表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
報酬は世界の半分  作者: 麦ちよこ
中山の本気編(改稿前)
33/46

27.釣り餌

 作戦第一段階は、鬼人の発生です。ただよくわからないのに人の子に鬼が生まれます。世界中で新人種、鬼人の肉体に人の魂が入っていきます。人口が一定になるまで生産を繰り返さなければなりません。ただいま、第一号の魂を日ノ本に投入しました。この魂は恐らくすぐに冥界に舞い戻ってくるでしょう。鬼というものは私にこそ相応しい気がします。ただ奇形であると殺されるためだけに魂を送るのですから。



「中山君、感傷かい?」



 魂を世界へ落とすこの境界には作戦に関わる魂管理に関する色々な部長さんが立ち会っています。私に声をかけたのは科学のために戦争を起こせといったマフィー部長です。



「マフィーさん。我々は一体何者なんでしょうね。そして神ってなんなのでしょう。たまに自分が残酷すぎて傲慢で世界から忘れ去られる神の気持ちになるんですよ」


「神をやっている君自身が一番わかっているだろうさ。そして私もこの責務についたときには悔やんだよ。何故魂に経験させるカルマがいいものだけではないのかとね。でも歪に育てるわけにはいかないのだよ。どの魂も平等に幸不幸、善悪、全て経験させなければならない。この作戦がなくともあの魂は不幸が足りない。どの道、君が作戦を作らなくとも親に殺される人生を一度は経験しなければ帳尻が合わないのだ。役目があるだけ意味がある。そしてすぐに輪廻に戻りまた別のノルマの為に生まれるのだよ」



 肩にぽんと手を乗せたマフィーさんは先に仕事に戻っていく。まだまだ鬼を生み出さなければならないからだ。私も仕事に戻らなければ、次の作戦の準備をしよう。




『報告:現地で噂話ではありますが鬼を神の子が確認したとのこと。以下、噂話内容。

 日ノ本には鬼が生まれた。最初のうちは秘密裏に殺されていたが、徐々に隠すことが出来ないほどに鬼が生まれる。そして隠れて生きる鬼が増え、それも隠れていられない程増え続けた。鬼だけが住む鬼里が人々の生活圏に進入しはじめる。

 データ管理部元部長、現在神の子といわれる者はそれに対し、「妖怪だ。妖怪が増えてきている。戦わねば人は殺され奪われ続ける」といい、日ノ本は鬼里を攻める為に武器を蓄え始めた。

以上です。


命令:シナリオパート1開始します。各員詳細を再確認後直ちに作戦を開始してください』


今回はつなぎのつなぎでテラ短いです。

中山君しばらくログアウト。

中山君がシナリオを書きましたが、世界自体には降り立っていないのでそちらの話はしばらく別の人の視点でおおくりしようと思います。

中山君は作戦始動を見届けてしばらく本部で指揮をとってもらっておきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