表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめに  作者: 師走
90/629

90

震えていた

誰かの来訪もいとわずに

布団を頭からかぶって

電気の消えた一室で

寒かったのではない

当然暑いわけもなかった

ただ震えているだけだった

それが楽しみだったのかもしれない

私は怯えるのが好きだ

何にもないところをつまらなく思い

あたかも前方にとてつもなく大きな

敵でもいるかのように

瞳孔を開いて見せている

それが最もいじらしい所業だとは

とっくの昔に勘づいているのだが

夜も昼も、朝さえ分からぬ

そこで固まっていた私は

背筋を丸めて

ヘンテコな石像のように

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