表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

603/606

#224 異常光景が広がるとある山の広場、建てる物がログハウスとツリーハウスだけとは言ってない

 三期生のみんなと遊園地に行った次の日。


「えーっと、荷物はお姉ちゃんに全部持って行ってもらったから、あとはお姉ちゃんの持ってる山に行くだけ……かな?」


 昨日は一日遊園地で遊び倒したけど、それはそれとして今日は四期生の人たちと一緒にコラボ配信をする日。

 疲れに関しては、昨日帰ってきてすぐにお風呂に入って、みまちゃんとみおちゃんの二人と一緒に寝たからぐっすりです。


 今日の予定は、コラボ配信をした後に、らいばーほーむのみんなとパーティー。

 みまちゃんとみおちゃんの二人に関しては、パーティーの時に参加することになってます。


 そう言えば、一応、念のため、お着換えは持ってきておいた方がいいよ、ってお姉ちゃんが言っていたので、僕だけじゃなくて、みまちゃんとみおちゃんの二人分のお着換えもあらかじめ持っていくことになっています。

 でも、お着換え必要な状況って……お泊りでもするのかな?


「それじゃあ、僕は先に行くから、二人は後で迎えに来るお姉ちゃんと一緒に、気を付けて来てね」

「うんっ!」

「……わかった、ですっ!」

「いいお返事です。それじゃあ、お母さん、二人のことをお願いします」

「もちろん、楽しんできてね~」

「うん!」


 みまちゃんとみおちゃんの二人は、午後はお友達と遊ぶとか。

 昨日は博物館に行ってたのに、元気だなぁ、なんて思いながらお家を出発。

 お姉ちゃんが持ってる山は、美月市内にあって、大きさとしては……どれくらいなんだろう? 少なくとも、人の出入りはほとんどないような山だったそうだけど。

 今はお姉ちゃんの私有地になってるから、なかなか入れないらしいんだけどね。


「椎菜、待ってたぞ」

「あ、柊君!」


 山に向かう道は、途中まで学園への通学路と同じなので、柊君と一緒に行くことになっています。


「今日は男なんだね?」

「なんでこう、女性メンバーしかいない状況は男になるんだろうなぁ……なんて思ったが、まあ、これが普通なんだがな」

「そうだね。えーっと、双葉お姉ちゃんたちは先に行ってるんだっけ?」

「あぁ。なんでも、『みたま様はわたくしたちのために手料理を振舞ってくださる……ならば、配信の準備は、わたくしたちがやらなければなりませんわ!』だとさ」

「そ、そうなんだ……でも、それならどうして柊君が?」

「俺は椎菜とは幼馴染だし親友だしな。あと、最近は行ってないが、昔は愛菜さんの修行で連れていかれていたから道を知ってるんだよ。なんで、道案内も兼ねてる」

「なるほど。でも、他の三人は大丈夫なの?」

「愛菜さんの運転する車で一緒に行ったから問題ない」

「そっか、それなら大丈夫だね」


 ちゃんと考えられてるようで安心です。

 まあ、お姉ちゃんが一緒になってやってくれてるんだし、大丈夫だとは思ってたけどね。

 生活能力は低いけど、それ以外は本当にお姉ちゃんはなんでもできるし。


「それじゃ、俺たちもさっさと行こう。ちなみに、何を作るんだ?」

「ふふふー、それは秘密! といっても、すぐにわかっちゃうかもだけど。ある程度の下準備はお家でして来てるからね」

「そうなのか?」

「うん。でも、本当に下準備だけだから」

「そうなのか。ま、なんにせよ楽しみだよ」

「うん! お楽しみに!」


 なんて、柊君とお話ししながら目的地に向かって歩いて、山の麓に到着。


「久しぶりに来たが……なんていうか、やっぱでかいな、この山」

「僕は見たことはあっても、来るのは初めてかも」

「まあ、よほどじゃない限りは来ることはないしな。早速入るか。準備してるそうだしな。……そして、なんか驚いたようなメッセージが来てもいる」

「驚くって……あの、山なんだよね? 普通の」

「そうは言うが、その山にあの人、一人でログハウスとツリーハウス作ってるからな? その時点で普通じゃないと思うんだが」

「……そうでした」


 片方があるだけでもすごいのに、両方あるんだもんね……。

 お姉ちゃん、よく一人で作れたなぁ、なんて思うけど……さすがに一人で作ったものだし、そんなに大きなものじゃない……よね?


