記念話 死んだその後
お待たせしました!!
PV60000記念のお話です。
あ、この転生した人、ここ最近出てるローディーですよ。
え、知らない?
・・・まぁ、あの人なんかモブ臭するもんねぇ~。
俺は萩宮恭正。
テログループ、『貪狼の牙』のトップをやっている。いや、やっていた。
なぜ過去形なのか、それは今、死ぬ寸前三秒前だからだ。
俺らはある小学校を占拠した。
その学校は金持ちが集まりやすいから、そこのガキをさらって身代金を要求し、これからの活動資金にする予定だった。
だが、ガキが一人抵抗しやがってきた。
だからそいつを殺そうとしたら、他のガキがそいつをかばいやがった。
俺はそいつが死にに行ったから、それで勘弁してやろうと思って、そのガキから目を離した。
そしたら次の瞬間、後ろからとてつもない何かを感じた。
急いで振り返ってみると、俺の後ろに、鬼がいた。
豹変したガキを見て、俺はそいつから離れるように手下どもに言おうとした。
だが一瞬あと、俺の手下の内三人が、体を真っ二つに切られた。
何が起きたのか理解しようとする間もなく、俺も殺された。
それで、今に至るというわけだ。
全く、あんな化け物がいるなんて知ってりゃあ、他の所にしたかもしんねぇのに、ちゃんとリサーチしとけよ。まったく。
だが、聞いた覚えがあるな。
あの『鬼のような雰囲気』。
多分あれは、哭動の家の奴だろう。
くっそ。あんな力をあの年で持ってるとか、チートにもほどがあんだろ。
あ~あ。もし今度生まれ変われんなら、あいつをぶっ飛ばせるぐらいの力が欲しいな~・・・。
「なら、生き返らせてあげようか?」
突然、声が聞こえた。
俺はそちらの方を見る。
するとそこには、二人のガキがいた。
一人は白、いや、灰に近い白の髪に、髪よりもきれいな白の衣を着ている。
もう一人は、黒の髪に、髪よりも深く濃い黒の衣を着ている。
その二人をよく観察しようとしても、なぜかそれ以上の情報を感じ取ることができない。
「あぁ。僕たちを知ろうとしても無駄だよ。理由は内緒。それに僕たちを知るには、あの世界に行くか、僕らと同格以上にならなきゃだしーー」
「おしゃべりが過ぎますよ。そろそろ口を閉じなさい」
勝手にしゃべり始めた『黒』に、隣に立っていた『白』が注意した。
「おっといけない。それじゃあ、本題に入るとするよ?」
本題?
「えっとさ。君、哭動神鬼って子供に殺されたよね?」
うっ。正直、面と向かって言われるのは、ちょっとイラッと来るな。
「まぁ君どう思ってるかはどうでも良くて。『君が哭動神鬼に殺された』っていう結果だけが重要だから」
・・・なんか失礼な奴だな。
「それでさ。君にはちょっとした相談、いや、提案があるんだよ」
提案?正直言うと、さっきまでの印象からお前の事、信じることできねぇんだけど。だから、何あげるって言われても、欲しいと言えないかもな。
「あはは。まぁそうだろうね。でも・・・
『哭動神鬼を殺せるかもしれない力』を、あげるといっても?」
・・・へぇ。
「あれ?なんかリアクション薄いね?」
そりゃ、あんな化け物殺せる力って、絶対存在しねぇだろ?
「ふ~ん。そう考えるか。でも、安心してよ。君が元居たあの世界じゃ、難しいだろうね?」
・・・どうゆう意味だ?
「君を、違う世界に転生させてあげる。あの世界なら、哭動神鬼にも勝てるような力、存在してるはずだから」
へぇ。そんな世界があるのか。
「どうする?やっぱり行かない?」
へへっ。わざと言ってんだろ?
行くに決まってんだろ?
「おっけぇ~。それじゃあ転生させるよ。向こうに行ったら、『君が一番使いこなせると思った武器』と、『その世界で上級な戦い方』を体に刻み込んでおくから、頑張ってね~」
その声を最後に、俺は未知の世界へと向かっていった・・・。
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「・・・本当に、あれでよかったんですか?」
男が転生された後、『白』が話しかけた。
「いいのいいの。あの人たちから頼まれた条件から、何も外れちゃいないんだから」
「しかし、本当に大丈夫でしょうか?」
「なに?あの男の心配?」
「いえ。あの男には何も心配しておりません」
茶化すような『黒』の言葉を、『白』はバッサリと切り捨てる。
「あのような男如きで、あのお方の経験値となることはできるのか、と思いましてね」
「あ~、なるほど。まぁ心配しないで。そのためにチートをあげたんだから」
「そうですね・・・。それじゃあ、私たちは私たちの仕事をしましょう」
「はいは~い」
『白』はそういうと、『黒』と一緒にどこからともなく現れたドアをくぐった。
ドアが消えた後、辺りは静寂に包まれた・・・。
10月16日の投稿、もしかしたら遅れるかもしれません。
なるべくその日じゅうに出せるように頑張りますので、ご期待ください!!




