第二十一話 エルファにて
わ~い!こっから新章だ~!
やっとあのうざい奴(箕田&山田)を書かなくて済む~!!
・・・かれこれ、旅に出てから一週間ほどが経った。
「ん?なぁ、アル。もしかしてあれが目的地か?」
神鬼たちの目前には、王都と比べるととても小さい村の集まりのような場所があった。
「はい。あれが私たちが住む事になっております、『エルファ』でございます」
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村に入ると神鬼たちは、村の奥の方に建てられているひときわ大きな館へと向かった。
「ジン様、ここがこの地を治めているティムリ・ルーヴェント子爵のお屋敷です」
アルに案内され館の近くまで来ると、館の扉が開いた。
そこから出てきたのは、
「それじゃあ、行ってくる・・・おや?どなたでしょうか?」
「おはようございます、ティムリ様。私、現アルバレス王国国王ヘリハルド・ミラ・アルバレス様の第三女、ルミナス・ミラ・アルバレス様の専属メイドをしておりました、アルリナと申し上げます」
「おぉ!貴殿がアルリナ殿か!という事は、貴殿の隣におられる者は・・・」
「はい。此度の勇者召喚にて召喚され、魔王を単独で討伐されたお方。ジンキ・コクドウ様でございます」
「どうも。ジンキ・コクドウと申します」
「おぉ・・・。あなた様のご活躍、ルミナス王女殿下よりお聞きしております。こんなところで立ち話もなんです、我が家にお入りください」
玄関から出てきたティムリ子爵と簡単な挨拶を交わすと、子爵の勧めによって自宅で話をすることとなった。
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「どうぞ、ゆっくりしてください」
「すいません、お茶まで用意して下さって・・・」
「ははは、お気になさらず。王女様から紹介されたお客人ともなれば、粗末な対応などできませぬよ」
神鬼の言葉に、子爵は笑って受け答えをした。
「さて、ジンキ様。王女様より少しだけお聞きしておりますが、このたび私の領地へと赴かれた理由、お聞かせ願えますでしょうか?」
子爵は神鬼の方を向き、先ほどとは違った真地目な表情で神鬼に尋ねた。
「わかりました。では、魔王討伐の後からを話せばいいですかね。あれは・・・」
~~少年説明中~~
「なるほど・・・」
神鬼が説明し終わった頃子爵は、深く同情するような表情を浮かべていた。
ちなみに、覚醒の事については話したが、事件の事については何も話していない。
「そのような経緯があったのですね・・・。わかりました。今日からあなたがこの村に滞在できるよう、取り計らっておきます。住むところなども探しておきますよ。あ、この村の人たちは皆、とても友好的ですから警戒されることも少ないと思いますよ」
「ありがとうございます。本当に、何から何まで・・・」
子爵のしてくれたとても良い待遇に、アルは神鬼の分も礼を言った。
「お気になさらずに。王女様からの要請という事もありますが、何より、私個人として、ジンキ殿の助けになりたいと思ったまでですよ」
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「・・・おっと。私はまだ仕事があるためここで失礼させていただきます」
その後世間話をした三人は、子爵の都合によって終了することになった。
「分かりました。子爵様、私たちにとても良い待遇をしていただき、誠にありがとうございます」
「俺からも礼を言わせてください。本当に、本当にありがとうございます」
「はっはっは。このくらいお安い御用ですよ。それでは、あとの事は我が家のメイドに任せますので、この村で快くお過ごしください」
子爵がそう言って館を後にすると、どこからともなく訪れたメイドが声をかけてきた。
「それではジンキさま。アル様。ご案内させていただきます」
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館のメイドさんに連れられ、神鬼たちは自分達の住む家と村に案内された。
家はそこまで大きくなく、人二人が住むには最適なほどの家が目の前にあった。
「それではお二人様方、ゆっくりとお過ごしください」
(それ、なんか違う場面で使う言葉な気がする・・・)
館のメイドの言葉に、神鬼は心の中でツッコんでいた。
「うわぁ・・・私たち二人だけで住むというのに、とても大きな家ですねぇ・・・!」
「そうなのか?」
「はい!普通の二人分の家だったら、もうちょっと小さい家になってると思いますよ!」
ちなみに、神鬼の住んでいた家は前にも言っていたように『日本を守る』者達なので、政府などからも比較的いい対応をされている。故に、とってもいい暮らしをしているのである。
抽象的にに言うと、家の総敷地面積は東京ドーム三個分ほど。その敷地の中には本宅、池、道場などが存在している。
「ありゃ?あんたらが最近王都の方から来たっていう人たちかい?」
アルと神鬼が話していると、畑の方から現れたおばさんが声をかけてきた。
「はい、そうです。えっと・・・あなたは?」
「あぁ、まだ自己紹介がまだだったねぇ。私はメルファっていうよ。気軽に『メルさん』とでも呼んでおくれ」
「分かりました。自分はジンキ・コクドウと言います。こちらはアルリナと言います。あとメルさん、この村の事、あと私たちにあうような仕事を教えてくれませんか?」
なにやら貫禄を感じるメルファから、神鬼は色々と聞いてみる事にした。
「お安い御用だよ。この村は『ミルド』といってね。ごくごく普通の農村さ。仕事の方は、そうだねぇ・・・。アルリナちゃんの方は村で畑とかの手伝いをしたりして、ジンちゃんには、冒険者になったりとかかな?」
神鬼の問いかけに、メルさんは気軽に返答してくれた。
(ジンちゃん?なんで『ちゃん』なんだ?!)
「冒険者?それは、どんな仕事なんですか?」
とてつもなくツッコみたい衝動を抑えつつ、神鬼は心の中で叫び、疑問に思ったところを尋ねた。
「そうさねぇ・・・。主にやることは魔物を倒したりだけど、依頼によっては村の手伝い、子守り、薬草の採取とかもあるよ」
「へぇ・・・それじゃあ、自分はそれにします。アルはどうする?」
「そうですね、私はやっぱり、村のお手伝いをさせていただきます」
「よし!わかったよ。じゃあジンちゃんはここから村から北の方にある出口から出て、五分ほど歩いたところにある建物のところに向かっておくれ」
メルさんはそこでいったん話をきると、北の方を指さしながら話を続けた。
「そっちに行くと途中でごつい人たちがうろうろしてるところがあると思うから、そこが『集会所』ってとこだから。アルちゃんはあたしについておいで。みっちり仕込んであげるよ!」
「「ありがとうございます!」」
神鬼とアルは同時にお礼を言うと、アルはメルさんと一緒に、神鬼は村から北の方目指して歩いて行った。
次回は『神鬼、冒険者登録をする』(仮)です!
お楽しみに~!!