「ともあれ、早く行こう」

「あ、うん」


 そうして、僕たちはお姉ちゃん所有の山に入ったんだけど……。


「なんていうか、その……すごく歩きやすいね?」

「……なんで普通に道が舗装されてるんだ」


 道が見事に舗装されていました。

 コンクリートで。


「なんでって……もしかして、柊君が最後に行った時にはなかったの? これ」

「あるわけないだろう……だってこの山、あの人が修行というかトレーニングをするために使った場所だぞ……? 椎菜が出入りするならともかく、自分自身か、俺が入るならまだしも…………あぁ、なるほど……あの人さては、椎菜が山に来るから舗装したな……」

「さ、さすがのお姉ちゃんも、僕のためにそこまではしない……と思う…………よ?」

「椎菜、断言できてないぞ」

「……最近のお姉ちゃん、本当にやりそうって思っちゃって」

「正しいぞ、その考えは。あの人はマジでやるからな……」


 できれば、そうじゃないと思いたいんだけどね……。


「まあ、歩きやすいからいいんだがな。……しかし、道ですらこの有様ってことは、なにか、とんでもないものが出来上がってそうだな……ツリーハウスとログハウス」

「……だと、いいね。いろんな意味で」

「……あぁ」


 お互いに願望を言い合いつつ、舗装された道を歩く。


「それにしても……道は丁寧に舗装されてるけど、他はそうでもないね?」

「ま、本当に道だけなんだろう。むやみやたらに環境破壊をする気はないだろうし、何よりやりまくったら山がはげるし、災害の時とか大変そうだし」

「それもそっか」

「ついでに言えばこの山、普通に山菜が採れるらしいぞ」

「そうなの!?」

「あぁ。今は冬だし、あんまり採れる種類はないそうだが、春~秋にかけて、いろんなのが採れるらしい」

「へぇ~~! それなら、お姉ちゃんにお願いして、採らせてもらおうかな?」

「お願いしなくても、普通に無許可で採っていいとか言うんじゃないか? ちなみに俺たちが入った向こう側には竹もあるらしいぞ」

「それならタケノコ採れそう」

「間違いなくな」


 なんていうか、食材の宝庫だなぁ……。

 今度絶対に採って来て、天麩羅とか食べたいな。


「あとは綺麗な川もあったが……思えばこの山、割と何でもありだな……あの人、なんかいろんな場所を改造してそうだ」

「そうだね。個人的には、楽しみになって来たよ」

「……俺も楽しみではあるが、半分だな。もう半分は絶対とんでもないことになっているだろうという恐怖」


 そう言う柊君の表情はすごく遠い目をしていました。

 お姉ちゃん、だもんね……。



 それから歩くこと5分ほど。

 山頂ではないけど、開けた場所に到着。


 柊君が言うには、そこがお姉ちゃんがメインで使ってる場所……だったらしいんだけど…………


「「…………えぇぇぇ……?」」


 そこに広がっていた光景を見て、僕と柊君は揃って困惑した声を零しました。

 なんていうか、その……うん、なんて言えばいいのかなぁ……。


「柊君、えっと……ここって、何もなかった、んだよね?」

「……あぁ。俺が知ってる限りじゃ、愛菜さんが砕いた岩の破片とか、蹴り倒した木とか、やたら太いしデカい木とか、それくらいだったはずなんだが…………」

「じゃあ……あそこに見えるものって……なぁに?」

「…………木の上できた家……じゃなくて、土地と家、じゃないか?」

「…………それじゃあ、その近くにある、あのログハウス……に見えない建物は……?」

「…………ログハウスの皮を被った豪邸……じゃないか?」

「…………それじゃあ、その周囲にあるものは……?」

「…………俺の目がおかしくなければ、畑、田んぼ、果ては水車……じゃないか? あと、ピザ窯あるし、よく見ればキャンプ場にあるような調理場もあるな……」

「…………いやいやいやいやいやいや!? え、ここ、え!? 山じゃないの!? あれぇ!? ぼ、僕、ツリーハウスとログハウスしか聞いてないよ!? 何あのツリーハウス!? 何あのログハウス!? ログハウスというより……もうあれペンションだよね!?」


