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永遠の愛

 泣かないで、という私の言葉にあなたは耳を貸すことはしないだろう。

 あなたとの別れは寂しいもの。けれど、私は信じている。

 新しい別の世界で私とあなたは再会を果たすのだろう。

 そして、またこの世界で私はあなたに永遠の愛を誓い捧げたように、次の世界でも、また同じように愛を誓い捧げるのだろう。

 今は悲しみの涙を流す時なのかもしれない。けれども信じて欲しい。

 次の世界で、私とあなたが流す涙は、再会の喜びによる嬉し涙であると言うことを。

 どんなに離れていたとしても、私は絶対にあなたを探し出す。見つけてみせる。

 運命の赤い糸があるとするならば、私とあなたとの糸は結ばれているのだろう。

 その糸を手繰り寄せて、結ばれているであろうあなたの指へと辿り着いてみせる。

 だから、心配しないでほしい。思い悩まないでほしい。

 どんなに時がかかるとしても、私は絶対にあなたに会いに行く。このことを信じて待っていてほしい。

 今は悲しみの別れの時だとしても、次に会う時は、喜びによる再会の時にするのだからーー。


 ーーそう言って、彼は彼女を遺して先に息を引き取りました。そして、彼女も彼の後を追うかのようにして息を引き取りました。

 彼と彼女が次の世界で再会できたかどうか。それは誰にも分からないでしょう。

 しかし、信じればきっと、彼が言い遺した運命の赤い糸を手繰り寄せて、再会を果たすのでしょう。

 それは次なる世界での楽しみの一つとして、私とあなたの観る喜劇なのですからーー

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