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処刑チーム篇 第三話『エゴの奴隷』

『革命の意味を知りたければ、それを進歩と呼べ

進歩の意味を知りたければ、それを明日と呼べ

-ヴィクトル・ユーゴー-』

_その日はアラームの音がけたたましくなる日で、我々にとっては終焉の前兆となる出来事が起きた。


カミュは外で3人の子供達とサッカーをしていて、そばでは他の子供たちがテグジュペリやカフカと一緒にお花に水をやったり、昆虫採集をして遊んでいた。

ドストエフスキーはまだ起きてきてはいない。

数年前にふわっと消えていくように飛び降り自殺をしてしまったフェルメールの傷がまだ癒えていない。

500年を共にした親友が消えたとなれば、それなりにショックは強いはずだ。だからこそドストエフスキーが頑張りすぎないように自分たちが頑張ろうと言うテグジュペリの提案にカフカと二人で乗ったのだ。

カミュ自身も、不条理が肺を犯しながらも子供達と遊ぶ時間はそれを忘れて楽しめた。


突如としてスピーカーからアラームが響いた。

それは滅多にならない音で、堕ちた星が落ちてきた音でもない。

__テロだ。襲撃者が来たことを意味する音だった。

子供達を急いで庇う姿勢になる。

テグジュペリとカフカの方を見てもちゃんと庇っていた。

『あー、マイクテスト、マイクテスト…よし、いいね』

フーコーの声がした。監視カメラを確認している彼なら何が起こったのかすぐに分かるはずだ。

『葬儀屋…正面ゲートを突破……あー』

『現時点で…職員およそ35名はぐちゃぐちゃだな…場所は__』

フーコーの声に少し、気怠さのようなものが混じっていっている。

…彼はこういう非常事態を、嬉々として楽しむ人間のはずだが

『_あ?___待っ_』

ブツッとスピーカーが切れた。

司令塔の一人であり、監視カメラを見続け施設中の状況を伝える彼が今、音信不通となった。

それが何を意味しているかは全員が理解していた。


「…子供達をシェルター内に!」

テグジュペリの声でハッとしたカミュは3人を連れてテグジュペリ、カフカの三人と共に地下シェルターにやって来た。

周りの職員も連れて中に入れる。遅れてきたドストエフスキーは子供達を任せる為に色々と引き継ぎの話をしているようだ。

子供達の方を見て心配ないよと笑って見せた。

職員たちにも同様に

…自分達はこんな時でもテロリストの対処に向かわなければならない。人間ではなく我々は生物兵器だ。

正直に言ってカミュは気が進まなかった。やらなければならないことだと言うのは百も承知だが、自分の命を落としてまで向かいたいという気持ちにはどうにもなれなかった。

なんで横のテグジュペリはあんなにも綺麗な笑顔で、清々しい程の善を纏っていられるのかが分からなかった。

カフカは…いつも通り怯えながら、だが、それでも行かなくてはいけないという勇気は持ち合わせていた。

今だけアルベール・カミュに染まりたいと思いながら、自身のやましい思いを塗りつぶすほどの善性を奮い立たせて再び笑顔を見せた。

端末をチラリと見れば既に修復チームのダーウィンが殺られていたのが見えた。ついに犠牲者が出たか。やっとか。


未だに端末を見続けているリーダーを気が付かせなければならない。今後の指示を貰う為に

「ドストエフスキー先生!ドストエフスキー!」

カミュが声をかけると、ドストエフスキーはハッと顔を上げた

「子供達の避難も、職員への引き継ぎもできました」

「そうか…」

「行かなくちゃダメですよね」

カミュは少し、行きたくないという想いを込めた声色で話した

「そうだな」

カミュは心底行きたくも、生きたくもなくて、今ここで全員死ねばいいのにな…なんてカミュらしくない事を考えていた。

次にカフカが蜘蛛の足を動かしながら臨戦態勢になった。

「やりたくないですけど、皆を守るためですから…」

テグジュペリはいつもと同じように、足のタイヤの煙をふかしながら意気揚々としている。

「皆の為に、頑張ろうね!」

カミュは自分が惨めな存在であることを横の二人を見て思い知らされていた。

カミュとしても生きたくもなくて、でも元の自分(孤児)として生きるのも怖い自分のエゴは果たして何処にあるのだろうか?


