記念話 教えて!神鬼先生!!
記念のお話です・・・何とか間に合った・・・。
あ、今回セリフばっか&作者出しゃばるなので、苦手な方は頑張ってください!!
「・・・ん?なんで俺、こんなところにいるんだ?」
神鬼は、自分が何か不思議な空間にいることを悟った。
(おかしいな・・・。確か俺は、アルを取り戻すために敵のアジトに向かっていたはずなのに・・・?)
現状を把握するために周囲を見回していると、正面から何かがやってくるのが見えた。
(なんだあれ?)
少しづつ近づいてくる物体に目を凝らしていると、徐々にそれの形が分かってきた。
(・・・盆栽?)
そう、神鬼に近づいてきていた物は、盆栽であった。
(なんでこんなところに、いや、なんで盆栽が自分で動いてんだよ?)
色々と突っ込みたかった神鬼だったが、神鬼が何か言う前に声が響いた。
『こんにちは、哭動神鬼くん。私は松竹梅といいます』
「あ、ご丁寧にどうも。えっと、ここに呼んだ理由を聞いてもいいですか?」
いきなり聞こえてきた自己紹介に驚くことなく、神鬼は話をつつけさせた。
ちなみに、敬語を使っているのは何となくである。
『敬語なんて使わなくていいですよ。それより、なんで呼んだか、でしたね』
盆栽は一度言葉をきると、背後 (というより、盆栽の後ろ側)から一枚のプラカードを取り出した。
そこには、
[教えて!神鬼先生!!]
と書かれていた。
「・・・何ですかコレ」
『これはですね、要はとある人たち向けに、あなたの情報を公開させていただく、というものなんです』
「・・・相手は誰ですか」
『う~ん・・・。ここでもどこでもない、ようは『外』の人たちですね。安心してください。その人たちに情報が行っても、あなたの情報はそこ以上どこへもいかないので』
「まぁ、それなら」
『そうですか!ありがとうございます。それじゃあ、さっそく質問させていただきますね』
盆栽はそういうと、今度は自分の埋まっている鉢から手帳を取り出した。
『一つ目、神鬼さんはいま、結構な頻度でオーラ使ってますけど、あれ使えるようになったのは最近ですよね?なんであんなにうまく扱えているんですか?』
「うーん、アスモデウスっていう魔王と戦った時から使えるようになったんだけど、実はオーラの存在自体はもとから知ってたんですよ」
『ほう?どうしてですか?』
「哭動流の技術の中に、『目には見えないが確かにある雲のような物』を操るものがあるんですよ。だからその教えの通りにやってるんですよ」
『じゃあ神鬼さんは前から、目には見えなくてもオーラを使っていた、という事ですか?』
「そうなりますね~」
『二つ目、あなたの周りにはよく女の子がたくさんいますが、なんであんなに好かれているんですか?』
「よく、なのかは分かりませんが、確かに俺の周りには女の子がいますね」
『できれば、出会いのきっかけとかを詳しく教えて欲しいのですが・・・』
「そうですね。じゃあ一人づつ言っていきますか」
『お願いします』
「まず、白河からですかね。
白河と初めて会ったのは、俺がまだ小学生で、力を封じていなかったときですね。
ある日俺は、哭動家としての任務のためにとあるパーティーに出てたんですよ。その時に白河と会ったんですよ。
そのパーティーは、あいつの誕生日を祝うものだったんですよ。
なんで誕生日で哭動家の者が呼び出されるのかっていうと、あいつの家は【白河財閥】と言って、元の世界で五本の指に入るほどの富豪だったんですよ。
まぁそれで、当時歳の近かった俺がパーティーに呼ばれて、歳も近いんだから遊んで来いってなって、遊んでいるうちに仲良くなって、それを見た親どもが勝手に婚約させた、となってったんですよ」
『・・・それ、絶対親御さんたちが仕組んでましたよね?』
「今考えれば、まだあんな歳でなのになんで仕事させられるんだ?、って思えるんですけど、何分、まだあの時は子供だったもんで・・・」
