配信#40-5 山の中で四期生のみんなとお料理配信だよっ!:5
「話を戻して、いなりちゃんはどう?」
「そうですねぇ、うちは……あー、手作りのパン」
「その心は?」
「美少女の綺麗な手でこねこねされたパンとか、ご褒美じゃねぇですか」
「男が言ったらアウトなセリフでも、いなりさんみたいな場合は許されるが……だとしても普通にグレーだぞ、その発言は……」
「ふっ、いやほら、うちは合法ロリだからねぇ! 問題はねぇんですよ! 多分!」
「多分の時点で自信ねぇじゃねぇか!」
【草】
【いいツッコミだw】
【まあでも、たしかに可愛い女の子の手作りのパンは食べたい】
【わかるわー】
【変な付加価値付きそう】
「いなりさん、今回のピザは既にその食べたい物を食べられているのではなくて?」
「かざり様のおっしゃる通り、みたま様があの清らかで触れるもの全て浄化しそうな御手で御作りになられておりましたし、叶っているのではないでしょうか?」
「あ、たしかにそうですね! じゃあ、既に食べたいものは叶ってた、ということで! やったぁ!」
どうしよう、お話についていけてない気が……。
でも、手作りのパンかぁ……。
ホームベーカリー、今度買ってみようかな?
パンも作ってみたかったし。
「みたまちゃん的に、パンは作りたいとかあるの? あるんなら、お姉ちゃん頑張っちゃうよ!」
「あ、うん。その内ホームベーカリーとか買おうかなー、って思ってるかな?」
「パン作りも始めるとか……どこまでやる気なんだ、みたま」
「これでもレパートリーはまだまだ少ないからね。それに、作ってみたい物もたくさんあるから」
「具体的にはどのような物を作りたいと思ってるんですの?」
「そうだなぁ……フランス料理はやってみたいかな。難しそうだけど。他だと、うーん……中華料理もできるお料理を増やしたいかな? うん、和食だってまだまだ作ったことのないものもたくさんあるし」
「本当、料理に関する向上心が高いよな、みたま」
「ふっ、そこはみたまちゃんだからねぇ! 最近なんて、ゆあちゃんとゆいちゃんの二人がいるから、二人のためにレパートリーが増えまくりだしねぇ! 主にお菓子方面で! 最近はお店のケーキか! ってくらいの美味しそうなホールケーキ作ってたし」
「あはは、パティシエさんには勝てないけど、あれくらいならね」
【普通はホールでケーキは作らないんだよなぁ……】
【ケーキ作りするみたまちゃんか……絶対可愛いんだろうな】
【いっそのこと差分を増やしてほしい。エプロンの】
【エプロン差分いいな】
【みたまちゃんって、家事サービスしてるし、たしかに合ってる】
【いなりママ作らねぇかなぁw】
【いやあの人、これ言ったら普通に作りそうな気がするんですがそれは】
「お? エプロン差分が欲しいと申すか? ふむ……ケーキ作りするみたまちゃん……めっちゃいいですねぇ! とりあえず、こう、ほっぺにクリームが付いていて、可愛いエプロン姿にして……よし、そっち方面でデザインするぜぇ!」
「また!? あの、いなりおかぁたま、さすがに多すぎるからね!? 今でも全然配信で使えてない衣装とかあるからね!? お洋服を衝動買いして、着よう着ようと思って結局着る暇がなくて、タンスかクローゼットに入れたままになっちゃったみたいになってるからね!?」
【めっちゃ的確で草】
【わかるw】