ドストエフスキーはずっと端末を見ている。

葬儀屋が余程恐ろしいらしい。過去に何度もスターバーストに襲撃に来ては一定のルートを通り死体安置所に向かってさっきまで生きていた継承者の死体と、安置所で手に入れた死体を持ち帰り武器に加工する……らしい。

過去にいたカミュの継承者はそれで殺されたというのを聞いた。

だから今の自分は四代目のカミュだ…と。サルトルに

「(だからって、わざわざ私に四代目なんてナンバリングをしなくても……)」

前のカミュがどうだったかなんて、今、生きて、カミュの概念を植え付けられてカミュとして生きる自分には関係なかったはずなのに、そう言われてしまうと以前のカミュがどんなに恐怖を得て死んだのかをどうして考えてしまうのだろうか

端末を見て、ダーウィン以外にもニュートンとエニグマがやられているのを見た。

…修復チーム、記録チーム、観測チームはそれぞれバラバラのところにあるはずだ……。死体安置所に向かうとしてもドストエフスキーが言うような()()()()()()を通っているとは思えない。葬儀屋は確か一人だけだったはずだ。

偽名に死を看取る役職を名乗るのも、なんだか気持ち悪い話だ。


「他にも敵がいますね」

カミュはドストエフスキーの端末を覗き込みながら話す

「葬儀屋以外に、彼の味方…敵がいるはずです。この短期間でこの数の死傷者はおかしいですから……それに、どの道危険なことに変わりありませんよ。ドストエフスキー先生」

ドストエフスキーはやっと決心したのか、端末の電源を切り教育チーム全員に指示を出した。

フーコーの放送が遮断されている今、自分達で動くしかない

テグジュペリは治療・心療・開発エリア、カフカは記録・探索・戦闘エリア、カミュは司令・対策・観測エリアに!

私は近くの治安維持・修復エリアに向かう!

遠い所であり未だに交戦中かもしれない場にお前達を送るのは申し訳ないが、その分お前達は強い!…頼んだぞ」

ドストエフスキー(魂の解剖者)に言われても、強いだなんて言葉は余計に惨めに聞こえてくるだけだ。

しかし、その言葉も最早良いものに聞こえてきたカミュは笑顔で答える

「行ってきます」

カミュは呼吸に負担がない程度に走って三つの司令塔に向かっていった。


司令・対策・観測…これら三つのチームはいわば司令塔と言われている。脳、神経、目に例えられる彼らはスターバーストにおいて重要な機関だ。そこに自分を、か…

テグジュペリやカフカと比べたら確かに適任なんだろうか?