「じゃあ次は、多香美先輩ですかね。
先輩とは、剣道の全国大会で出会ったんですよ。
多香美先輩は、【多香美道場】っていう所の師範代なんですよ。だから結構実力者なんですよ。
俺の県の代表チームで、俺は大将、先輩は中堅だったんですよ。
そんで先輩とか、他の人とかの頑張りがあって、何とか俺のところまでつないでくれたんですよ。
でも俺、その時とある事件を経験した後だったので、ちょっと根暗になってたんですよ。
だからちょっと、剣の振り方とか、さばき方とか、いろいろおかしくなっちゃったんですよ。
それで戦い長引いちゃって、休憩の時間になったんですよ。
そんな時、先輩が言ってくれたんですよ。
『私は君に何があったのかは知らない。でも、君にどんなことがあったとしても、私は、私たちは、君の味方だから。だから、迷わないで』って。
多分、先輩はどこからかその情報を仕入れていたんでしょうね」
『そんなことがあったんですか・・・。あれ?そういえば、試合はどうなったんですか?』
「あぁ。勝ちましたよ」
『軽っ?!』
「だって、本調子に戻ったから、本気でやりたくなったんですよ。そしたら、結構あっさり決まっちゃって・・・」
『おいおい・・・』
「あ、そういえば味方陣に戻ったら、先輩はなんだかほほを赤くしながら俺を見てて、他の人たちはポカーンとしてたんですよね」
『そ、そうですか・・・』
「次は、天海ですね。
天海と出会ったのは、小学1年の時ですね。
同じクラスで、『クラス一の美少女』とよく言われてましたよ。
俺はよく天海の隣で、話す機会もたくさんあったので、すぐ仲良くなったんですよ。
でもある日、ある事件が起こりまして、その時天海は死にかけたんですよ。
その事件の時何があったのか、俺はあまりわからなかったので細かい説明は省きますが、天海はなぜか生きていて、俺の手は血まみれでした。
その後俺はすぐに学校を変えました。とても、そこにいられる気がしなかったもので・・・。
でも、転校先の学校で、びっくりしたんですよ。
その同じ日に、天海も同じ学校に転校してたんですよ。
俺は天海にあったとき、自然に目をそらしていました。天海の事を死にかけにさせてしまったのは、俺が原因だと思っていたので・・・。
だけど、天海はこう言ってきたんですよ。
『私が死にかけになっちゃったのは、私に責任。それに、そんな私を救ってくれたのは、ジンちゃんなんだから、私はジンちゃんにお礼を言う方だよ』って」
『へぇ・・・』
「まぁそれから、俺は天海と小学校生活を過ごし、中学でも同じ学校で過ごしていった。って感じです」
『ふーん・・・。あ、そういえば。天海さんは何かすごい肩書とか持ってませんか?』
「えっと、肩書で言えば天海家は、表の世界で有名な【天海グループ】っていう暴力団の、後継者ですよ?」
『・・・え?』
「まぁ、あんな性格の奴に暴力団の親玉なんて、務まらないとおもんですけどねぇ・・・」
『いや~、今日はありがとうございました!』
「あれ?優里は聴かなくてもいいんですか?」
『いえ、優里さんの分は今度お聞きしますので、それでは~』
盆栽はそういうと、来た時と同じようにどこかへと移動していった。
すると、だんだんと周りに景色がうまれはじめ、元の場所へと戻ってきた。
「なんだったんだろ?まぁとにかく、今はアルを助けに行かなきゃな・・・」
そういうと、神鬼は走り出そうとした。
しかし、足元に手紙が落ちているのを見つけたため、それを拾いって読んでみた。
[ヘイトが下がっているかもしれない神鬼君へ
あの盗賊団、そろそろアルさんに手を出すかもしれないから、気を付けてね]
神鬼はそれを読み終えた瞬間、目にも見えない速度で走り出した。
ん?ほんとに次回聴くのかって?
もちろん!またやるためのフラグですよ!!