【あ、この服いいな、買おう! あ、こっちもいい! みたいな感じで買いまくった結果、なんか肥やしになるあれね……耳が痛い】
【でも、たしかにみたまちゃんのママこと、いなりママって普通に超速筆だし、デザインも普通にいいしで、たくさんあるんだろうけど……実際あまり使えないよね、みたまちゃん自身】
【マジで、今のみたまちゃんって衣装どれくらいあるんだろうか】
【メッチャ気になる】
「まあ、実際未公開になったままの衣装も結構あるよね。まあ? 私はどのようなみたまちゃんでも世界一愛しているからこそ、なんでもいいわけですがね☆」
「未公開のみたま様……とても見たいですわ!」
「是非、この目で見たく」
「まあ、せっかくあるんだし使った方がいいだろうな」
「それについては……今後の配信でちょっとずつ出します……!」
僕としても、せっかく描いてもらったんだし、使いたいんだけどね……。
まあ、それを使わない僕が悪いんだけど……。
【それは楽しみだw】
【実際のとこ、どんな衣装があるのか、こっちは知らないしね】
【それ】
【普通なら、新衣装のお披露目配信とかするんだけど、みたまちゃんの場合は、供給の方が凄まじすぎてな……】
【いなりママがちょっと変態的なまでに早いから……】
【らいばーほーむに関係する人に常人はいない】
「私はそれを楽しみにしようと思ったところで、話を戻して……司君は食べたいものはある?」
「女の時ならまだしも、男の状態でそれ言うの、なんか一種の罰ゲームじゃないですかね? 俺、何答えても色々言われる気がするんですが」
「大丈夫大丈夫。んで、なにかある?」
「えー……いやまあ、そうですね……あー、ハンバーグ。みたまの作るハンバーグは美味いので」
「得意料理だからね」
「チッ、当たり障りのない普通の回答だ……」
「別にいいじゃないですか!?」
【邪神ww】
【そう言えば、得意料理だってどっかで言ってたっけ】
【美味いって言ってるってことは、食べたことがあるってことか……!】
【やっぱ羨ましすぎるぞこの野郎!】
【でもこいつ、たまに女になるからな……】
【らいばーほーむで二番目くらいにわけわからん生態してると思う。トップは邪神な】
「えー、はい、司君のツッコミはスルーして……次のましゅまろでに行こうね! 次はこれで。『こんたま! VRゲーム内でみたまちゃんがお店を買っていましたし、プライベートで営業するかも、って言ってましたが、本当に営業してくれるんでしょうか? また、どういう形態になりますか!』だって。どう?」
「人気が出るかわからないけど……不定期でやろうかなーとは思ってるよ。形態については、んっと、どうしよう? 先着順か予約制か……どっちがいいのかな?」
「みたま様、先着順と予約制はまずいですわ!」
「え、そ、そうなの?」
「はい! 今まではらいばーほーむ内の方、もしくはプライベートな交友関係でのみ、みたま様の美味なる食事が食べられましたけれど、今後はその縛りがほとんど消えるわけですわ! となると……確実に、独占しようとする方々が現れますわ! ついでに言えば、わたくしも我慢が抑えきれなくなりそうですの!」
「独占はダメだと思うよ!?」
「はい! ですので、先着順と予約制は避けた方がよろしいかと」
一番簡単に思いついたのが、この二つの方法だったけど……な、なるほど、独占するような人が出てくるかもしれないんだ……。
う、うーん、そうなると他にどんな方法が……?