 僕たちの前に広がっていたのは、予想していた小さなツリーハウスでも、ちょっとしたログハウスなんかじゃありませんでした。


 それどころか、大きな木を中心に、その周囲をぐるっと囲うように木でできた床や階段があったり、かと思えばちゃんとした家のような物が数カ所にある、なのにバランスがすごく安定しているように見えるツリーハウス。


 イメージでは、キャンプ場にあるような、木造の家のようなログハウスだったのに、目の前にあるの横にも縦にも大きいお家……どころか、柊君が言うような豪邸。むしろ、ペンションが近いような気さえする、大きな木造のお家。


 その周囲には何かの畑と田んぼがあるし、なぜか川があって、そこには水車もあるし……いや、本当に何をどうしたらこうなるの!? え!?


「……俺の記憶が正しければ、この場所には川なんてなかったはずなんだが……」

「なかったの!? え、じゃああの川は何!?」

「…………造った、んじゃないか……? あの人……。一応、少しだけ離れた所に、川はあったしな……」

「え、えぇぇぇ……」


 お姉ちゃん、本当に何をしたの……?


「おっ! 来たね椎菜ちゃん! それと柊君も! ようこそ、私が作りしツリーハウスとログハウスへ!」


 僕たちがあまりの光景に困惑していると、鍬を肩に担いだお姉ちゃんがやってくるなり、にこにこ笑顔でお出迎えしてくれました。


「お、お姉ちゃん! ここ何!? お姉ちゃん、ツリーハウスとログハウスしか作るんじゃなかったの!? あ、いや、ピザ窯は作ってあるのは昨日聞いたけど!」

「あ、これ? いやー、ほら、私ってば椎菜ちゃんラブじゃん? だからまぁ、ログハウスとツリーハウスを作ることになった日……ではなく、私が修行をし始め、柊君が卒業した後、まあ、将来的に会った方がええやろ、って言う理由で、川を作って、畑作って、田んぼ作って、自給自足できるようにしたんだよね。あ、ちなみに一部の作物は収穫できるよ。具体的には、小松菜、ほうれん草、カブ、大根だね。他にも色々植えてるけど、まあ、そっちはまだなんで! ごめんねェ!」

「あ、そ、そう、なんだ……うん、そっか…………そっかぁ……」


 僕は何を言えばいいんだろうなぁ……。


「っと、そんなことより、椎菜ちゃん、配信準備はもうとっくに終わってるから、いつでも行けるよ! 配信場所に関しては、ほらあそこ、丁度いい感じの広場があるでしょ? あそこでやる感じで! 調理場も近いしね!」

「うん、ありがとう、お姉ちゃん……」


 いつも通りに話しかけて来るお姉ちゃんに、僕はどこか生返事というか、うん、なんとも言えない笑顔と表情でお礼を言いました。



 その後、四期生の三人と合流したんだけど……三人もあまりにも現実離れしていた光景に、驚き疲れちゃったみたいで、既にお疲れ気味でした。

 ……まあ、もうやっちゃったものはしょうがないからね……うん、何はともあれ、配信だよね。

 一旦、目の前で起きてたことは忘れて、配信、頑張るぞー!


 ……ちなみに、お姉ちゃんが鍬を持っていたのは、畑の拡張をしようとしていたからでした。

 まあ、ツリーハウスとログハウスしか作らないとは言ってなかったからね。

 気が付けば、なんか自給自足可能な場所が出来上がっていました。奴は何をしているんだ。

 尚、建築に関しては椎菜のために覚えました。畑に関しても似たような理由。

 ただあいつ、たまに山籠もりするので、自給自足をするために始めてます。

 何してんだ。いやほんとに……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
なに開拓しとんねんw
最近ぽこポケにはまってるせいか、この姉ならできそうな気がしてきた
ログハウスとツリーハウス・・・1つずつかと思えば、普通にキャンプ場として経営できる規模って・・・どんだけぇ~~~!!てか、人為的に川も作って水車も設置済みって事はだよ?将来的には・・・いや、既に水車の…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