そうして辿り着いた司令塔の内部は凄惨なものであった。

至る所で職員が死んでいる。

最も不思議なのはその職員の死体が全て、頭が破裂したように飛び散っている。

冷静に言うなら脳を解剖されているように見えるのだ。

廊下を歩く。

真ん中を歩きやすいように、死体達は左右に分けられている。

まるでレッドカーペットとも呼べそうな道をカミュは歩く。どのみち死体は死体。助けれないものに手を差し伸べる義理もない。

司令塔に戦える継承者は少ないからこそ自分達のような動ける人間が向かわされる。

カミュはモニター室の前につき、惨劇があったにしては綺麗なドアノブに手をかけ少し開けて中を見る。

…モニター室には司令塔の全員が揃ってはいた。

扉から見える範囲でなら…

ベートーヴェン、ジャンヌ、ラプラスは重傷…だろうか

足を切断されている…あの程度ならナイチンゲールが権能でも使って治せるだろう。

万全なのはサルトル、ユーゴー、ハイデガー、モールスだ。

他は軽傷だ。重傷の三人に比べれば

奥を見るならエニグマの脳がさらけ出されている。

もはやぐちゃぐちゃな肉塊のようなもので、自然に作られたモザイクのようだった。


これらの被害を与えた人物はモニター前の机に座っていた。

頭から刃が生えてきており、それを触手のようにして使っている。恐らくそれで脳を解剖しているのだ。

そうこうしている間に見えたものはといえば、相手は刃を構えながら慣れたような手つきで触手を動かし、コペルニクスの脳を切り裂いては刃を入れて動かしていた。

男はコペルニクスの脳を見ながら「…居ないみたいだ。寄生虫がいなくて良かったね!罹患者は今の所0人だ!」

そう言うと刃を刺し込んだままコペルニクスの死体を持ち上げた。

「…じゃ、もういいかな!」

触手をそのままブンッと振り回す

その身体は抵抗なく振り回された結果、嫌な音を立てて床に落ちた。


その瞬間は全員、気が緩む。又は気を引きしめる。

カミュは扉を蹴り破り、モニター前の男に拳銃を構えた。

「…カミュ!」

サルトルがこちらに向き名前を呼んだ。

カミュは銃を向け続ける。

「あら、どうも。私はアンタレス……放浪の医者です。葬儀屋がこちらに来るとおっしゃったので、私も貴方達に寄生虫がいないかを確認しに来たんですよ。今の所誰にも無いので寄生虫はいないでしょうがその決めつけはよくありませんから、貴方達全員診させて欲しいんですよね」

…カミュはずっと拳銃を向け続ける。

異邦人で書いたような、あの太陽は無い。

「…寄生虫……の、確認…っ?」

緊張で声が裏返りながら必死に時間稼ぎのために声を振り絞る。

「人間全員の脳に寄生する白い虫です…!」

聞かれたのが嬉しかったのか相手は嬉々として話す

「80年前…私は戦火に巻き込まれました…そして見たのです。人々の死体の脳に白い虫が大量に蠢いているのを…!

アレこそが、この世界がそもそもおかしくなった原因です!脳には寄生虫が入っていて、人間はこの虫に操作されているんですよ!

私は医者です…医者ならば、人を治すのが仕事……私はそこで思いました……治さねば…と!」

カミュは剣銃を構える腕と手を、緩めた。

拳銃を下ろした。

あまりにも目の前の怪物が、医者を名乗るなら無学無知な事を言うからだ。

「…それは……蛆虫…なのでは…?」

「違います……はぁ、貴方もまた気付けない……私だけ…私だけが気付いている…!」

「カミュ、警戒を解くな………!…手負いが多い…!ダ・ヴィンチは開発チームの方にいるし、サンソンは外部の仕事だ……!」

サルトルは武器を持っていなかったのかいつも使っていたペーパーナイフを突き出した。護身用だろう。

「次誰診ます〜!?」

男は触手を振り回している。

カミュは拳銃を再び____


「あ、ここか…」

カミュの背後からのそのそと別の男が現れる。

棺桶を担いでいて、手は血に塗れていて__

「…葬儀屋!!」

サルトルが声を張り上げた。

「うわ、うるさ…俺そんなに耳とぉくねぇよ」

男の身長は3mを超えているのか、首が痛くなるほど見上げなければ顔が見えない。

葬儀屋は少し笑いながら「邪魔なんだけど」と言うと、カミュを掴んでそのまま投げ飛ばした。

腰を机の角で強く打つ、倒れないようにと机に前のめりにしがみつき、身動きが取れなくなる。

拳銃もその拍子に離してしまい、手が届かない位置にある。

「___ッ!」

「お、あん時の坊ちゃんらがいる〜。あんまりメンバー変わってねぇ〜なぁ〜…ははは…さっきドストエフスキー先生にも会ったぜ?…ゴッホを殺したくてさぁ、開発チームに拳銃のコードネームを持つコルト…っていたよな?殺しに来たんだけど………アンタレスのバカが余計な殺ししてないか心配になってきたんだよ〜したら、案の定でさぁ〜……ほんっと、馬鹿だな。お前」