「あー、みたま。抽選式すればいいんじゃないか?」
「抽選式?」
「あぁ。抽選なら、独占のしようがないしな」
「あ、なるほど、そっか。抽選式……うん、じゃあ、それにしようかな? お姉ちゃんはどう思うかな?」
「いいと思うよ? それなら喧嘩は起きないだろうし。いやまあ、みたまちゃん関連で問題を起こすような輩はみたま警察が総力を挙げて潰しに行きますが☆」
「それはやめてね!?」
【みたま警察こわー……】
【まあ、先着順も予約制も普通に問題が起きそうだもんなー……】
【絶対独占する奴がいるのはわかる】
【っていうか、邪神とかロリコンは普通に独占する気がしてんですがそれは】
【らいばーほーむメンバーに独占しそうな奴がいるのヤバない?】
【いやでも、その辺は割と常識あり……あり…………ありそうにないなぁっ……!】
【最近やらかした馬鹿二人がいるんですよね、実はね】
「はい、じゃあ、抽選式で決まったところで……って、あ、みたまちゃん、二枚目のピザは大丈夫そ?」
「あ、ちょっと確認して来るね。たしか、もうすぐ焼き上がるはずだし」
お姉ちゃんに言われて、ピザ窯の方へ移動して、ピザの焼け具合を確認。
「んーと……うん、いいね! すごく美味しそうに出来てます!」
二枚目のピザもばっちり焼き上がっていました。
それをお皿に載せて、みんなの所へ。
「というわけで、二枚目は照り焼きチキンピザです」
僕が二枚目に焼いていたのは、照り焼きチキンピザです。
こってりした甘辛いソースにマヨネーズ、鶏肉、玉ねぎ、チーズと具材はすごくシンプル。
「「「「美味しそう(ですわ)(ですね)!」」」」
「そう言えばみたま、照り焼きチキン系好きだったっけな……」
「うん、大好き! 美味しいよね!」
【まさかの照り焼きチキンで草】
【こってり系好きなんかな? みたまちゃん】
【まあ、ロリだから】
【↑子ども扱いしてるやんけw】
【まあ、高校生だし、子供って括りでいいのでは?】
【現役17歳女子高生ロリだからな】
【やっぱみたまちゃんの属性が濃いって言うか強い】
「これも熱いうちに食べて! ちょっとやることがあるので」
「何かやることがあるのですか?」
「うん。夜のパーティー用のものを。材料もお姉ちゃんに持って来てもらってるしね」
「何を作るんで?」
「豚骨ラーメン」
「本当にやる気だったのか……」
「豚骨らぁめんですか。少々気になっておりました故、とても楽しみです」
「えへへ、頑張って作るので、お楽しみに! と言っても、まずはスープを作るだけだしね。下処理はお姉ちゃんにやってもらったし」
「あれ、ひかりさんって料理できねぇんじゃねぇんですか?」
「下処理程度ならできるし……みたまちゃんの頼みに対し、出来ない! とはこの私には口が裂けても言えないってもんよ☆ ちなみに、完璧に下処理は済んでるので、煮込むだけで問題ないよ! みたまちゃん!」
「ありがとう、お姉ちゃん! それじゃあ、ちょっとやっちゃうね」
なんて言いながら、僕は調理場の方へ。
【豚骨ラーメン本当に作ろうとしてたァ!】
【まあ、豚骨ラーメンを作る場所を提供するために、邪神がツリーハウスとログハウスを建てたわけだしな……いや、何度聞いてもわけわかんねぇ……】
【っていうか、やりすぎなんだよなぁ……】
【豚骨ラーメン作るのが強すぎる】
【さすがみたまちゃんだァ……】
「俺も思うが……VTuberが山の中でポトフを作ったり、ピザ窯で本格的なピザ作り始めたり、果てには豚骨ラーメン作り始めるのって……なんか、おかしくないか?」
「みたま様ですもの。みたま様がなすことは全て常識ですわ」
「その通りでございます」
「んまー、みたまちゃんもらいばーほーむってことじゃねぇですかね」
「みたまちゃんこそ至高! とりあえず、それが世の心理ィ! というか、世界はみたまちゃんのためにあるからねぇ☆」
「あ、ハイ。とりあえず、ピザ食べましょう」
「「「「いただきます!」」」」
【司くんちゃんwww】
【なんか邪神の扱い慣れてんなw】
【そりゃ慣れるだろうなぁ】
【付き合い長いんやろなぁ……】
【邪神と長い付き合いとか、何の拷問だよ】
【邪神と関わるのは罰ゲームみたいな風潮】
【ある意味罰ゲームやろ、ある意味な】
この回を書いている時に、コラボ配信は司視点で話書こー、って思っていたことを思い出しました。
普通にみたま視点になってた。それだったらもっと話楽に書けてたやん……。




