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チート勇者の異世界冒険記  作者: 松竹梅
第二章 いとも悪しきは人の欲
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第三十二話 子供達の中に・・・

また遅れてすいませんっ!!


実はこれからもちょっと遅れる日が増えそうなんですが、それでもいいよっていう人は、この先の話にも期待してくださ~い。

「おっ。町が見えてきた」


神鬼は、縦にも横にもなんだかでかい車を運転しながら、前方にエルファを確認した。


「えっ?もう着いたんですか?」


 後部座席にいたアルが、身を乗り出して尋ねてくる。


「あぁ。まぁ俺が走るよりは遅いんだけどな」


『えっ?!!』


 神鬼の言葉に、車内のほとんどの者が驚愕する。


「あれ?なんかおかしいこと言った?」


「だ、だって、あの盗賊たちのアジトは、あの村から大体10キロは離れているのに・・・」


「う~ん。そんなに遠く感じる距離かな?」



 ちなみに、神鬼は前の世界にいたころ、毎朝日課としてランニングをしていた。

 やっていた内容は『哭動家の敷地を三周』と、簡単そうに聞こえる内容である。

 しかし、哭動家の敷地は『一周5キロ』はあるのである。

 そりゃあ、10キロなんて簡単って感じるかもしれないが・・・10キロを『車以上の速度』で走る人間なんて、ふつういねぇよ。と、作者は異議申し立てしたい。


「ま、そんなのどうでもいいさ。とにかく今は、あそこの村で一休みしよう」


 そういって村に近づいて行った神鬼だが、この後村に着いたらこの車についてめっちゃ聞かれることとなった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 村に着き、村人たちの車と連れてきた女性たちへの質問に答えた後、神鬼は自分の家にアルと共に帰ってきた。


「あ~、疲れた」


「お疲れ様です、ジン様。それにしても、あの盗賊たちに捕らえられていた女の子たち、全員救っちゃうなんて、やっぱりジン様はすごいですね~」


「まぁ、俺にはできないこともあるからな。だから、できることはしっかりとやるってのは、当然のことになってきてんだよ」


 その後、アルとしゃべりながらダラダラしていると、神鬼の家の扉をノックする音が聞こえてきた。


「ん?だれだ?」


「私、見てきます。どなたですか~・・・。あれ?あなたは・・・」


 アルがやってきた人に驚いているようだったので、神鬼も玄関へと向かっていった。


「ハイハイ。どなたですか~?」


「あなたが、コクドウジンキ様?」


「あぁそうだが・・・君は?」


 玄関にいたのは、ちいさな女の子だった。


 髪と目は、そろってエメラルドグリーンをしている。

 身長は大体130ぐらいで、10歳ぐらいに見える。


 その頭には、一目で目に付く特徴的なものがあった。

 耳から真っ直ぐ上に向かったあたりに、一対の角(・・・・)があった。


「その頭・・・まさかっ」


(ウィズ!この女の子みたいな特徴のある種族を検索っ!)


《検索開始・・・検索完了。このような身体的特徴を持つ種族は、この世界で【龍族】と呼ばれるものにだけあるものです。人の形をとっているのは、マスターがもつ【龍王変化】の逆のようなもので、【人種変化】というものです》


 神鬼が心の中で叫ぶようにウィズに問いかけると、即座に答えが返ってきて、それに神鬼は心の中で歓声を上げた。


(マジか!それじゃあ、この世界には龍族は存在してんだな!!いや~よかったよかった)


《まぁそれでも、現在確認されている個体数はたったの500ほどですけどね》


「大丈夫かよ、それ・・・」


 ウィズの言葉に対するツッコミを口に出してしまい、目の前の少女は首を傾げた。


「どういう意味ですか?」


「あぁいや、なんでもない。こっちの話だ。それより、俺に何の用だ?なにか用件があってきたんだろ?」


「そうでした。それでは、あなたに告げることがあります」


 神妙な面持ちをする少女に、神鬼も真剣な表情をする。



「私と、戦っていただけませんか?」



「・・・はい?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 


 少女のいきなりの決闘宣告に神鬼は戸惑っていたが、あれよあれよという間に決闘のの舞台が用意されていた。


 その決闘の舞台の上に、少女は座りながら動かず、神鬼は立っていた。


「・・・おい。なんで決闘するんだ?」


「簡単ですよ。私はあなたがかなりの実力者だと感じたから、ただそれだけですよ」


 自分の手に籠手をはめながら、少女は答える。


 神鬼は準備体操をしながら、けだるそうにしている。


 やがて準備が終わり、両方は一定の距離を離れ、向かい合った。


「それじゃあ、ルールの確認をするぞ?


 武器の使用は禁じない。でも殺しちゃダメ。

 あとから武器を使いだすのもいい。ただし場内から出てはいけない。

 外部から仲間を呼ぶのはだめ。しかし使い魔などの召喚はよし。

 大体のスキルは使ってもいい。でも致死性のものはだめ。

 相手を場外に出すか、『まいった』と言わせれば勝ち。ルール違反をしたらすぐさま負け。


 これでいいな?」


 神鬼の言葉に、少女は無言で頷く。


「よし。じゃあ始まりの合図は・・・これが地面に落ちたら、だ」


 そういい、神鬼はズボンのポケットから一枚のコインを取り出し、上に向かってはじく。


 二人は互いに向かい合い、動かない。


 そんな時間が三秒ほど続いた後、コインの落ちてくる音が聞こえだす。


 神鬼は試合前から取り出しておいた刀に手をかける。

 少女は少し体勢を低くする。


 コインは空気を切りながら、刻一刻と地面に近づく。


 そして、コインが地面に接触した。


 瞬間、神鬼と少女は高速の戦いを繰り広げ始めた。




戦闘?あぁ、次回ね。

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