「医者に向かって馬鹿とはなんだ!お前の方が馬鹿だろ!こっちは人を救い、未来へ繋ぐものだ!お前はなんだ!?終わらせるものだろ!」

「はいはい…こいつ話通じなくて苦労したっしょ?」

葬儀屋は大量に人間を殺したとは思えないくらい良い笑顔を見せた。

「…ついでに欲しいのも見っけたし…儲けものかな…」

葬儀屋はユーゴーの方を見た。

その視線に気付いたハイデガーがユーゴーを守るように前に出る。

「はは、泣かせるねぇ〜……感動の再会とするか?」

葬儀屋はポケットからマッチを取り出した。

「不条理を描いた小説家……太陽と海をこよなく愛するヘビースモーカー…ね……」

「結核を有する癖に、喫煙なんてするものじゃない」

アンタレスがカミュを見ながら医者のようなことを言う間に葬儀屋はマッチを箱から出し、擦った。

「三代目のカミュさんのだよ。このマッチはなぁ…手の骨を加工したんだ。で、着火剤の部分には舌のミンチをくっつけてだなぁ…完成だよ………声と手で文字を書くんだろ?良い本質を与えてあげられたよ…ほんと」

マッチから出る煙は、それを嗅いだ人間に無力感のようなものを感じさせた。世界からズラされている感覚を与えた。

強制的な虚無を注入された人間たちは行動することに対し無気力になる。

動こうにもそもそも、力が入らない。

__全員が行動不能となった。

ただはっきりしているのは意識だけだ。


「俺仕事はさっさと終わらせたい方なんだ」

葬儀屋は棺桶を床に下ろし、蓋を開ける。

中にはダーウィンの死体があった。気持ち悪いのは、暴れた痕跡はあっても刺し傷などはない事だった。

「良い本質をくれてやる。ここで惨めに生きて、死んでも死体安置所でただ寝かされるだけの日々なんて()()()()

葬儀屋はその大きな手を、ユーゴーの細い首に当てた。

ギリギリと嫌な音を立てながら、ユーゴーはそのまま上に持ち上げられる。

ユーゴーが抵抗できなかったのは不条理や虚無という理性によって感じ取れるものを、感じ取れていた間だけだ。

やがてそれも感じれなくなった時、死に対する抗いと生に対する執着を見せる。

抵抗するには遅すぎた身体は、葬儀屋の手首を爪を立て掴み、足をじたばたと動かす。顔は赤くなり、開いた口は息をしようと動かされている。

必死に呼吸をしようとしている様を見ながらカミュは結核の発作を思い出し始めて己自身も息が苦しくなってくる感覚に襲われる。

「…ぁ………」

呆気ない声を出してユーゴーの四肢はだらんと垂れ下がった。

じょろじょろと不快な水音が響く。それは足を伝って床を汚していった。

「あーあーあー…!男の偉人が入ってたとしても、身体はレディーだろ?可哀想に……あんま見てやんなよな…」

葬儀屋は持ち手を変えると、「拭けねぇからほんと、ごめんだわ」と言いながらダーウィンと同じ棺桶にユーゴーを入れた。

その様子を見てたアンタレスはそこら辺の職員の死体に触手を突き刺し、服で拭うように、血で汚すようにベチャベチャとその床に職員の死体を擦り付けた。

マッチの煙の効果がまだ切れない中、開いた扉からデカルトが剣を構えて部屋に入ってくる。…上層部の指示だろうか?

