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脳裏

 忘れたい。なのに、脳裏にこびり付いて、剥がれない。

 かつての場所で言われてきた陰口。言われのないもの。

 ふとした瞬間に思い出す。思い出される。トリガーは忌まわしくも不明と来ている。

 しかも、言ってきた本人たちはそのことを忘れている。嫉妬に狂いそうになる。

 忘れられるなら忘れたいのに。それができないのに。できる者はできに者のことを知ろうとしない。欠落した盲人の配慮は慰めにもならない。

 嗚呼、だがしかし、私は知っている。彼らの末路を。

 彼らの望んでいた未来は、私がいること前提で構築されていた。

 だが、私は彼らの元から去っていった。前提が崩壊したのだ。私の不在が彼らの望んでいた未来を狂わせた。

 私は聞いた。私の不在がもたらした影響と連なる者たちを。

 私は見た。連なる者たちの集まりに参加することで。

 私の不在影響はデータとして遺されている。調べた者は認めざるを得ない状況に置かれた。

 彼らの望みは叶うのか。それは、私は知らないし、どうでもいい。

 ただ、今の私に分かるのは、彼らは転職することはできない。冷めゆくぬるま湯に浸り続けるしかできなくなったと言うことだけ。

 忘れたいのに忘れられない。そうさせた者たちを遠くから嘲笑うだけだーー。

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