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やわらかな光

 彼女の朝は窓から入るやわらかな光が射し込み始めてから始まる。

時計を見て、身支度をし出勤する。休みの日はいつもより長く寝ている。

そんな日常がこれからも続く。そのはずだった。

 病魔の蔦が彼女を蝕んでいた。気づかずに。しかし、確かに。

 異変が生じ、病院で診察された。その結果、精神の病であるうつ病であることが分かった。

 いつもの日常の急変。それでも日差しはやわらかな光を放っている。

 今の彼女の日常は薬を飲むことから始まる。やわらかな光が射し込むなかで。

 彼女の日常が変わったとしても、日常の日差しは変わらない。ただ、やわらかな光のまま。

 人は変わりゆくもの。自然は変わらないもの。ただ、それだけなのだからーー。

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