目の前にいる葬儀屋を認識すると、そのまま剣を構える。

「葬儀屋、上層部の指示につき、死刑執行とする」

葬儀屋は少し嫌な顔をした。

「うわ〜マッチ効かない奴来た〜…」

しかし次に余裕そうな顔を見せた。

「でもお前さん、コマンドで動くんだろ?ちょろいもんだよ…無効化するのも……知ってれば対策できんだからさ」

葬儀屋はデカルトを指さした。

「デカルト、剣、放棄」

葬儀屋がコマンドを命令してもデカルトは武器を構えたままだ。

「あっれぇ〜…おっかしいなぁ……」

少しビクついたデカルトは、剣を構え直して葬儀屋に突っ込む。

体格差のせいで易々と蹴り飛ばされても、尚も立ち上がり走っていく。

「ほら〜こうやって命令が一番って感じだからやなんだよ俺〜…可哀想ほんとに〜〜〜」

葬儀屋はヘラヘラとしながらマッチを2本、3本と擦り煙を充満させる。

しかしデカルトは立ち上がる。例え骨が折れ、内蔵が潰れようと、ある程度の怪我までは自身の権能でいくらでも治せる__そう思いながら、デカルトは何度も蹴られ、殴られていた。

葬儀屋に剣を突き刺す事に成功しても葬儀屋はさほど気に留めてもいない。

「…お前が敵だから言うこと聞かないようにされてるんじゃないの?私は完全にこいつ初見だからコマンド通ると思うけど」

アンタレスが水を差す。葬儀屋はそれを聞くと「確かに!」と拍手を一回した。

アンタレスは少し咳払いをする。

「……デカルト、挙腕」

デカルトは思わず両腕を高く上げた。

「……ビンゴ〜」

「サンキュー、アンタレス。じゃ俺行ってくるわ。ここどうする?」

「私はもう帰る」

「あっそ」

しょうもない会話をして、煙の香りだけを残して彼等はモニター室から出ていった。

出て行く直前に葬儀屋は思い出したかのように語る

「そういやセオドロスってやつ、お前らの管轄の化け物か?

…それならまた会った時はさぁ〜…鎖なりなんなりつけて捕まえといてくんないかなぁ〜……彼奴に愛用の工房壊されちまって…加工した武器も、加工する前の死体も壊されちまって腹立ってんだ……じゃあな」


セオドロス……カミュの教え子で、問題行動ばかりを起こすから上層部により本人に似ても似つかないベアトリーチェの受肉をさせて失敗という形で殺されようとしていたのを、受肉を受けても自我を貫いた子供だった。

随分昔にどこかに消えてしまったが……生きているのだと知ると、カミュは少し腰の激痛が和らぐくらいには嬉しい気持ちが湧いた。

デカルトは両手を挙げたまま対策チームの人達を一人ずつ顔を確認した。

少し焦ったような顔を見せると命令を振り切れるように挙げるように言われていた両手を震えさせている。

彼が命令を拒絶しようとする程の自分の意思を見せたのはカミュにとってはこれが初めてだった。

デカルト以外の人達は煙にやられて意識を失いかけていた。

ハイデガーはユーゴーを亡くした事に酷いショックを受けていて、虚無にも勝るものを覚えたのか、吐いたまま気絶している。

やがてデカルトがやっとの事で命令を自我で拒絶でき、両腕を下に下げた時、それらに集中しすぎた代償か鼻血を出しながら床に倒れてしまった。

カミュはその場で唯一意識を保ってはいたものの誰かに首を絞められる。

その首の絞め方は優しいものだった。

相手を殺す為ではなく、気絶させる為のものだろう。

誰がやったかは分からない__が、意識を失う直前に百合の香りがした気がした。


次に全員の意識が気がついた時には、全員治療チームの集団ベッドの所に寝かされていた。

デカルトの姿は無かった。

ただカミュ含めあの場の全員が知ったのは、テロリスト達は恐ろしいほどの被害を生んでいたということだった。

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