・・」
そう呟くと、真っ暗で先の見えない天井を眺める。
「いつかなぁ・・・。そろそろかなぁ・・・?」
ボーっとするその顔は、あきらめたような表情では無く、誰かが来るのを呆然と待っているような、そんな表情だった。
そうしてじっとしていたアルだが、ふと、あることに気付く。
「そういえば、洞窟の奥で騒ぎ声がしてたはずなのに、まったく声が聞こえてこないな・・・。何かあったのかな?」
頭に浮かんだ疑問に答えを見つけ出そうとしていたが、奥の方から足音が聞こえてきたため、その思考をいったん止めて息を殺した。
しかし、次の瞬間聞こえてきた声に、アルは安堵した。
『お~い、アル~。いるよな~?』
どこかとぼけたような声。でも、それはとても懐かしい声だった。
「ジン様!!」
アルが歓声を上げると、周りで寝ていた子供の中の数人は、その声で起きてしまったのか目をこすりながら立ち上がった。
「どうしたんですが?アルリナさん?」
一人の少女がアルへと問いかける。
アルはその少女の方を向くと、心底嬉しそうな表情で答えた。
「私の、とってもとっても、大切な人ですよ」
そう言うと、アルは扉の方に向き直る。
「ジン様、どうですか?開けられますか?」
『そーだなー。なんか鍵がかかってるからこの扉ぶち破りたいんだけど、扉の前に人、いる?』
そこでアルは、神鬼がこの部屋の中にいる人全員のことを考えていることに気がつき、少し頬が緩んだ。
「扉のすぐ前には人はいませんよー」
『よし。それじゃあ扉ぶん殴るから、全員耳を塞ぎなー』
「えぇ?!み、皆!急いで耳を塞いで!早く早く!!」
周りの子供達は、状況が未だ飲み込めないが、一応アルの言うことに従うことにした。
「大丈夫ですよー!」
『よし、分かった。そんじゃあ使うぞー・・・。哭動流拳術三の型、【響】!!』
扉の向こうで神鬼が叫んだ。
すると、轟音と共に扉が揺れ、向こう側にいた神鬼が見えた。
アルは思わず、神鬼に向かって飛びついた。
「ジン様っ!!」
「ごめんな、アル。ちょっとおそくなっちまった」
そのまま抱きしめ合っていると、ふと周囲から視線を感じ取ったため、アルは慌てて離れた。
「それにしても、どうしてここがわかったんですか?」
「まぁ、ちょっとスキルを活用してな。それより、なんか酷いことされたりしてないか?傷つけられたりしてないか?」
「大丈夫ですよ。それよりジン様。早くここから脱出しましょう。・・・あ、この子達も一緒に連れて行ってもいいですか?」
アルは一旦外に行きかけたが、すぐに後ろを向いて、子供達のところに行こうとした。
そんなアルに、神鬼は微笑みながら答えた。
「あぁ、大丈夫だ。それに俺も、アル以外に連れてかれた子供達を探してたからな。一石二鳥だよ」
そう言って、神鬼は部屋の奥に固まっている子供達に向かって歩いていった。
「俺は、君たちをこの洞窟から救い出して欲しいと、先に出た女の人たちから頼まれた。だから俺は君たちを連れて行く。何か聞きたいことがある奴はいるか?」
神鬼は尋ねるが、子供達からは何も反応が返ってこない。
「よし、それじゃあ出よう。あ、ここの盗賊どもは全員殺したから、安心してくれ」
と、神鬼は何気なしに言った。
しかし、そう言った直後子供達は固まり、ちょっと後ずさった。
「ジン様。多分、『そんなことができるなんて、どんな人なんだ?!』と驚いてるだけだと思いますよ?・・・多分」
一応アルがフォローしてくれたが、少し心が傷ついた。
その後は何も話さないまま、出口へと向かって行った。
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「お母さ〜ん!!」
「メル?メルなのねっ!!」
その後無事に脱出した神鬼達は、先に脱出した女性達と合流した。
なお、女性達は一回ぐらいはモンスターと交戦するかと思っていたが、そんなことはなかったようだ。よかったよかった。
「本当に、ありがとうございます。貴方様のおかげで、娘も無事に生きて帰ってこれました」
「そんなに感謝されることじゃないですよ」
そう言って感謝の言葉を後にすると、神鬼は全体に向かって話し始める。
「皆さん、よく聞いてください。
これから俺は、今住んでいる『エルファ』という村に向かおうと思っています。
他に行くあてのない人などは俺についてきても構いません。
それでは出発しますよー」
そして、神鬼はエルファに向かって歩き出ーーさなかった。
「あ。確かいいものがあったはず・・・。これだ!!」
そう言って、突如【異空間武器庫】を開いて中を探り始めたかと思うと、何かを引きずり出した。
そこに現れたのは、とても大きな車だった。
ロールスロイスの様に縦長なだけではなく、横にも長い。
まるで戦車を平べったくさせた様な大きさがあった。
「ジン様、これは・・・?」
「これは俺の世界にあった『車』っていうのを改良したものだ。魔力で走れるぞ。さぁ、みんなこっから乗って乗って!」
アルの問いに答えながら車の真ん中あたりへ行くと、ドアを開けてみんなに車に乗るよう促した。
その後はアルを先頭に少しづつ入っていき、全員乗った状態で洞窟を後にした。
なんか、物語に出てきた車を思い浮かべてみたけど・・・相当かっこ悪いですね。その車。




